313号室

いつか晴れた日に♪

時の香り

2007-05-19 19:40:00 | 記念日
鮮度の良いニンニクや唐辛子、アミの塩辛の刺激的な香り。
若い苦味のあるキムチが、いい塩梅に発酵するまでの独特の香り。
カンカンに熱した鉄板にジュっと広がる胡麻油の香ばしい香り。
身体に効きそうなエゴマの葉の力強い香り。
サムゲタンやタルケジャン、テールをコトコトと煮る蒸気の香り。
父方、母方、ともに韓国料理屋を経営する親族が多い私にとっては、
これら全ての香りが普遍的な『時の香り』。

品川区武蔵小山『元山』。 



ここは母方の祖母が開いた焼肉料理屋で、今は叔父や従兄弟が
その味を引き継いでいる。



家同士が近く、祖母がこの世に健在であった頃は頻繁に通えていた
このお店も、それぞれの引越しを含む諸々事情で縁者同士、疎遠に
なるのも自然な流れ。
そしてまた、大人になった今、再び通うようになることもまた、自然。

今回は、父方の従姉妹の婚約の祝宴を、ここ『元山』で開催しようと
いう趣旨。
夫凸にとっても、『元山』での食事は初めてとあり、叔父に凸を紹介する
良い機会に。

炎の実母=オモニとは対照的な穏やかで寡黙な叔父や、以前お店の手伝い
もしていた看板娘の従姉妹Narumiが、間髪入れずに色鮮やかな鮮度
良いお肉をサーブしてくれる。
レバ刺し、塩ハラミ、特上カルビ、ミノ、ギャラ、タン、タレ特上カルビ。
間にキムチやカクテギを含む大量の野菜とともに。
麦酒→マッコリ→赤→赤で応戦するも、ジューシーな肉、塩ダレの旨さの
圧勝!
かつ、サンチュに添える手作りコチュジャンが美味し!!
お店の名物でもある冷麺やチゲを制すつもりが、さすがの
アイアンスタマックも制限オーバー。

繊細極まりないフレンチや懐石、陽気なイタリアンや中国料理の奥深さ
も興味尽きないけれど、一番私がホっとして、元気になれるSOUL FOODは
やはり、五味五色混在の韓国料理!
皆さんにとっての『時の香り』は、どんな香りなのでしょう?

祝画像① My従姉妹Ryona&婚約者Fab
来年、美食の街リヨンで挙式予定!SMILE!!



祝画像② 180cm強弱の、文字通りの“ビッグカップル”。
ウエストの高さがテーヘンです。末永く御幸せに~♪


『元山』での美味しい時間に
チャングルスミダッ!!(←ごちそうさまでした、ゲフッ)

チョコレートを巡るエトセトラ

2007-05-16 17:06:44 | 素晴らしき哉、ゲージツ
グ・リ・コ!
チ・ヨ・コ・レ・イ・ト!!
パ・イ・ナ・ツ・プ・ル!!!
学校の階段や帰り道によく友達と『グリコ』ゲームを
したっけ…。
↑(今の子供界の人々の間で、この遊びは健在なのかな?!)

さて、話題かわり、取材時から「行ってみよう!」と思っていた
企画展示へ。
ミッドタウン21_21DESIGN SIGHTで開催中・深澤直人氏ディレクション『Chocolate』。



リリースに明記されているコピー
『10人のうち9人はチョコレート好き。そして10人目は嘘を
ついている (ByJ.G.トゥリアス)』←そうかもね、、、(微笑)。
身近にあるチョコレートという食べ物をテーマに、30組の国内外
アーティストが華やかにプレゼン。
絵画、オブジェ、音、空間、写真、ファッション・・・。
シンプルな空間に集まった70の作品は小技が効いていて、鑑賞後は
ショコラテを飲んだ時のま~~るい気持に。

&今回の展示は一人じゃなく、パティシエのMiwakoと楽しめたことも
ナ~~イス。
彼女は現在ショコラショップで働いていることもあり、実にタイムリー。
様々な国から輸送される個性雑多なカカオを素材に、熱と技量を駆使して
人様の口に入れるショコラを一粒づつ作る工程。
日々の仕事でそういった工程を体で感じている彼女ならではのチョコ視点
も興味深し。

深澤氏のオブジェ作品の一つに、「な、なつかすィ~~!」と思わず
チョコへの郷愁を駆り立てられた同世代の彼女と私。
このオブジェによって想い出話モードに切り替わり・・・。
「遠足のおやつに選ぶチョコ菓子の定番」
「愛すべき1発屋のあの菓子は何処…?」
「チョコレート戦争って本好きだった~。」「キンセン堂ってお菓子屋
さんが舞台、お菓子描写が美味しそうなんだよね~~~!」etc・・・。
甘くて牧歌的な話題でひとしきり。

アポロ、小枝、たけのこの里は勿論のこと。
ポポロン、カプリコ、ラング・ド・シャー、ロッテ霧の浮舟、
エブリバーガー、ティンクルチョコレート、パラソルチョコ……
最近、人の名前は出てこない割りに、このテの事は忘れないから
どーなってんの?私のアタマ?!
サクマドロップはチョコ味出てくればヒットだったし、う~~ん、
麦チョコやチョコベビーも忘れがたい!

