一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅や住宅設計の前に「住宅の考え方が180度変わる」ブログ。プライベートな内容も多いですが…。

安藤忠雄先生講演会

2017年11月19日 17時36分52秒 | 建築家の日記
▲ 今回の講演会のチラシです


2017年11月17日に安藤忠雄先生の講演会を拝聴させていただきました。

「夢かけて走る」というテーマでしたが、

安藤先生の講演会でいつも思うことは、
「驚くべき、そのバイタリティ」です。

いつも講演の内容も話も非常に面白いです。
なぜ面白いかというと、その安藤先生のバイタリティ溢れる
人生を知ることになるからです。

私が拝聴したのは3度目ですが、建築の技術的な話というより
話の内容は、いつもこれでもかという生き様の話なのです。

講演前と講演後には、ロビーで書籍にサインをなさっています。
今回もその姿勢に頭が下がります。
私は過去に2回、丁寧にサインをしていただきました。

一度に何万冊とサインして準備されたこともあったようです。

人気の講演会なので、なかなか席が取れず、聞けないのですが
建築を知らない一般の人が聞いても間違いなく面白いですし、刺激を受けます。

今回は、メーカー担当者の計らいでスタッフも拝聴できました。
感謝申し上げます。

国立新美術館でも安藤忠雄展を展示会中で、
それも有名な「光の教会」の実物大を建造しての
展示会です。これも見学を楽しみにしています。


 

▲本棚にある、安藤先生関連の書籍を取り出してみました。
他にも何冊かあります。

「光の教会」の1冊は、ご本人著作ではありませんが
出来上がるまでのノンフィクション小説になっていて
建築の知識が少しあった方がわかりやすいですが、面白い本です。



▲▼これら2冊にサインをいただいていました。



▲展示会のチラシです

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青葉区民祭

2017年11月03日 10時49分21秒 | その他
▲いくつもの場所にたくさん店が並びます


本日、2017年11月3日は、横浜市の青葉区民祭です。

天気も回復し、現在こちらは快晴です。

区民祭は、今の時間、既に始まっていて、午後からはにぎわいますが、
私は、早朝の準備だけ手伝って、仕事があるので戻ってきました。

横浜市建築士事務所協会で参加しているからです。

お子さんが喜ばれるので、子供を連れた家族での参加が多いです。
食べたり飲んだりも安いですし、お子様向けの遊びも多いです。

一日いると、混雑していても青葉区のお客様と会ったりします。

車は、停める場所はないので、駅からは徒歩、

私は、事務所から片道30分を歩いて往復しました。
坂を上って降りては2回あります。

秋空の下、良い散歩になりました。


 

▲青葉区民祭のポスターです


▲会場の地図 いろんな場所に分かれています


▲▼会場の一部
テントの前は広そうですが、
昼にはたくさんの人でいっぱいになります。



▲ステージのある会場
椅子もあり、ここでいろんな催しがあります。

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耐力壁とホールダウン

2017年10月29日 12時08分57秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲金属部分が、基礎コンクリートと柱を
つなぐビス式のホールダウン金物です 


「家の四隅のうち3か所が、35KNのホールダウン金物がつく設計になっています。
これでも良いでしょうか?」という質問がきました。

耐力壁や筋交いの配置による構造的な設計のバランスが悪いといけない
引き抜き力が大き過ぎると、計算上はOKでも木造の柱が裂けることがあるので、
考慮した方が良い、と

このブログやホームページでお話ししているので、
ご心配されたのだと思います。

いくつかの要素、条件、状況などで変わりますが
ひとまずの結論として、

上記の内容だけの質問に回答しますと

「ビス留め式のホールダウン金物35KNが、柱に1つついているだけならば
通常は、問題ないと思います。」

ということで、まず安心してもらってから、もう少し補足します。

阪神大震災の教訓から、2000年にこの制度がスタートした当初は
ほんとうにひどい現場をいくつも見ました。
住宅専門誌にも依頼を受けて写真と一緒に投稿しましたが、反響が大きかったです。

