一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

快適な住宅の創り方(4)

2020年03月03日 13時03分51秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲キッチンの並びに、少し隠れた
長いカウンターと壁面収納
手前には納戸もあります。

2020年2月25日のブログ記事一覧-一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」(3)の続きです。

自分が求めている「快適な住宅」について、
一度考えてください。

かなり漠然としていて、優先順位がハッキリしていないことも多いです。
いろいろな切り口がありますので、例をあげてみます。

通常、絶対大切な要素に「予算」があります。
中には、「気に入ればいくらでも」という人もいらっしゃいますが例外です。

予算を業者に伝えないといけませんが、総予算と伝えたとしても
それがどこまで含んでの総予算かということです。

工務店は、「自分たちが請求する金額の合計」と理解するかもしれません。
引っ越しの費用や仮住まい、置き家具や家電品は必要でしょうか?

カーテンや照明器具、エアコンはあなたは当然含んでいると思っていても
業者は違うかもしれません。

中には、オプションやグレードアップ分も当然別途だと考えている場合があります。
あなたは、全て入っていると信じて予算を立てていた。
業者は注文を取るために、「見積もり掲載以外は別途」と書いて
他に必要な項目を記載していない場合もあります。

設計が全て終わってからの正式見積もりで、ビックリ!
何とかして止むを得ず手当てしても
完成時にさらに追加が出て、出費も他に必要だとわかって

「騙された!」という気分になるかもしれません。
それでも、納得できる住宅が完成したならまだ良いですが…

予算ひとつにとっても、初めて家を建てたり購入する方には
わかっていないないことが多いはずです。

「快適な住宅を創る」には、そういうことも抑えないといけません。

わからなかれば、業者に徹底的に質問して、教えてもらって
書面でももらっておくことが必要ですね。

次に「構造」です。
「構造」で具体的に浮かぶのは対地震ですね。

地震に強いのは、当たり前なので
「最低限、建築基準法を満たしていて欠陥住宅でなければ構わない」
という人は、「耐震性 最低限」とメモしておけば良いでしょう。

そういう人は、欠陥住宅さえ手に入れなければ良いので
どこに頼むか選択肢を考える場合、あまり考慮に入れなくて良いです。

そうではなくて、「耐震性は通常レベルでは嫌だ。こだわるので絶対強く」
という人は、どの程度かです。

どの業者に聞いても
「絶対、大丈夫です」
「うちは自信があります」
「ハウスメーカートップの〇〇ですよ。大丈夫に決まってるでしょ」

「耐震性、自慢できるくらい強い」とか
知識のある人なら「耐震等級3以上」とか
「長期優良住宅以上」だとわかりやすいですね。

わからないけどこだわりたい人は
「耐震等級3以上」とメモをして希望を伝えてください。

まだ先になりますが、
こだわった項目ごとの業者の探し方と見分け方、
依頼の仕方もお教えします。
他では絶対に教えてくれないことです。

なぜなら、業者側は、もし知っていたとしても
自分の首を絞めることになりますし
(多分、あまり知らない)
住宅評論家や学者も知らないことだからです。

あなたにとっての快適な住宅の条件、
予算、構造、断熱性、耐久性、デザイン、色、素材、健康面、機能性、
お手入れ、間取り、動線、使いやすさ、といった切り口でも良いですし

「光と風が通る家」
「暖かくて涼しい」
といったイメージでも良いのです。
せっかく創るなら、あなたの希望を項目もイメージも満たす
方が良いですね。

「満たす?」
「う~ん、ミタス」 ですね。(^^)v

この項目の解説、まだまだ続きます。

……………………………………………………………………………
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

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