本日、秋田空港で開いた持参の雑誌の医療安全面の記事にある航空会社のパイロットが小文を載せていた。一年ほど前の某製薬会社の広報雑誌である。
短い文章だったので詳細は知ることは出来なかったが、通常旅客機が巡航する高度10Kmでエンジンが総て停止する可能性はゼロに近いが当然ゼロではない。その際にどうなるのか、と言うことに言及していた。それによると、機種とか翼の形状、重量等によって差はあるもののいわゆるジャンボクラスの大型機では上昇とか水平飛行は出来ないが、500m/分程度の降下率でほぼ安定した飛行が出来るのだそうだ。要するに20分ほど、この間条件にもよるが100-200Kmほどの距離を飛行できるのでその間にエンジンの再始動などの対策ができる。始動が出来ないときには何処かに無道力着陸を試みることになるとのことである。
実際、通常の飛行でも着陸のために高度を下げるときはエンジンをアイドリング状態にして滑空状態のはずである。滑走路が近くなると細かな調整のために当然エンジンの推力が必要となる。
4発のエンジンが停止した例として、1982年に英国航空のジャンボ機がジャワ島上空を飛行していたときに火山から噴き上げた噴煙の中に突っ込み酸素欠乏のためにエンジンが総て停止した例を引いていた。この機は10数分後に噴煙を抜けたところでエンジンの再始動ができ無事生還出来た。これは航空機の安全に関する書籍に時に掲載されている事故である。私は雷雲を避けるなど、周辺の情報をレーダーで蒐集しながら安全なルートを確保していると思っていたが、この機が何で噴煙を避けられなかったのか何度か記録を読み返したが分からない。
果たして今まで無動力状態で旅客機が無事着陸できた例があるのか否かには言及していなかったが、多分無いのではないのだろうか。例え近くに空港があったとしても小さな飛行場では着陸は無理だろうと予想する。
無道力着陸と言えばスペースシャトルである。
信じ難いのであるが宇宙からの帰還時、高度と重力とスピードの持つエネルギーを利用し滑空状態で飛行基地にたどり着き着陸するのだそうだ。パイロットは何度も実体験できないだろうし、小さな翼と重力の関係から接地速度はかなり速いはずだし、やり直しは出来ないはずである。よく今までに着陸時に事故を起こさないものだと感心している。
スペースシャトルが無道力着陸なのだと知った以降、私は無事帰還したニュースを聞く度に、心からホッとする。
短い文章だったので詳細は知ることは出来なかったが、通常旅客機が巡航する高度10Kmでエンジンが総て停止する可能性はゼロに近いが当然ゼロではない。その際にどうなるのか、と言うことに言及していた。それによると、機種とか翼の形状、重量等によって差はあるもののいわゆるジャンボクラスの大型機では上昇とか水平飛行は出来ないが、500m/分程度の降下率でほぼ安定した飛行が出来るのだそうだ。要するに20分ほど、この間条件にもよるが100-200Kmほどの距離を飛行できるのでその間にエンジンの再始動などの対策ができる。始動が出来ないときには何処かに無道力着陸を試みることになるとのことである。
実際、通常の飛行でも着陸のために高度を下げるときはエンジンをアイドリング状態にして滑空状態のはずである。滑走路が近くなると細かな調整のために当然エンジンの推力が必要となる。
4発のエンジンが停止した例として、1982年に英国航空のジャンボ機がジャワ島上空を飛行していたときに火山から噴き上げた噴煙の中に突っ込み酸素欠乏のためにエンジンが総て停止した例を引いていた。この機は10数分後に噴煙を抜けたところでエンジンの再始動ができ無事生還出来た。これは航空機の安全に関する書籍に時に掲載されている事故である。私は雷雲を避けるなど、周辺の情報をレーダーで蒐集しながら安全なルートを確保していると思っていたが、この機が何で噴煙を避けられなかったのか何度か記録を読み返したが分からない。
果たして今まで無動力状態で旅客機が無事着陸できた例があるのか否かには言及していなかったが、多分無いのではないのだろうか。例え近くに空港があったとしても小さな飛行場では着陸は無理だろうと予想する。
無道力着陸と言えばスペースシャトルである。
信じ難いのであるが宇宙からの帰還時、高度と重力とスピードの持つエネルギーを利用し滑空状態で飛行基地にたどり着き着陸するのだそうだ。パイロットは何度も実体験できないだろうし、小さな翼と重力の関係から接地速度はかなり速いはずだし、やり直しは出来ないはずである。よく今までに着陸時に事故を起こさないものだと感心している。
スペースシャトルが無道力着陸なのだと知った以降、私は無事帰還したニュースを聞く度に、心からホッとする。
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