313号室

いつか晴れた日に♪

冬のJAZZがもたらす効用

2007-01-30 20:53:55 | 素晴らしき哉、ゲージツ
『こんな遊びもしています。リラックスした週末のひとときを
お楽しみ下さい。』

ひねもすサンデーアフタヌーン。
プロダクトデザイナー・黒川雅之氏がご自身のアトリエオフィスで主宰
するJazzコンサートへ赴く。

黒川氏といえば…。



この他、茶器、花器、文房具、アクセサリーetc。
豊かなライフスタイルを提案するグッドデザインのプロダクツは
いつか自分でも揃えたいと思う作品ばかり。

そんな氏の遊び心満載のJazzコンサート。
2回目となる今回は、ピアノとアルトサックスとベースのシンプルな
トリオスタイル。

特筆すべきは、ヤマハ電子ピアノ MODUSのグッドデザイン!CUTE!!



楽曲はBossa1曲を含むスタンダードJazz。

これが…。
今、まさに聴きたかった楽曲のオンパレード。
陽だまりのように暖かくも、どこかほろ苦く…。
『Night&Day』『Cool-Struttin』あたりでふるまわれた赤ワインの
効用とあいまって非日常。
&「嗚呼、私はいつかピアニストと結婚して、休日は彼に弾くピアノの
調べでまどろむの…」とかつて抱いた夢が見事に破綻している現実を
知る…。

こんな日は『真夏の夜のJazz』でも観返しましょうかね…。
この日を境に、鍋だろうが、おでんだろうが夜のBGMは
スタンダードJazz!
今、こうして日記を綴っている間も、勿論♪♪♪。

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この日の私はといえば、〆切り仕事や新たなる宿題がテンコ盛り。
平日の疲れもイマイチ取れていない心身=グレー系。

だがしかし、一歩街に出て、新しい出会いに向かって行くことで道は
拓けるっちゅーかなんちゅーか。

今回のJazzコンサートに誘ってくれただけじゃなく、まさにNEW JOB
課題の答えの鍵を握る方々との出会いをサクサクと繋げてくれたCHITOSE
さんに改めて感謝!

そんなCHITOSEさんがディレクションする、今週の土曜日のイベント
はコチラ http://www.hpgrp.com/hpgrp/
今から楽しみでなりませぬ~~~。
興味のある方は是非っ。

明日からもフットワーク軽く!
Jazzのスウィングに合わせながら、ね♪





大人の秘密基地 ~西川治先生の巻~

2007-01-27 01:01:14 | 全般
屋外撮影にはもってこいの大・快晴。
写真家・文筆家・画家として活躍される御大・西川 治先生
の取材をさせて頂く。

場所は18年前から西川先生が所有される別宅。
設計に始まり、家具は全てDIY。
かなりの低コストにおさえながら、その空間は、まさに
西川先生のお人柄同様、ユニークで暖かい。
改めて、想像力/創造力がもたらす豊かさを実感。

西川先生といえば…。
世界各国を旅し、実際に暮らし、その地で出会った極上FOODを
紹介するダイナミックな料理人としての顔もつとに有名。
料理の著作は実に60冊以上!
た、多作過ぎますっ!

頁をめくるだけでつい満足してしまう料理本が多いなか、西川先生の
著作は、私にとって、まさに日々のご飯作りに欠かせない実践本。
とりわけ、この2冊には、感謝至極。

 

モノトーンも素敵だけど、カラフルな世界はもっと楽しい!と
実感できるアトリエにあるデスク。手前は先生ご愛用のハット。粋!



