313号室

いつか晴れた日に♪

家記 (From 低層~To 高層)

2007-09-24 03:21:15 | 素晴らしき哉、ゲージツ
某日。
Yama-Cangの新作(個人住宅)の内覧会へ…。
Yama-Cangの奥方・カオリちゃん、ロコさん、A&Dご夫婦、我ら凹凸。

今回の新作は、施主様のユニークで確立された個性が、Yama-Cangの
力技で体言されていて、有意義!

都内に突如出現するホワイトBOX。
外観・内観の統一色は、生活態度に緊張感を要される『白』。
白に映える捕色は、そう、空の蒼!

 

緊張感と開放感を行きつ戻りつ…。


 

1Fと2Fを行きつ戻りつ、同じ収納扉を開閉する私(溜)。


&展開はドラマティックに。
B1の扉の先にあるあるピアノルーム。
“ジャジャジャジャ~~ン”



この部屋から生まれるメロディーは、きっと“ジャジャジャジャーン”
の轟音では無いハズ。
ノクターン調の名曲でありますように♪

ドラマティックなホワイトBOXから生まれる音楽、新しいライフスタイル
に期待大!!

PS:画像



Yama-Cangちゃんの、レクによる作品レビューは明快。他作品『軽井沢の家』を見させて頂いたのは、ちょうど1年前の今頃。来訪したいと思わせる吸引力の強い住宅だったなと…。Yama-Cangちゃん、カオリちゃん、毎回感謝!

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翌日。

縁あって、とある45階建ての高層マンション一室(39F)を見学。
39Fにたどり着くまでのエレベーターの中では、耳キ~~~ン。
ひっそり“耳抜き”2回。
いやはや…。
とてもとても!
(高さが)
とてもとても!!
(¥が)
と後ずさりするも、室内に入ったら、それはもう。
風の抜け感&眺望がとてもとても良好!!!
これまでの高所恐怖症は、中途半端だったのかもね?!
さすがに39Fまで登りつめると、チキンの肝が座る感じで。

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低層~高層。
一気に極論を見たのが功を奏す。
そんな両日也。

家訪問、続行の意!
























ゆく夏の想い出~神楽坂&歌舞伎~

2007-09-18 23:17:24 | 素晴らしき哉、ゲージツ


神楽坂でタコ、ウニ、イクラ!
ウッチーさん&グリさんご夫婦のお仲間が経営している
スペインバール『El Pulpo (エルプルポ )』。
タパスにピンチョスFOOD、何を食べても美味&リーズナボー!

誰と、どんなシチュエーションで?!というのが外食の醍醐味。
前述のウッチーさん&グリさんご夫婦を始め、ロコさん&カオリちゃん。
このメンバーと食事をしながら交わっていると、LITTLE TOKYOで働く日常の
アレやコレがも「結構、楽しいよね?!」と思えるから不思議。
行く夏だけじゃなく、秋の入り口や冬が来る前に…。
定期的に集いたい大切な人たち。(やや感傷的に)

&裏通りの猫が似合い、美食処がひしめく街・神楽坂。
一度は住んでみたいもの。
新月に託すお願い事に「神楽坂に住まう!」も加えようかしらん…。

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マリ嬢と歌舞伎デート。
私にとっては初歌舞伎。いそいそと歌舞伎座へ。
幕間に食べるお弁当を三越で選ぶのも、また楽し!

一幕の「阿古屋」では、御大・玉三郎氏が奏でる琴・三味線・胡弓の
音色に静かな感動押し寄せ、ジーン。

二幕、「いつの代も同じかと…」の男の浮気を題材にした「身替座禅」
に抱腹!海老蔵の父上の演技は、初心者の私には判り易い!