筋交いをカットしてホールダウン金物を付けたり
背割りのある柱に、ボルト貫通式のホールダウン金物を1つの柱に2か所付けたり
ホールダウン金物が全くなかったり、

などなど、それでも中間検査なしで合格、中間検査があっても指摘無し
という状態のときがあった記憶があります。

本末転倒ですし、何のために行うのか全く意味がわかっていない、
という状況のときがありました。

今では、金物が改善され、工事業者も使い方がわかってきたので
そういうひどい使い方は、見なくなりました。

熊本大地震で、長期優良住宅として認定を受けている住宅が
被害を受けた理由のひとつに
このホールダウン金物の施工不良がありました。

長期優良住宅で設計上は、耐震等級2以上、
建築基準法の1.25倍以上になっていて良さそうに思っても
施工が悪ければ、意味がないということです。

良い住宅にするには、良い設計だけでなく工事をしっかり監理して
細かい部分も含めて、見えなくなる箇所は手直しさせることが
同じように重要だと

私が何十年も言い続けてきている理由です。

手直しが必要のない現場というのは、まずありません。

話をもとに戻すと、全体の壁の余裕度がギリギリの1.0を少し上回る程度だと
ホールダウン金物に掛かる引抜き力の負担は、まともに必要になります。

全体が1.25倍、1.5倍と余裕ができるにつれて、
他の壁がそれだけ負担してくれることになるので、

計算上、同じ引き抜き力のホールダウン金物が必要とされていても
実際の揺れの場合は、余裕が出てきます。

ミタス一級建築士事務所が1.5倍以上を満たすように設計しているのは
このためでもあります。

そして、もうひとつ重要なのは、

平面的なバランスは
偏心率を計算することで数値化が可能ですが、

上下階の地震時の力の伝わり方が、大変重要なのです。

2階建ての場合は、屋根から2階、2階から1階、1階から基礎、
基礎から地盤へと、どのように力を伝えていくかを考えないといけません。

特に2階から1階が重要で、偏心率と違って数値化できません。
チェックも規制もありません。

直下率という考え方がありますが、

重要なのは、耐力壁にどのように流していくかなので
単純に柱や壁がある直下率とは少し違ってきます。

最初の質問に戻りますと、

もし、私が改善するなら、全体の壁量を1.5倍以上にすることを前提にして

① 外壁ではなく、内部の壁に筋交いや耐力壁を多くすること。
② 外壁には、できれば筋交いより、耐力面材を使うこと。
③ 床を含めて上下階の力の流れを考えて耐力壁を配置すること。
④ 筋交いを使う場合は、平面と上下階の両方を考えて向きを決めること。
⑤ 引抜き力を分散できるように、可能ならば窓の位置や大きさなどを変えること。


これをコンピューターを入れたデーターで

壁倍率、偏心率、金物の引抜き力を
シュミレーションしながら、ベターな方法を考えるのです。

ミタス一級建築士事務所では、スタッフがデーターをインプットして考えた後、
必ず私が上記の方法を再度行って訂正しています。

この具体的な方法は、一般の方には、とても説明できません。

プランによっては、無理な場合もあるので、

① そのプランの範囲内で、できるだけ改善する
② プランを僅かに変更しても良いので改善する
③ 1.5倍以上で、他の要素もクリアするようにプランも改善する

方法がありますが、

心配な方は、ご自宅の資料をもってお近くの建築士事務所に相談に行かれて、
(知識があるだけでなく実践していて、コンピューターソフトを持っている建築士事務所であることが前提)

①なら①の前提で、耐力壁と金物の修正図面とその理由を書いてもらい、
依頼している工務店やハウスメーカーにお願いするしかないでしょう。



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明らかな間違いが、わからないのは…

2017年10月27日 18時17分57秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲15年前に有名な住宅雑誌で発表した写真のひとつ
なぜ間違っているかがわからなくて、
全国の工務店やハウスメーカーから
出版社にクレームがたくさん入りました。

