NHKBS2『私の一冊 日本の100冊』最終回は、吉永小百合さんによる私の一冊で、筒井茅乃著「娘よ、ここが長崎です」でした。
著者の筒井茅乃さんは、当時長崎医科大学永井隆博士のお嬢さんでした。
4歳の時、原爆で母親を失い、9歳で原爆症の父を失いました。大人になり自分も母親となった茅乃さんは、長崎の“あの日”のことをつらくて娘に語ることが出来ません。しかし、娘が中学生となった時、長崎に行き、ともに被爆者の遺品を見ることを決意します。“わたしは悲しみが込み上げてきてよく見ることができませんでした。しかし、娘は、ただじっと見ていました。”忘れてしまいたい記憶。しかし、その辛さを乗り越えしっかりと次世代(娘)に伝えていく勇気。
吉永小百合さんが、最も大切だと感じていたことが、この本の文章に凝縮されていたのだそうです。朗読を通じ、戦争の悲惨さを語り継ぐことをライフワークとされている吉永さんに新たな力を与えてくれた作品だそうです。
長崎は、2年まえ我が家の娘も学生時代暮らしたことがあり、原爆投下の近く「浦上」にマンションを借りていました。
今では異国情緒漂うモダンな街というイメージですが、やはり拭い去ることのできない深い悲しみをたたえた街でもありました。
自ら語り部となり戦争の悲惨さを伝えていらっしゃる吉永小百合さん。本当に素晴らしいです。
著者の筒井茅乃さんは、当時長崎医科大学永井隆博士のお嬢さんでした。
4歳の時、原爆で母親を失い、9歳で原爆症の父を失いました。大人になり自分も母親となった茅乃さんは、長崎の“あの日”のことをつらくて娘に語ることが出来ません。しかし、娘が中学生となった時、長崎に行き、ともに被爆者の遺品を見ることを決意します。“わたしは悲しみが込み上げてきてよく見ることができませんでした。しかし、娘は、ただじっと見ていました。”忘れてしまいたい記憶。しかし、その辛さを乗り越えしっかりと次世代(娘)に伝えていく勇気。
吉永小百合さんが、最も大切だと感じていたことが、この本の文章に凝縮されていたのだそうです。朗読を通じ、戦争の悲惨さを語り継ぐことをライフワークとされている吉永さんに新たな力を与えてくれた作品だそうです。
長崎は、2年まえ我が家の娘も学生時代暮らしたことがあり、原爆投下の近く「浦上」にマンションを借りていました。
今では異国情緒漂うモダンな街というイメージですが、やはり拭い去ることのできない深い悲しみをたたえた街でもありました。
自ら語り部となり戦争の悲惨さを伝えていらっしゃる吉永小百合さん。本当に素晴らしいです。