福田の雑記帖

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二日連続ヴァイオリンリサイタルを聴く(2)篠崎史紀・佐藤卓史デュオリサイタル 

2011年11月19日 15時04分30秒 | 音楽談義
 11月12日、15:00からアトリオンホールにて篠崎史紀・佐藤卓史デュオリサイタルがあり当日券にて聴くことが出来た。
 アトリオンの案内にてこのコンサートのことを知っていたが,ほぼ失念しかけていた。前日のコンサートを聴いて是非聴いてみたいと思いたった。秋田で著明な演奏家の演奏会を連続で聴けるなど,今後もそんなに無いことだろう。

 篠崎氏はN響の演奏会の中継を通じて演奏する姿を頻繁に見ることが出来るが、ソロで聴いたのは初めてである。氏は1963年福岡県北九州市生まれ。3歳から両親からヴァイオリンを習った。高1で第32回全日本学生音楽コンクール全国大会ー高校生部第1位、高卒後はウイーン市立音楽院に留学。帰国後、1988年群馬交響楽団の、1991年読売日本交響楽団の、1997年N響のコンサートマスターに就任。現在N響第1コンサートマスターを務める他、N響メンバーによる室内合奏,全国各地でのリサイタルなどで活躍、桐朋学園非常勤講師、昭和音楽大学客員教授も務めている。

 佐藤卓史氏は秋田市出身と言うこともあってアトリオンホールで演奏する機会も多い。私も今回が5回目ほどである。1983年秋田市生まれ。4歳よりピアノを始め、2001年第70回日本音楽コンクール第1位。秋田市文化選奨、日本ショパン協会賞を受賞。2006年、東京藝大を卒業。ドイツ・ハノーファー音楽演劇大学を経て現在ウイーン在住。この間、第55回ミュンヘンARD国際コンクール特別賞。第11回シューベルト国際コンクールで第1位と特別賞受賞。第9回シドニー国際コンクールにおいて第4位ならびに最優秀ショパン作品演奏賞などなど評価は高い。お二人のプロフィルは配布されたパンフによった。 

 演奏曲として以下が奏された。時間的に半分ほどが前日と共通していて、こんなこともあるのかと驚いた。演奏の前後にウイーンでの生活を中心に篠崎・佐藤間で軽妙なトークがあった。
 ■モーツアルト ソナタK304  ■ベートーヴェンソナタ第5番「春」 ■サラサーテ「チゴイネルワイゼン」 ■ジーツンスキー「ウイーン我が夢の街」■ドヴォルザーク「ユーモレスク」,その他にゴセックの「ガボット」など。

 演奏についてはコメントできない。今回も氏だけしか聴くことが出来ない,個性のある演奏が展開された。前日は唖然として聴いたが,今回は聴き慣れた,自分もちょっとかじったことのある身近な名曲も含め、音楽に,音色に快く漬ることが出来た。至福の120分であった。
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