313号室

いつか晴れた日に♪

聴く舞台・観る音楽・知る旋律

2008-12-22 00:02:40 | 素晴らしき哉、ゲージツ
タモさんが言うところのミュージカル評には深く納得。
喰わず嫌いのてらいがあり、ミュージカルに自ら足を運ぶことが
少なかった私。
けれど今回は別。
舞台の愉しみを実践しているリミちゃんと一緒にシアタークリエへと
馳せ参じた次第。
お目当ては、ジャズ・ユニットフライドプライドのshihoちゃん

http://www.friedpride.com/profile.html

が出演するミュージカル『RENT』。
主演は、浮遊感のある存在感が大人気の実力派俳優・森山未來君。


http://www.tohostage.com/rent/

『No day but today 
未来もない過去もない 今日という日、
精一杯愛し、生きるだけ…』

本作のメッセージが、役者さん全員の全身からほとばしっていました。
我らがshihoちゃんも、レズビアンの弁護士役として(←字ズラだと?!?!)
異彩キラリ★☆★。
重要なキーパーソンを、相変わらずの存在感で演じきっていました。
未來君とタンゴを踊るシーンも心に響きました。

ドラマティックなストーリー展開と歌で魅せつけた怒涛の2時間半。
ラストは、オールスタンディング!
尋常じゃない体力と集中力、何よりも歌心を要すミュージカルという
エンターテインメントの醍醐味に、グワっとのみこまれたのでした。

『RENT』で実績を積んだshihoちゃんが、ホームに戻って爆発する09年
ライブが、今から待ち遠しくて仕方ありません♪


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素晴らしい音楽イベントを主催する(株)プランクトンさんからの
有り難いご招待で、ケルト音楽の大祭典『ケルティック・クリスマス』へ。



“静”なるスピリチュアルな世界観をイメージしていたら、イイ意味での
裏切りに会えました。
3組のアーティストによる絶妙なコラボレーションと躍動感溢れる軽快な
フィドル音楽に、会場の親密感はヒートアップ!

白眉はザ・ステップ・ダンサーズによる高速タップ。
http://www.plankton.co.jp/tread/pilatzke_chief.mov

私の前の席には、3歳くらいの可愛らしい女の子とそのママ。
この娘が、ライブ中ずっと興奮気味にハンドクラッピン(微笑)。
ハイライトでは、自らの意思で立ち上がりダンス。
本物のライブを見せることが、ベストな教育でありましょう…。

ココロの温度、確かに上がりました!


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「男性だったら、きっと恋に落ちてしまう」と確信。
何て可愛らしいのでしょうか、土岐麻子さんという歌姫は!!



ユニクロCM(How Beautiful)や日産TEANAのCM(Waltz fore debby)を
はじめ、ふんわりとさりげなくライフスタイルに入り込む土岐さんの
歌声。
MCでの“生声”も人懐っこくて、こんな女性がそばにいたら、モノトーンな
シーンも瞬時にパステルトーンに変わるハズ。

今回のステージで歌姫をぐわしっと支えるのは、スカパラ茂木さん(ds)
と沖さん(p)。
田中さん(sax)とのかけあいもププププ…笑。

たくさんの笑顔と非日常。
漂う潮風がセンチメンタルな、モーション・ブルー・ヨコハマという
シチュエーションも良かったです。

09年、1月14日にリリースされる土岐さんの新譜『How Beautiful』に
想いを馳せずにいられません♪

そうだ、『おきな』、行こう。

2008-12-13 01:07:54 | 食神
そうだ、京都、行こう。

    否

そうだ、京都、行ってたんだ!

12月の京都は晴天。



なれど、寒波が押し寄せ零下を下回る極寒。
竹林は凛として静。



紅葉の赤絨毯は、冬の装いに染まりつつあり。




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さて、本題。
京都は嵯峨にある京料理屋『おきな』さん。



此処は、『れいの』さんの永田ご夫婦が、25年以上月1ペース(!)で通われて
いるお店。
お互いが「親族以上の関係」と認める関係性。
やっと行くことができましたました!
念願のデビューとあり、2泊3日の3食を『おきな』で楽しませて頂き
ました。

結果・大吉(凸)
食べることに夢中で、アングルは小吉(凹)。

芯から冷えた身体ですが、滋味深いお料理と、女将さんの心づくしに、
ほっこりはんなりと、暖をとれました。

九条葱とアゲもろみ粕煮とからすみ



ほっこほこのえび芋と穴子の炊いたん



ここは一つ、冷酒で。



アンティークラリックをはじめ、酒器も一興。
こぼさぬよう、の前に、落とさぬよう…。



せこ蟹に嘆息。



〆は濃厚な鯖寿司で。



2泊目の昼食にて。
白眉は、特製ちらし鮨。
裏の名を「痛風鮨」(笑)。



『おきな』さんを後にする晩御飯の〆は、れいのお姉さん一押しの
梅粥。
忘れがたき逸品!



カウンターでの会話もたいそう美味やし。
人と人が繋がる磁場やし。。

「もうちょっと、いはってもええやん?」
心中こだましはってん…。

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後ろ髪ひかれつつ、ホームの江戸リアルに戻ってきた次第。
濃厚な3日間、満たされました!