キッチュなデザインのオーブンが主役のキッチン。
使い勝手の動線がシンプル!
ココからも、たくさんのレシピが生まれたことでしょう♪



取材の後は、庭先のファイヤースペースで、先生自らのおもてなし
「芋煮会」にて舌鼓。



ホカホカ里芋に、栃木牛、しゃきしゃきの葱、〆のほうとう。
ふるまわれた麦酒とともに多勢で囲む芋煮鍋の美味しさは言うまでも無く。
心身暖まる1日♪

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私的にグっときて、声を立てて笑ってしまったのは、先生の仕事デスク。
長時間の文筆活動をいかにここちよくするか…?を追求し、
コタツをセットインされ、コタツの足はベッドと直結。
机上、必要なものが手に届く理想のコクピット→寝ても最高!を具現化。
これは、My撮影画像じゃあ伝わらないので、割愛。
笑いを誘う発想って、何よりだな…と♪

元気を貰った1日、西川先生、本当に有難うございましたっ!!






サクセスフルエイジングの鏡!

2007-01-23 22:43:06 | 食神

映画では最新作が!
日曜洋画劇場では旧作が!!
07年の今年は、まさに『007』の当たり年。
『007』シリーズで欠かせないのは、そう、ボンドガール♪
妖艶なヴァンプ*ボンドガールに日本人初として起用され、
キュート&コケティッシュな魅力でファンを魅了した浜美枝さん
を取材させて頂く。

雪で覆われた富士山を車窓から眺め、箱根神社から少し山側に
入った所に、浜さんの住むご自宅は所在。
古民家の解体材を集めて創られたご自宅は、前日に降った小雪の
しずくを受けながらしっとりした佇まい。



かねてより、柳宗悦先生の説く『用の美』の世界観を自ら実践されて
いらっしゃることは知りながらも…。

・14歳にして、柳宗悦先生の教えに感銘を受け、
・15歳にして、陶芸や民芸品のフィールドワークを始める。
・中学卒業後、バスの車掌(!)として一年間勤務。
・16歳でスカウトされて女優デビュー。
・17歳で、芸能界に疑問を覚え、ヨーロッパの美術館を巡る一人旅へ。

たおやかな笑顔の浜さんからは到底想像つかない、エネルギッシュな
経歴に驚愕する。

17歳で、(俗に言うところの)自分のご褒美に買った代物は、京都の
骨董屋で見つけた信楽の壷。
半歩進んでいるそのセンス!
ブレのない審美眼!!

29歳で結婚されてから、4人(!)の子育てと仕事と穏やかな夫婦生活を
営まれてきた浜さん。

30年お住まいという箱根のご自宅は、そんな浜さんの美意識が集結
された至福の空間。



「女性に生まれてきて良かったと、心から思います。女性だから
できる事、感じられる事を大切にしています。」

『本物を見抜く心』を持ったサクセスフルエイジングの鏡*浜さん。
スっとした佇まいに、早朝取材の私は、襟を正し、覚醒した次第。

凛!!!












真如の月~人形曼荼羅~

2007-01-19 22:20:25 | 素晴らしき哉、ゲージツ
日本が誇る人形使・辻村寿三郎先生を取材させて頂く機会に
恵まれる。



気配や息づかいが伝わってくる人形はもちろん、舞台衣装/美術、
お着物や小物、総合的なプロデュースで国内外で活躍される御大。

終始、優しい語り口の辻村先生のお話の中で『真如の月』という
言葉が心に響く。
「砂漠の澄み切った月」も「都会のスモッグでいっぱいの月」も
月は同じ。
見る人の心のあり方で、いかようにも、その月は見てとれる。
そんな『真如の月』を『人形』に投影し、創作を続ける辻村先生。
見る人の心が笑ってれば、幸せな人形に。
見る人の心が泣いていれば、不幸せな人形に。
だからこそ、人形は心を映し出す『鏡』だと…。

かつ、『向こう干支』=『6年違いの干支』の人と支えあう事で
人生は豊かになるという興味深いお話も。
酉年生まれの先生の場合、それは兎年にあたり、よって、先生の
作品の多くに兎モチーフが使われているのだとか。



辻村先生のアートワークを一同に介した『ジュサブロー館』は
コチラ(http://www.konishi.co.jp/html/jusaburo/index.html)。
江戸の時代から人形使が多く住んでいたという云われのある人形町に
所在。

夢と現(うつつ)の夢芝居を体感できます。

【館での毎日】辻村先生は「ジュサブロー館」1Fのアトリエで
人形制作を行っていらっしゃるので、その過程を目にすることが
できます。全国から来館されるお客さんと会話を楽しまれる先生。
右耳のピアスと着流しのファッションセンスともども、本当に
素敵です!




