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娘と私のパパ塾の歩み(娘が幼稚園まで)

2017年09月28日 11時27分45秒 | タイで子育て
娘がラジャバット大の数学競技会に入賞してからは、数学オリムピックが目標の数学塾への出入りが自由になり、時間が有ればいつでもおいでと言われるので、本来は週に3時間のところが12時間お世話になっている。娘の塾にはこのように個別に通う塾生が数人居り、一般の塾生とは別に学んでいる。私のパパ塾は、こうして時間的に自然消滅しそうなので、覚えている内に娘との歩みを記録しようと書いてみる。

私は子供の頃から勉強しろと親から強く言われた事がなく、唯一言われたのは、習熟度別授業をやる高校で数学の授業が一番下のお馬鹿さんクラスだったので「数学塾へ行け!」と言われたくらい。だから私の子供も本人がやりたいように勉強すれば良いと思っており、日本へ居る頃は息子と一緒に遊んでも勉強を教える事は無かった。こんな私がどうして教育パパになったか?から始めて、娘との話を中心に書いてみたい。

先ずは2009年の娘の幼稚園入園からだが、タイの幼稚園は日本同様に4歳になる年に入園で、娘はその年に3歳になるので、もう一年先と呑気に構えていたのだが、妻の友達のお嬢さんがうちの娘と同じ歳で、私立の人気女子校センマリへ入学されたと聞いて妻が大騒動を始めた。それからセンマリへ入園を申し込んでも締め切りは過ぎて入れず、他の学校を見学して歩きようやく見つけたのが今の学校。当時はUP校へ毎年80人は入るそれなりに人気のある学校だった。
3歳になる年の入園なので本来ならばナーセリー(保育園)へ入るところだが、ナーセリーは幼稚園から離れた場所へ在り、警備員も居らず環境が悪かったのでアヌバーン1(幼稚園年少組)へ入れて貰った。これが娘が飛び級になった理由で、その学校では1年早くアヌバーン1へ入る園児は多い。

娘が登園を始め、日本の学校の様に給食も有るのを知ると、当時小4で華僑学校(毎日中国語の授業が有って一応インター校w)へ通っていた息子が転校したいと言い出し、娘の学校は入学申し込みにもいろいろ制限があったので、転校するなら後期からでも行けるけど、今のように真ん中くらいの成績では取って貰えないから勉強しようとなり、土日は息子と私の勉強会が始まった。これがパパ塾の始まりであり、最初の塾生は息子だった。
その時は私にノウハウが無いので学校の教科書を使って勉強し、時間が掛かって効率の悪い勉強法だったが、息子の前記の成績はクラスで2番となり転校に成功。後期から娘と同じ学校へ通い始めた。

転校後も私が息子へ教えていたが、息子は習得に時間が掛かり、私の教え方もパッとせずで、小6になる前の夏休みから塾へ通い始めた。これ以降はどうしても解けない問題以外に私が息子の勉強に関わらず、塾へ任せることとした。これがパパ塾の黎明期であり、私が子供の勉強を教えても成果が出ないと自覚させられた。

それからは私が子供の学習に関わること無く、自由で快適な毎日を過ごしていたのだが、娘がアヌバーン3(幼稚園年長組)になった2011年に問題が発覚。娘と一緒に入浴し、私の腹へ石鹸の泡を塗って数字を書き、それを読ませて遊んでいたのだが、娘は14の意味が理解できてないのに気が付いた。1桁の数字は数えられても、2桁に成ると理解できない。妻へ話すと、妻は毎日就寝前にベッドの上で娘へタイ語を教えており、タイ語の読み書きは徐々に出来るようになっているので、発達の遅れはないだろうと言う。それなら原因は学校だなとなり、私の調査開始。

下校の1時間以上前に学校へ行き、廊下から各教室の授業を観ると、各教室の先生は授業をしているのに、娘の部屋だけは学習ビデオを見せている。夕方の課外授業では掛け算まで教えていたが、黒板へ設問と答えを書くばかりで説明ってものがない。これでは勉強が出来る訳がない。それではどのクラスの担任が熱心か調べると、アフリカ系ハーフな顔立ちの4組の先生が一番熱心。4組の先生に事前にお願いし、承諾を頂いたので事務所へ申し出てクラス変更。お昼寝の時間を使って娘の遅れをかなり取り戻して頂いた。

つづき「娘と私のパパ塾の歩み(娘が小1から小3)

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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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同じ事が起きているのだろうけれど~~♪ (ハシビロコウ)
2017-09-28 20:48:43
きっと何処の家庭もそれなりに、似たような事が起きているのでしょうが・・
両親が気付いて、自分も苦労しながら、子供の勉強を見て遣る、ってご参考になる方が多いと思います~~♪

