Menkarm World

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次はアリエクスプレスでトラブル

2021年05月29日 06時19分00秒 | タイでの生活
【最後へ追記有り】
先週はアマゾンの決済トラブルだったが、今週はアリエクスプレスの配達トラブルの話。
新型コロナ肺炎で自宅療養中に自覚しないまま悪化する人が居る話を聞いて、妻が血中酸素濃度計を欲しがるので、1つ3百バーツ(千円強)程度のを2つアリエクスプレスへ注文したのが4月の下旬。
荷物の追跡情報では5月4日に通関され、17日には地元の郵便局へ向かってますとメールも届いたのに、いつまで待っても配達されなく、追跡情報も通関のまま。
25日になっても届かないので発送した中国側の運送会社CAINIAOのWEBで調べると、タイ側の配達はTHAILAND POSTで、16日に不要と受け取りを拒否した事になっている。
そんなバカなと集落の郵便局へ問い合わせると、配達員は顔見知りで、そんな取り扱いをした覚えが無いと言われる。
追跡番号も8で始まる15桁の数字で、郵便局の追跡システムでは使えないそうだ。
中国の販売店へ問い合わせると、アリエクスプレスのWEBページの追跡情報しか見てない様子で、郵便局へあるので取りに行ってくれと言い張る。追跡番号が郵便局の様式と違うと言っても、間違いないと言い張っての堂々巡り。困ったものだ。
「ふざけてないで誠実に対応しろ!」と強めに言うと、こちらへの発送に使った荷札の写しを送って来て、まだ間違いないと言う。w
荷札を見るとタイ国内で配達出来なかった時の返信先がBee expressとなっており、Bee expressを検索するとWEBページがあり、荷物の追跡も可能なので、今回の荷物の追跡番号を入れると「受け取りを拒否した」と出た!www
いつもはタイ国内の荷物追跡が無い配送なので、タイ国内は郵便で配達されるが、今回はタイ国内も荷物の追跡が可能な配送を販売店が指定したので、タイ国内も宅配便が使われたのだろう。
そして配達員が家を見つけられず「受け取り拒否」扱いで送り返してしまったらしい。
荷札に書かれた我が家の電話番号は前4数字が9999と文字化けしており、電話出来なかったのが配達されない原因だ。
妻がBee expressへ電話し、荷物の再配達を依頼すると、既に中国へ返送されたのだそうだ。
中国の販売店へ事情を説明して返金を求めると、返金したいが「返金ボタン」が表示されないなんて惚けているので、「Open dispute(紛争開始)」すると通知して了承された。
アリエクスプレスの紛争ページで事情を簡単に説明して、キャプチャした追跡情報を貼り付けたので問題無く返金される筈。
配送がアリエクスプレス スタンダード シッピングで配送トラブルなので、販売店ではなくアリエクスプレスから返金されるらしい。
私の要求通りに全額返金されるかが判るのは6月頃だそうだ。
最近はまた中国からの配送に遅れが出ているそうで、最後に買った商品は通常なら1ヶ月で届くところが、41日遅れると表示されている。
かなり遅れるが血中酸素濃度計をもう一度注文するか妻へ尋ねると、もう不要だそうだ。これから2ヶ月も掛かるなら、割高でもタイで買うだろう。
【追記】
紛争開始時に、返送された商品の追跡番号を記入したが、アリエクスプレス側の最初の判定では返送が認められず、タイ語で書かれた宅配便の追跡情報を機械翻訳で中国語にしたのを証拠として紛争ページへ貼り付けて、ようやく返送が認められた。
この認定が5月末で、アリエクスプレス側の返金処理が終わったのが6月5日。しばらく待てば口座へ入金されるだろう。
販売店側の対応は、少し誠意に欠ける気がしたが、アリエクスプレス側の対応は公平だった。
アリエクスプレスでの買い物は、送料が安いので輸送に約1月〜と時間が掛かってしまうが、こちらに無い物も多いし、タイの半額と安いのも利点で、私は時々利用している。
最近は機械翻訳も使えるので、トラブル対応も簡単になった。ちょっとした安い雑貨の買い物にはお薦めだ。
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アマゾンの決済が出来ない!