んが!
歌舞伎って、驚愕の長丁場なのね…。
16:30開演、21:00終演。
三幕の新歌舞伎の頃になると、私の集中力がプツリと切れ、散漫に。
ってか、尻が痛ォ~て、痛ォ~て。
飛び交う屋号は、グループ魂のソレに思えてくるし、
福助氏演じる源頼朝は、バカ殿にしか見えなくなってくる始末。
心底“かぶく”には、まだまだ修行が足りませぬ…。

鑑賞後、チケットを手配して下さったmisatoさんご夫婦と合流し、
魅惑のBarで、美酒を振舞って頂く(感謝御礼!!)。



前からマリ嬢に聞いていた噂に違わぬ好空間。
〆は、夏の終わりに是非飲みたいモヒートで乾杯!

『Bar橋』、素晴らしい!
と、日記の内容はやはり「花より団子」はたまた「食いしん坊万歳!」

追)この場を借りて、misatoさま。
そしてそしてマリ嬢♪
新しい世界を教えてくれて多謝!!










ゆく夏の想い出 ~住編~

2007-09-14 21:18:19 | 友情
建築士の父が建てた、ささやかなれど、郊外で、南向きで風通しの良い
一軒家で育った私としては、小さな頃からの妄想といえば
「いつか住みたい自分の家」のことばかり。
私にとってのスケッチブックとは、残業後、父が持ち帰る
図面の裏紙をホチキスでとめたもの。
インクの香りは今も鮮明に…。

結婚してじき2年。
夫=慎重 私=先走り の凹凸コンビ。
急かされる夫も不本意でしょうから、寝る前に頭の中で
間取りイメトレにとどまってるものの、“家熱”に浮かされるのは、
妥協の無い住みかを手に入れた友人や、諸先輩のお宅にお呼ばれされる時。

なかでもK宅は…。
家主ご夫婦のセンスが集結された理想的空間。
ホテルのようにクリーンな室内と、考え抜かれた間取りも快適そのもの。
さらにK宅の魅力は、大人も子供帰りできる「屋上」。
さえぎる建物が無いから、昼間は流れる空気を、夜は夜景をまったりと
楽しめるAGITO。

一番おとなしかったのは二人の主役Baby(ko-tun&riku君)。
賑やかだったのは、総勢10人の大人たち。
2007年夏の終わり@屋上。



Dj By 家主
Free Tempoの選曲が、切ない夏の終わりに◎




とっぷりと日も暮れて。
ビアを煽るマキ男さんのバックシャン
テーブルでは、総勢10名のオトナがあてどもない会話を満喫。
「幾つになっても…」友達はイ~ものだ!



こ~ゆ~時にピッタリなのはPizza。ピザーラでも、サルバトーレでも
なく、ドミノのプレーンが何気に美味。今更開眼!!

♪♪Kご夫妻、大・感謝!!呼ばれなくてもまた行かせて下さいっ♪♪

チャンネル争いや、起きるのが遅い!(私が…)とかレベルの低い争いで
なく、「キッチンど~する?カーテン選びは?収納&食洗機ねっ!」
生産性のある諍い、楽しい喧嘩がした~~~い!!
そう思いながら、今宵も「いつか…」の家をイメージしながらZZZZZ。













日々の『雑』が教えてくれること

2007-09-09 17:18:33 | 素晴らしき哉、ゲージツ
ゲージツの秋に先駆けて…。

美術館特集の取材で奔走中のYさんに同行し、昔から大好きな
原美術館(私称:ハラビ)へ。
常設展を巡り、今回の目的である併設のカフェ「ダール」の限定
メニュー「シャンパンイブニング」を味わう。
通常17時閉館の館内&カフェが、毎週水曜のみ20時まで開館。
18時からはハーフボトルのシャンパンに好みのカクテル1杯。
オードブルのプレートが付き二人~7350円也。
このオードブルプレートが、魚介、ラムチョップ、フォワグラに
テリーヌと実に有意義。