今でも、間違っている現場は珍しくありません。 


2017年10月25日(火)の朝のテレビ番組の中で、

「日本の携帯が毎年550万台破棄され、
そこに入っている金の量が165トンもある。」
という文字表示と説明がありました。

東京オリンピックのメダルを廃棄された携帯から
金を回収して造るという話の中でした。

『えっ、そんなに入ってる?』と思って
暗算で計算してみると、やはり有り得ない数字でした。

『165トンではなく、165キロだったのかな?
金ではなく、金属だったのかな?』

私の見間違いか、聞き違いかなとタイムシフトで
再度確認してみると

やはり、そのようにコメントも表示もされていました。

その数字が本当なら、
「携帯1台に含まれている金が30グラム」となってしまいます。

現在、使われている携帯の数を考えると、世界中の金を
携帯だけに使っても間に合わないということになってしまいます。


どうでもいいことなのですが、
こんなコメントをわざわざするのは、建築の世界でも

「これは、明らかに間違っている!」と
大切な構造で思うことがときどきあるからです。

建築確認申請で、構造の大切な筋交い計算書を
添付していた時代がありました。

現状の不具合が多くて、ご心配になった家の調査依頼を受けた時のことです。

建築確認申請を見せてくださいとお願いしたら、

図面に書かれた筋交いの少なさに、「これは有り得ない」と感じました。

計算書を調べると、筋交いの量を表す数字のゼロを1つ多くしていたのです。
ひとけた多いのです。
単位の間違いか、勘違いでしょう。

その計算で、確認申請はOKとなっていたのです。

計算する前に、筋交いを配置した時点で、
足りるわけがないと感じて当たり前の量しかなかったのです。


実はごく最近、先月の話ですが、
依頼された耐震診断で、確認申請を出してもらったら
同じようなことがあったのです。

これは、新耐震といわれる1980年以降の建物なので
耐震診断の自治体の援助はなく、自費で直接、
ミタス一級建築士事務所に依頼されたものです。

これも計算間違いというより、そもそも地震力や風圧に対して
建築物がどのようになっていなければならないか、

さらにその計算方法を知らないのでは?

という根本的で基本的な理屈をわかっていないとしか
思えない間違いでした。


理屈や理論がわかっていれば、途中の数字を
ひとめ見ただけでおかしいと思う間違いなのです。

建築確認申請書でチェックされ、それでOKが出てしまったのも残念ですが、
結論の数字だけを見ると、見落としてしまうのでしょう。

現在は、コンピューターを使っての計算が多く
理屈がわかっていなくてもインプットが間違っていても
答えがでてきます。

逆にいえば、なおさら理論がわかっていないと
インプットでの間違いを含めて

とんでもない間違いを起こしていても、
全く気付かないということになります。

ミタス一級建築士事務所では、
スタッフがコンピューターを使っていますが、

構造に関しては、全て最終確認を私が行うようにして
よりよくするために、毎回、必ず修正を行って完了しています。

重要なことに関しては、根拠や理由、理論を知っておかないと
明らかにおかしい、ということでも疑問に思わないということが
怖く感じます。

住宅の欠陥は、設計者、工務店、現場監督、職人も
気付いていない、または正しい方法や、なぜそうしないといけないかを
知らないというケースが多いのです。


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無垢床材のワックス

2017年10月25日 12時52分32秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲お手入用に汚れ落としと保護のための
専用クリーナーが、グラノス、これです。そういえば、
ユーザーに差し上げようと私がまとめてたくさん購入して、
ストックを持ってたのを思い出しました。(^^)ゞ 


ミタス一級建築士事務所では、床材はいつも無垢材を標準として使用しています。

ユーザーの方から、お手入れについてよく質問されますので、簡単にアップしておきます。

無垢材でも、家具のようにウレタンなどの工場塗装してあるものは
合成ワックスを使うことになりますが、

天然塗料で染み込むタイプの無垢材の場合は、お手入れにも天然塗料の
床用ワックスを使ってください。

ホームセンターでも各種売っていますしネットの通販でも購入できます。

購入先例を、下記に載せておきます。

ミタス一級建築士事務所のホームページブログ



一般的に天然植物オイル系が多いです。

有名なブランドでは、

オスモ、リボス、アウロなどの外国製品です。

私も以前はオスモを指定指定したが
最近の塗料指定はリボスです。
理由は、オスモよりもリボスの方が塗りやすいからです。

ワックスを塗るのは、

陽当りの良い床材は、ワックスが蒸発して
無垢の木がカサカサになってくることがあります。

ひどくなるとひび割れもあります。

新築時には、一度塗ってあるとはじいてしまうので
ご自身で塗ってもあまり意味がありません。

少なくとも半年間は放置した方が良いです。

ご自身でもう一度塗ると、以前のワックスも奥に残っているので
陽当りの具合によりますが、かなり長くもつはずです。

ワックスが効いていると、汚れも付きにくく
水をこぼしても弾いてくれます。

まあ、無垢材の良さのひとつに、汚れが
あまり気にならない、というのがありますね。

 

▲リボス の例 色は、クリアだけでなく、いろいろあります。


▲オスモ の例


▲アウロ の例

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