2021年05月22日 06時21分00秒 | タイでの生活
日本からタイのウドンタニ郊外の農村へ移住して来た15年前は、欲しい物があっても売ってなくて、親へ頼んで日本から送ってもらったりしたが、最近はネット通販が発達して何でも手に入る様になった。
日本のアマゾンも時々利用するが、注文すれば一週間弱で届き、送料も二千円弱。タイの田舎で暮らしても、日本の離島へ住んでいるくらいの感覚だ。

先日も理数オリンピック対策に化学の参考書を2冊と草刈り機の刃にするナイロンコードカッターを購入し、いつもネット通販に使うバンコク銀行のデビットカードで決済しようとしたのだが、アマゾンから「お支払いの利用承認が得られません」とメールが届いた。
いつも使っているカードなのに何故?と思い、アマゾンのサポートページを読むと、決済時にカードを発行した銀行へカード情報と一緒に私の住所や郵便番号や電話番号等の請求者情報を送り、銀行側でそれを照合して合っていれば代金が支払われる仕組みそうだ。
承認されない理由は、
①カード情報不一致
②請求者情報不一致
③残高不足
④利用限度額不足
⑤不正利用の疑いによる口座ロック
等があるらしい。

アマゾンへ私が登録した請求者情報をみると、送付先と間違えて登録したのか名前や電話番号が妻のになっており、今までよくこんなので支払われていたなと思う内容だったので、正確な私の情報へ登録し直してみるが、数時間後には再び「利用承認が得られない」とメールが届く。
妻へ頼んでカードを発行した銀行へ電話して貰うと、本人確認が必要と言われて私が電話に出るが、銀行で対応出来る言語はタイ語と英語だけとあって、私が英語で一苦労w。
いくつかの質問へ答えてようやく調べて貰ったが、回答は「口座がロックもされてなく、限度額も十分で異常無い」だった。
それならと試しに中国の通販サイト アリエクスプレスで安い物(リトマス試験紙w 送料込み20バーツ)を買ってみると、何も問題無く即時決済完了。

どうなっているのだと思いアマゾンのカスタマーサポートへ相談すると「一度キャンセルして、再注文してください」と言われてやってみるが、数時間には「利用承認が得られません」とまた連絡が来る。
私が銀行で口座開設時に書いた情報と私がアマゾンへ登録した情報に違いが有るかもと思い、銀行の店舗に出向いて口座情報を確認して貰ったが問題無く、これ以上は店舗で分からないそうなので、店舗の行員がコールセンターへ電話して相談。
私は銀行が承認出来ない理由を教えてくれと妻を通訳にして銀行へ尋ねるが、行員のお兄さんは口座の状態に異常が無いと言うばかりで話が噛み合わない。
後から担当者に電話させますと言われるので、帰宅して待つことにした。

帰宅してしばらくすると銀行から電話と妻がスマホを持って来たので、また英語かと身構えたが、電話して来られたのは日本語を話されるタイ人のオペレーター。
ヽ(^o^)丿アリガト
本人確認がスムースに終わり、カードで決済出来無い話になると「口座の状態に異常は無い」と言われるが、「それでもカードで決済が出来ないですよね。買ったのは子供の本で、決済出来無いので本当に困っているのですよ。原因をしらべてくれませんか?」とお願いすると、「少し時間を頂きますが、20日に電話します。」と受け付けて貰えた。


20日になっても連絡が貰えないので、他の決済方法を探そうとネットと睨めっこ。
クレジットカードは無職の私でも定期預金担保で作れるそうだが、タイの安いカードは盗難や不正利用された時の保証に不安があるらしいので却下。
私の場合はデビットカード専用にする口座を作って、そこへ少額をネットで振り込んでは使っている。

デビットカードだと、バンコク銀行でネット通販に対応しているのは、今使っているマスターカードブランドのみ。
他行だとクルンシィ(アユタヤ)銀行のコールセンターが日本語可能で魅力的だが、日本語ホームページによるとデビットカードはネット通販未対応で残念。
カシコン銀行は、サービスが良いと評判で、ネット通販にも対応しているので口座を作ろうとした事もあるが、他行ならOビザとタビアンバーン(住民登録証)があれば口座開設が可能なのに、ニ年前に私が行った時は「入管の許可が必要」と断られてしまった。(あの時は散髪屋の兄ちゃんに剃り込み頭にされたので、ヤクザと間違えられたか?w)