キャンドルの灯りの下、テラスで楽しむも良し、アート談義を
しながら店内で味わうも良し。
私的には、同性とのデートに利用したい感じかな♪

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YAMARUGAご夫婦と連れ立って、建築家・プロダクトデザイナー黒川雅之
先生が新たに創った会社「K」の発表会へ。
<自分がつくりたいものをつくるための会社>を基本姿勢に、
職人とのアライアンス契約によって、プロダクトを世界に配給する試み。
職人、出資者、アライアンス企業そして消費者全てを幸せにする内容かと。
黒川先生の判りやすいレクチャーからは「使えなくなっても持っていたいモノ
への愛」がビシバシと。
「雑貨という確立しにくい領域を広げる」というお話の下りでは、
「雑」という一文字から無限大に広がる可能性を学ぶ。
雑学・雑音・雑務・雑誌…
偉大なクリエイションは、こういった日々の「雑事」から創りだされる
という内容に共感した次第。

「K」から創りだされた素敵な「雑貨」たち。
詳細は、新設されたばかりのコチラから。
http://www.k-shop.net/intl/

私的には、ARUGAちゃんに、このお皿から生まれるテキスタイルFOODを
創って頂きたい&食したい!


FOODを引き立てるのは美酒。こんな素敵なグラスでたしなみたい!



女ですもの。美しいアクセサリーに心奪われます。



この久谷のお皿には新鮮な驚きが!
せ・繊細~~~!(画像で伝わりにくいのが残念)



レクチャーの後は、黒川先生を囲み、リラックスした雰囲気の
中、ワインの夕べ。
御年70歳とは思えない若々しさ、モノづくりへの情熱。
そんな先生のお話を聞くだけでも幸せな金曜日のひととき。

日々の「雑」を大切にするだけで、視界はぐっと広がってゆく!!




2007年夏(酷暑)の食神

2007-09-04 21:52:48 | 食神
残暑お見舞い申し上げます。
暴力的な暑さがぐんと退き、今夏を遡る気になれました。

◆食神@2007



いきなりナンですが、これは、一体、何でしょ~~~かっ?!
(クイズ★ショーバイショーバイ風)

正解は『鯛の鯛』
お魚の肩甲骨なんだそう。
とりわけ真鯛のソレはリアルにお魚のカタチ。
この立派な『鯛の鯛』は、房総・千倉の極楽鮨処「いいじま」さんで
出会ったモノ。
今回ご一緒したDiaちゃん曰く、縁起モノで、かの美空ひばりさんは
『鯛の鯛』のコレクターだったとか。
Diaちゃんは大事にお持ち帰り。
自然の造詣は、かくも神秘的で興味深い!

「2度あることは3度ある」ネガティブシーンに用いることが多いけれど、
ポジティブシーンでも大いに使いたい諺。
3度目のいいじまさん極楽鮨体験も激しく感動。

 

お鮨の前に供されるおつまみの“ほんの一部”そして一人前(!)
上:小鉢はしめ鯖とわけぎのぬた 手前の先付けで供された稀少部位
“鯨のさえずり”(右から二番目)はずっと口の中で楽しみたい滋味深さ。

下:伊勢えびとあわびのお造り しつこいけれど1人前也。

その後、大皿でのキンメ鯛のアクアパッツァ
縁起モノの『鯛の鯛』は、このキンメさんからポロリ。



続き、穴子の焼き・揚げを堪能し、そこからめくるめくお鮨が…。
このあたりで撮影を放棄し、ひたすらお鮨に集中。
鯨のお肉のお鮨をはじめ、記憶に残ったのは旬に先駆けた秋刀魚のあぶり
鮨。味付けは肝で♪
日本酒は、ココでしか飲まない!そう決めており、その相性は出色!

〆は、伊勢えび丸々一匹を使ったうしお汁。

再三申し上げますが一人前也。
ずずいっと完食。

食後の果物を食べた後は…。
「お腹が落ち着くまで、2階の和室でどうぞ休んで下さい。」
いいじまさん(宿泊も可能!)の優しいご夫婦の優しいお言葉に
どっぷり甘え、海の波音を聞きながら昼寝。
起こされなかったら、間違いなく翌朝まで夢の中…。

秋は秋刀魚を始めとする旬のキトキトの魚が。
冬は、あんこうやふぐ鍋のご予定とか。
初夏秋冬、私はこのお店に通うことでしょう。

追)この満足度。都内だったらどんだけ~?!
一人、鮨に関しましては一万円未満でありんした。

満足&かしこ。。。