この場をお借りしまして。
『おきな』さん、ほんま、おおきにぃ。
そして連れて行って下さった永田ご夫婦に、心より感謝申し上げます。

ミファ男 拝











2人の妹へ愛をこめて

2008-12-06 02:00:08 | 記念日
母方の方に。
まだ逢ったことのない、2人の従姉妹がいることは知っていました。
2人が、大人の事情により、韓国料理屋を営むアジメ(叔母)の女手ひとつで成人したという事も。
年子で名を、“アビちゃん”“マミちゃん”ということも。

・・・・・・・・・・・・・・・・幾星霜・・・・・・・・・・・・・・・・・

アビちゃんマミちゃん。
よくぞ、探して来てくれましたっ。
セッティングしてくれたナルちゃん、本当に有難う。

寂しさとか心の痛みを知っているからなのでしょうか?
大人になったアビちゃんマミちゃんは、自分の道を歩み、情が厚く、
心根のあったかい素敵なレディーズになっていました。

従姉妹のPieceが揃った夜。




惜しい!のは、みんな共に30前後の中年であること…(笑)。
時間が、かかり過ぎました。

4人の共通点は、同じ「ハンメ(祖母)」の愛を受けたこと
それぞれの孫に強いインパクトを与える、唯一無二のハンメでした。
この写真を、孫一同、天国のハンメに捧げます。
*「ハンメ」と連呼していますが、これは「ばっちゃ」的方言。
昭和的、素朴な4姉妹だこと…(笑)。

ハラボジ(祖父)は、ロシアの血を引くクリスチャンであったことも、
この夜初めて知りましたが。
「そのロシアDNA、もっと強く、濃く欲しかった…。」という
想いも強く。

ハンメのルーツを辿りに、韓国「慶尚北道」を訪ねよう!
4姉妹の誓いをカムジャタンに託すも。



1人として流暢にハングル語を話せなイムニダ。
でも、食べ物の敬称は全て解読できるから、ノンプロイムニダ?!

心底あったまる、DNA的一夜。
食事後、新大久保のスーパーで韓国食材を買い漁り、終電めがけダッシュ
したのも良い思い出です。
4人揃って、足が速かったです(笑)。

改めましてナルちゃん、アビちゃん、マミちゃん。
親愛なる姉妹に、たくさんの幸が訪れますように。
再会に大・感謝!










手紙の効用

2008-12-03 18:51:34 | 全般

今朝、ポストを覗いたら、素敵なバラの封緘がほどこされた
お手紙が届いていました。
送り主は、先日取材をさせて頂いた、大崎智代子さん。

http://www.onnanoshigoto.net/iionna/tsukurikata/index.html

20代は美容ライターとして『高橋ミカの毒素排出マッサージ』や
『ZACC高橋和義の運命のヘアサロン』など10万部単位のベストセラー
を世に送り出し。

30代に入り、新たな表現として手紙の代筆+αのコンサルティング
『恋文屋.com』をスタート。

その後、心理カウンセラー及び心理療法士の資格を取得。
昨年には、南青山にカウンセリングサロンをオープン。
“止まらない生き方”をしている素敵な女性です。

いい“気”が流れる大崎さんのサロンで取材をさせて頂きましたが、
何て頭の回転が早い!
何て説得力!!
そしてユーモアと気配り。
魅力的な女性は、キラキラしています。
おおいに感化された時間でした。

大崎さんの心のこもったお手紙を胸に、私も日々精進しなくては。
つくづく、手紙っていいものです、ね。
(年賀状に着手していないクセに棚に上げる…)

かしこ。





蕎麦礼賛

2008-12-01 14:54:18 | 食神
蕎麦は、いい。
端正なのに野趣もある。
粘り強くてコシがある。
何処かに。
“蕎麦”のような、おどごはいねか~~~?!
ド・ドン・ドン、と、のろしを上げたのが功奏したのでしょうか?

今宵。
素敵な二人の殿がたによる、にわか蕎麦対決@我が家。

先陣は東泉庵。
秤やタイマー、木目の打ち台…etc。
明らかに、色んなものが足りないシチュエーションで、ありがたき
実演。

こねて



まとめて



伸ばして



切って




蕎麦の香りが立つ“打ちたて”を茹でてゆくのです。



ここまでの工程1時間半。
入魂!

白眉は特製のつけダレ。
ゴマとだし、みそをベースにしたタレの美味しさといったら!
大量の大根おろし、ねぎを入れて、生わさびをチョンと乗せた
蕎麦にからめて頂きます。



野趣溢れるダイナミックな男蕎麦。
く~~~。
コレはクセになります。

対して山口庵。
工程の画像が無いのは、店主が予め自宅で打ったものを持参して
くれたため。
こちらは、シルクのようにキメ細かいお粉で作った女性的な逸品。
上:東泉庵の煮切り蕎麦 下:山口庵の二八蕎麦

 

こちらは、基本のめんつゆでツルルッ。
喉ごし良くコシはしっかり。
東泉庵店主曰く「カドがたってる蕎麦、美味し!」。

甲乙つけがたい2種の蕎麦。
店主同士が互いに謙遜しあってる図は、微笑ましい光景でした。

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蕎麦といえば「アテ」。
カオリちゃんのパテ&お寿司をはじめ…。

 

みっちゃん、さやかちゃん、皆様。
最高!なお土産をアリガトウ。

 

2つの蕎麦を巡るこの夜宴。
蕎麦の如く細く、長く続き…。
暖簾を下げる頃には、朝刊が届き、始発に乗れる時間と
あいなりました。
東泉庵、山口庵、2名の店主へたくさんの感謝をこめまして。
乞、再食!