Job&Baby その2

2007-01-16 21:23:49 | Body & Soul

ラスチカス隣りのスペースで開催された「Job&Baby」
イベントの後、昨年秋にママになったJunちゃんのお家に
お呼ばれされる。

一級建築士の資格を持ち、結婚後もハードワークをこなして
いたJunちゃん。
念願のママになった今はしばし、Jobの方は小休止。
こよなく愛するBaby=美帆ちゃんを見つめる目は、まさに
優しいママのそれ(微笑)。



Junちゃんの言うことには…
『ママになってからも感じるけれど、妊婦時代も、結構、公共の
場での人々の対応は結構冷たいもの。朝の満員電車で、席を譲って
くれたりするのは女性ではなくて、おそらく自分の奥さんが妊婦さん
で、状況が判っているような男性サラリーマンが多かった』とか。

そんなある日、大きなお腹で通院途中の電車で、初めて女性に
席を譲られたJunちゃん。
その女性を仮にAさんとします。
A『あ、席、良かったらドウゾ!』
J『あ、有難うございます。でも、すぐ降りるので大丈夫です。』
A『そうですか、じゃあ…。』
『優しい女性、美しいし。嬉しいなァ。』と嬉しく思いながら、
読みかけだった本に再び目を落としたJunちゃん。

その本とは…。
先述日記にもある舞台の原作である『Job&Baby』
クリエイターになったママたちのインタビューがまとめられた一冊。
(http://www.surfcom.jp/shop/baby/index.html)
本の制作は舞台のプロデューサーであるヒロコさん。
私的にもググっと共感できる内容だったので、Junちゃんのお腹にBaby
が授かった時に、謹呈させていただいた経緯が…。
ガタンゴトンと電車に揺られながらJunちゃんが読んでいた頁は
「二児の母として活躍している女優・赤間 麻理子さん」のイン
タビューの候。

と、その時!!

さっきの、席を譲ろうとしてくれた女性Aさんが、驚いたように
Junちゃんに再び語りかけてくるじゃー、あーりませんかっ?!
A『あの!今、読まれているその本。私も紹介されていて、かつ、
来年の春に舞台化されて、その企画・演出、私が担当なのですっ!!』

そう、Junちゃんがまさに頁をめくっていた本の中に出てくる女優*
赤間 麻理子さんこそ、今、目の前で席を譲ってくれた美しき女性
なのでした!

色んなデ・ジャ・ヴュがあるけれど…。
今、読んでる本の登場人物がマジックのように自分の前に現われたら!
アンビリーバボー!!
あわわ…とタガが外れ、何を話していいのやら…。
実際、Junちゃんもその一瞬、何を、どう喋ったのか記憶が縞状
とのこと。

日常の狭間に、ふと訪れる出会いがあるから、人生って実に、興味
尽くせぬものですね~~~。

楽しく書き進めていたら、長文に。
このへんで、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラっ!






Job&Baby その1

2007-01-14 00:00:35 | Body & Soul


大好きな小姐★ヒロコさんが、3月6日から青山円形劇場
にてしかける新しい試み=舞台『Job & Baby』
【URL】http://www.surfcom.jp/jobaby/
“すべてが完璧とはいかないけれど、人生はそんなもの”
キャッチに共感しつつ、今日は、舞台の前哨となるイベント
『ともに考える_仕事と子育て』へ凸を連れ出し、いそいそと
出かける。

■イベント1部:
“ポッキー4姉妹物語”(←な、懐かしい)の頃から、
静かな情熱を秘めた表情が印象的な女優&文筆家*中江有里さん
による絵本の読み聞かせ時間は、冬の陽だまりの如く…。
中江さんとヒロコさんによる『Job&Baby』論もいとオモロ。
今回の舞台の脚本を担当する中江さん。
う~~ん、楽しみでなりませぬっ!