いやはや・・・。
チョコレートを巡るエトセトラはどこまでも続きそうなので
この辺で!

21_21DESIGN SIGHT『Chocolate』は7/29まで。入場時に渡される
ショコラもビタースイート♪





千倉リアン的休日

2007-05-13 01:17:00 | Body & Soul
『GW明けの今頃から現われる“鬱”の症状は見逃すな!』
的なトピックが先日の朝日新聞に。

私はというと、自覚症状ゼロ。
むしろ、みなぎる活力&飽くこと無きこの食欲よ…。
『千倉パワー』の底力はじわじわとボディーブローのように効きます。

今回の滞在で、千倉トリップは10回目(多分ね…)となる。
『南房総市千倉町』



夫凸に出会うまでは知らぬ存ぜぬだったこの街が、今の私にとって
欠かせないセラピーゾーン。
哲学的な気分に浸れる『山側』と
開放的に暴走できる『海側』の
食・住が満喫できるのが何より。

『旅は道連れ』とはよくいったもので。
今回の千倉には、連日オーバーワークのMiss.Diaと共に行けて
結果オーライ!
スーツというレジャーとは程遠いスタイルのMiss.Diaを、会社まで
ピックアップしたカイがあるってもの。
結局、仕事まる抱えの彼女とご一緒できたのは2泊。
が、合理的に千倉回遊を出来たかと。
少なくとも『一食入魂』は果たせたな、と。

ブランチはハム・ソーセージのリステランテ&ゲストハウス
『セントシュバイン』にて。
まずは、イットキますかァ、田園を一望できるテラス
で、ジューシーなソーセージグリルで乾杯ガチコン!!

  

あとはもう…食欲ヒートアップ。

    

食後は、山側のギャラリー『シーレ』へ。



緑に囲まれた『シーレ』は築70年のオーナー生家を改装した
ギャラリー。
オーナーご夫婦に、庭から摘み取ったばかりのカモミールのお茶の
もてなしを頂きながら、展示をゆっくりと愉しむ。猫ちゃんたちも
リラックス。ここで育つ猫ちゃんは、そりゃ幸せでしょう・・・。

日が暮れる前に、リブロスさんから教えて頂いた『堰』へ。
ブラックバスも釣れる穴場。



『風がどゥっと吹いてきて…』宮澤賢治的世界のような静けさに
包まれる。んが、一人で行くにはかなり怖い!
夕暮れ時、濃い原生の緑や吸い込まれそうな堰の水面はインパクト大。
次回は、朝の日差し溢れる時間帯に訪れたいなと。

少し寒くなってきたので、あきらーさんの雑貨カフェ『ストロベリー
ポッド』で夕暮れタイムのティータイム。ファイヤーキングや
パイレックスのヴィンテージ雑貨もCute!
ミルクティーにホっと和む感じ。



日もとっぷりと暮れ、手を合わせたくなる花の寺『能蔵院』へ。
このお寺は夏になると蓮の花が咲き乱れるという…。
住職から蓮との出会い、魅せられた経緯を拝聴。
7月末に開催される「蓮観会」では、蓮の葉に穴を開け茎と通じ
させ、茎を通じたお酒を飲む“碧筒杯”を交わすのだとか。
蓮好きの血が騒いでまいりましたゾ!



能蔵院の離れで月2回行われているアメリさんのリフレクソロジーを
受ける。前回同様、至福・・・。



「典型的な東京人の足裏」と(特に凸が)診断される。
千倉リアンの方々は、飲食やペンション経営など肉体を酷使する仕事を
しながらも、日頃サーフィンで鍛えたり、On&Offの切り替えが巧いせいか
「足裏が柔軟」なのだとか。かくありなむ・・・。

1日のしめくくりは、大好きなBar『Liblos』で白ワインで3カ国の
味覚旅行。夜な夜な集う千倉リアンの方々が魅力的過ぎて、GW皆勤賞。
このBarが家至近にあったなら、通い詰めで間違いなく体型がワイン樽
になることマスト。いやはや、空いた瓶の数は一体何本?!

海と山、アートにフラワー。
いつ来ても発見がある千倉&千倉リアンの方々。
次回もまた、お仲間に入れて下さい!
心豊かなGWをば感謝♪
それまで、凹凸、リアルライフを乗り切りまっす!
我ら、陽気な千倉リアン♪ヨイよいっと♪