子どもたちも、ご両親が真剣なのが、解りますから、成果が上がるのでしょう。読み応えが有ります~~♪

お父さんが、日本人で子供の教育は、タイ人のお母さん任せで、「子供は伸び伸びと育っているようだ~~♪」という方もいらっしゃるようで、それはそれで良いでしょうが、子供が成人する頃は、ご本人が、居ない(笑い)ので、人生楽しく・・・
色んな生き方が有るようです~~♪
親がやらねば誰がやる (muga)
2017-09-29 11:59:53
メンカームさん、おはようございます。
保存版の執筆ですね、こうやって振り返ることにより、ドタバタやってる時には気づかなかった小さな気付きなんてのもあって、また俯瞰することで大きな流れも見えてきて今後の指針にも影響すると。
後進者の役に立てれば尚良しですね。

まあ、私なんかタイ国での教育はタイ人に任せとけばよい的なタイプでしたが、
ご存じの通り自分でやらなくてはならなくなって、右往左往する醜態をさらしております。
最近は娘が登校拒否直前で、何かあったのか?と聞くと、この学校はやめたいと言います。
「はあ?、今頃言うなよ」と思いますが、理由を聞いてみると他愛のない事、親友がいないから。
「え?ポッキーちゃんと親友になるって言ってたじゃん」というと、「ポッキーはポーイと親友になっちゃたよ、クラスに女子が9人しかいなくて、ペアを組むと私が余りなんだよ!」と激白。
ああ~それでいつも放課後は男子と遊んでるのか、「あのなあ親友は作るもんじゃなくて、自然にできるもんだよ、無理して作らなくてもいいよ、みんな平等に同じように接すればいいんじゃない?」
恐らく娘のスタイルである、少ない人数でまったりべったりする空間が重ったるくて友人が逃げちゃうんだと思った私は、「自分からはジャイディーディーで、ミーナムジャイだけ、これだけでいいんだよ」
「そうすればよい友達は自然に集まるからな?、無理して良くない友達と仲良くしなくってもいいんだからね?」と言葉を繋ぐうち、日本語が理解できているのかいないのか頷きながら、だんだん表情が和らいでいく娘に少し安堵。
「だいたいお前はすぐに怒るじゃん、もう怒ったらギャオー!って阿蘇山大噴火のキレンジャーなんだからみんなドン引きするじゃん、いいか絶対に怒るなよ、怒って良い事ないぞ、特にタイでは怒ったら負け!」と不必要なアドバイスを延々と付けちゃうもんで「私がデブのキレンジャー?どーせ〇子は太いよ、フン!」瞬間沸騰キレた娘はもう何を話しても聞いてくれませんね(;´・ω・)あーあ
ホントに子育てシロートの私には荷が重い
お互いボチボチがんばりましょう、シリーズの続きに期待します。
コメントありがとうございます (メンカーム)
2017-09-29 21:53:27
ハシビロコウさん
どの家庭にも個性的な子供達が居て、
子育ての方針もいろいろ。
だからいろんな人が居て、全部一緒ではないのが面白い。
どこの親も真剣で一生懸命ですね。
私が日本へ居た時は、子供の教育は妻に任せきり。
休みの日も会社に行ってた事が多いです。
遊びに行ってても会社の携帯を持たされて電話が入るし・・
妻は異国に来て一人で子育てですから、苦労させました。
タイへ来て夫婦の役割が入れ替わりましたから
私が子供べったりでやってます。
経済的な余裕が有れば、もう一人作ると面白そうですが、
もう孫を待つことにしますw。

mugaさん
忙しい毎日に追われてばかりで、
どうやって勉強したなんかは記憶から抜け始めましたから
ブログへ記録しておこうと書き始めました。
失敗の記録ですから役には立ちませんが、
後日に、こうすれば良かったの反省文を記事にするつもりです。
お嬢さんは登校拒否直前ですか?
うちの娘も最近は小学校へ行きたがりません。
クラス替えしたのに未だ意地悪されるのかと思いましたら、
今までは上級生の友達が多かったそうで、
自分が最上級学年になれば周囲はガキばかり。
言うこと成すこと幼稚過ぎて面白くないそうです。
学校での友達はクラスで成績上位の男の子二人。
それよりも塾の友達や上級生達と合うようです。
早くUP校へ入りたいと言ってます。
少人数の学校は先生の目が行き届き、勉強も濃いのですが、
小さな社会になってしまうのが残念ですね。
お嬢さんの目の届く範囲が学校を超えてしまったのでしょう。
同級生の子なんか誰と誰がペアなんて考えて無いと思いますよ。
今目の前が面白ければ良しでしょう。
お嬢さんは頭が良いので考え過ぎてしまうのではないでしょうか?
塾で他の学校のお友達が増えれば、その学校へ転校も有りかもですね。
続きは書いてますが、小1~3を書いていると
さっさと進めば良いのに、学校の授業を待って足踏みばかりでして、
何をやってんだって自分に腹を立てたりです。
子育ては大変ですけど、お互いに頑張りましょう。
いつも応援ありがとうございます。

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