■イベント2部:
媚びないアデージョっぷりに唸ってしまう女優*広田レオナさん
による、芯のある子育て話(彼女は二児のママ!)を聴ける稀有な
機会。ハードボイルドな話も含め、真性の母性に感じ入る。
ブラボー!

さらに、広田さんのお話を引きだし、場の進行をされていた
女優*赤間麻里子さんの、場を明るくするキュートな雰囲気に惚っ!
赤間さんも二児のママ。子育てによって新しい回路が出来たと。
ポジティブな姿勢、素敵!

今回のイベントはコンセプト『ともに考える_仕事と子育て』のもと、
お子チャマ連れのママやパパも多く参加。
子供が楽しげにはしゃぐ声って、何よりものBGM♪
子供の世界と大人の世界がユルク交錯する、得難い時間。
舞台の美術担当*ARUGAちゃんが供したお菓子ケータリングに
み~んなSmile♪



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え~~、さて~~~。
私自身を省みて。
幼少期から、新しい事象に対して、一歩踏み出す前に
あ~だ、こ~だ、頭で考えた言い訳並べて躊躇するタイプ。
んが、今回のイベントや自らの加齢、周囲の動向を見るにつけ、
価値観も軟化。
「新たなるチャレンジ、まだ見たことの無い私。出会いに行くのも
有りやもね!」と。
「産み時や、決断時も、成すがままに…」といきたいやね。

昔の人は云いました。
『案ずるより産むが易し』
時に、猪の如く、あらゆるステージに関して、この姿勢を貫くのも
結果オーライかも!!

(続く)











昨日・今日・明日

2007-01-07 22:55:04 | 食神
謹賀新年!
今年も、喰らってゆく所存。



おもてなし「する」方から始まった07年。
今回の料理は夫凸担当。
『好きこそものの上手なれ』
手際・味・タイミングに飛躍的進歩が!乞継続!
お越し頂いたD&Aご夫婦、K嬢にGen-Chang。
喋れども、語れども…。
仕事始めなれど、宴の終焉と朝刊が届いたのは、ほぼ
同刻でありました。
が、心Peace。気の置けない仲間と迎える新年は、しみじみと
いいものでありやす。

翌日は、昨年下半期からしっぽりとお付き合いさせて
頂いているK&Wご夫婦と三田の老舗「華都飯店」の名物
「白菜鍋」。



キャプション=ファイヤーっ!!
漬け込まれた白菜をメインに、牡蠣・下茹でした三枚肉。
こちらは、喰らえども、探れども
『底に行き付かない!』
永遠に食べ続けられる魔法の鍋という認識。
K菜ちゃんの言うとおり『ココでしか味わえない鍋』
満腹!

新年の宴の最終章は、J郎君ファミリーがもてなしてくれる
元同僚たちとの会。
凍てつく寒さ、雨ニモ負ケズ、朝10時代に下井草集合。
大人12名、お子チャマ3名が集う今回の会に最適な料理は、
そうコレ!



『手巻き~~~寿司な~ら~~~~♪』
みんなが大好き手巻き寿司!
画像はBefore。
その後、人生色々…。
人数の分だけ、アグレッシブな創作手巻き寿司が誕生し、越之寒梅が空いた
時刻は、22:00。
12時間に及ぶ激しい宴の終焉とあいなりました…。

私の昨日・今日・明日。
飲んで食べて醒めてまた酔う…。
食神が宿り、心身ふくいくな一年になるのでしょう…。

皆様、本年も何卒、懲りない食談義、お付き合い下さいませ。
かしこ。