ボクの個人的なオートバイの好みは、その「優柔不断」な性格から、その時々でコロコロ変わる傾向がある（笑）のですが、1つだけ一貫していつも思ってる
のが、単気筒エンジンを搭載したモデルだったりします。まぁ、なぜか…不思議と、どこかいつも気にしてる部分があって「多分、自分は単気筒のバイクが好き
なんだなぁ」って振り返り思ったりします（笑）。で、そんな中でも一番に気になるのは、やはり名車でもある、ヤマハ「SR400/500」だったりするのですが、
車検がある事をつい考えてしまい、貧乏癖があるボクの場合「ならば250ccの単気筒だ！」って次にいつも考え、それ仕様のオートバイを探したり見ちゃう時
があるんですよね（笑）。もちろん現実に購入するから見てるって事ではないのですが「もし所有したらどうしたいか？」なんて妄想するのが好きな感じです（笑）。
で、調べれば国産だけで見ても多くのモデルがあるのですが、単に単気筒エンジンを搭載してるってだけなら、更にそれぞれ方向性の違う車両があったりします。
そんな中でも個人的に気になるのは、ちょっと古いモデルですが、1つにスポーツ思考の高い、スズキ「グース250」だったり、かつてあの「SR」の対抗馬でも
あった、ホンダ「GBクラブマン」だったり、今日ご紹介したい、このカワサキ「エストレイア/RS/カスタム」だったりします。この「エストレイア/RS/カスタム」
の登場は1992年からで、最終モデルが2017年まで。かなり長期間に渡って売られていたのですが、その間、大きなモデルチェンジは行われておらず、初期からの
雰囲気を大切にしつつ、一部変更で派生モデルなどを追加しながら売られていました。登場した要因は、いわゆる「ネオクラッシック」と言うジャンルの構築から
で、その1台として登場します。そもそも、これってカワサキが起こしたムーブメントで、ご存じの方も多いと思いますが、あの「ゼファー」シリーズが発端となって
起こったブームでした。そのカワサキが次に提案したのがこの「エストレイア/RS/カスタム」だったのですが、コンセプトはかつての「W1」だったりしてました。
この頃はまだ新しい「W」シリーズが登場する前だったので「エストレイア/RS/カスタム」の登場はかなり新鮮なものがあり、また400ccではなく250ccモデルと
して登場させた事で、多くにユーザーに乗られることになって行きます。で、搭載されてるエンジンは空冷式の4スト単気筒SOHC2バルブで、正式な排気量が249cc、
最高出力は18psで、最大トルクが1.8kg、また車重は161kgで、フレームはスチール製のセミダブルクレードル式、トランスミッションは5速MTで、ガソリンタンク
容量が満タンで13リットル、市街地での平均燃費が大体30kmから35kmとなってて、2007年式以降は機械式キャブから、フューエルインジェクション（FI）へと
変更されています。結果的には2017年をもって廃盤となっていますが、決して人気低迷が原因ではなく、新しい排気ガス規制が原因です。もう既に空冷式のエンジン
で排ガス規制をクリアする事が、かなり困難になったと言う訳です。また「エストレイア/RS/カスタム」の場合、性能面では取り立てて普通って感じなのですが、
人気の秘密はやはりスタイルにあると考えられます。もちろんシンプルな作りですからカスタムする事も簡単で、ボバーやカフェレーサーなどにスタイルを変更する
ケースが多い感じです。現在の中古市場でも「一番検索されてる車両」で、安いもので大体15万円あたりから、高いもので100万円あたりまで幅広い価格帯となって
います。これは年式による部分と、カスタムされてる車両、もしくは逆に完全ノーマルであるものが高額化してる感じとなっています。先ほども書きましたが「一番
検索されてる」って事は、それだけ気にしてるユーザーが多くいるって事ですよね。まさに現在でも人気を保ってると言える車両ですが、驚くほど高額化してる訳では
ないので、こう言ったレトロ風のオートバイが好きな人なら十分に楽しめる1台じゃないかってボクは思います。さて。今日はそんな「エストレイア/RS/カスタム」を
ご紹介しましたが、いかがだったでしょう！（笑）