カシコンが魅力的だが、私名義は面倒そうなので妻の名義で口座とネット通販対応のカードを作る事にした。
ネットで調べるとLINEアプリを利用したLINE BKというサービスがあり、これを使うとカシコン銀行の店舗へ行かずに口座開設とネット通販用のカードが作れる。
LINEアプリで口座開設手続きをし、カシコン銀行のATMでIDカードを読ませれば終わりだが、隣の集落へ1台だけあるATMへ何度読ませても反応無し。
カシコンのコールセンターへ尋ねるとセブンイレブンのレジで可能だそうで、セブンへ行くと直ぐに対応して貰えた。
帰宅するとスマホで顔写真の撮影を求められ、それが終わると口座開設完了の通知があって、セントラルプラザウドンタニ支店へ口座が出来ていた。
リアルな通帳は無いそうで、取引履歴はLINEアプリで見れる。
ATMカードも無くて、お金を下ろす時はスマホでやるそうだ。
ネット通販専用のデビットカードもLINEアプリから申し込んで即時にビザカードを発行。こちらもリアルなカードは無く、アプリで表示されるカード情報を使ってネットで買い物をする。
早速私の口座から数千バーツ振り込んで、アマゾンへ新しい妻のカードを登録して買い物。
直ぐに口座を確認する為に0.3バーツ(1円)の出金と入金がされ、数時間後には代金の引き落とし完了。
カード決済のトラブルで、ここまでに4日も掛かってしまった。
(^_^;)ツカレタ

21日の昼前にバンコク銀行から電話があり、日本語のオペレーターでは無かったので妻に聞いて貰ったが、利用承認が得られない理由は、「アマゾンのゲーム(?)からの不正利用が多いので、バンコク銀行発行のカードではアマゾンからの決済を全て止めている」だった。
デビットカードだけなのか、クレジットカードも含むのかは聞き忘れたが、バンコク銀行発行のカードでアマゾンの決済が出来ない時は、これが理由かも?

アマゾンのカスタマーサービスへも連絡したので対応してくれると思うが、しばらくは無理かも知れない。
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治ったと思えば、また病気(T_T)

2021年05月15日 01時12分00秒 | タイで健康生活
最初はコロナの話題から。
新型コロナ肺炎の感染拡大により、ウドンタニの新規感染者は1日百人を超えた日も有ったが、この最近は1日数人が続いている。
外出時のマスク着用が義務づけられても、マスクの供給は十分と言うより余り気味で、コロナ前は一箱80バーツ前後だったのが昨年は2千バーツを超えた事もあるが、私が知る限りでウドンタニの最安値は40バーツ。
1日中人通りの多い場所のお店だが、店主のおばちゃんの話では布マスクを使う人が多いそうで、ほとんど売れないので原価処分らしい。
以前ネットで再生マスクの話もあったので試しに一箱買ってチェックすると、間違いなく新品の清潔なマスクだった。

今日の本題は私の病気。
私は2006年末にタイへ移住し、2014年4月に血尿が始まり、2017年10月に衝撃波結石破砕術も受けたが血尿は止まらず、結局赤い血尿が治まったのは2019年3月。今でも尿の色が濃い目になると砂状の結石が出ては普通に戻るの繰り返しだ。
やっと大きな石が全部出たと喜んだが、続けて始まったのが原因不明の右下腹痛。
私が調べて怪しいと思ったのは潰瘍性大腸炎だが、病院で血液と便を検査して抗菌剤を出されるだけで治らず、調べる内に北イサーンへ潰瘍性大腸炎へ効果的と言われる抗炎症剤が無いのが判明。
バンコクの息子に送らせては飲み続け、自覚症状が完全に無くなったのが今年の3月。薬の量を半減しても調子が良く、やっと治るなと4月のソンクラーンには喜んで美味しいお酒も飲んだが…
数日後の朝に起きると突然始まっていた左胸下の痛み。(T_T)
心臓・肺・胃・膵臓辺りだとヤバイなと思うが、痛くて堪らないので食欲は少し落ちても、痛み以外は元気そのもの。
痛みを感じるのは左肋骨の下側で、痛みが強い時は肋骨の中心から左脇腹まで痛む。
痛みが酷いのは朝起きてからの数時間で、内臓の重さで肋骨の下の肉を引き剥がされる様な痛み。
昼から夕方になると楽になり、肋骨のカーブした部分が筋肉痛程度に痛む。

ネットで調べて怪しいなと思うのは肋軟骨炎で、図の赤丸の位置の腹筋より外側が痛むのが理由。
それでも気を付けなければと思うのは膵炎。少し前屈みになると痛みが弱まるのがネットの説明と一致する。(私の場合は背伸びしても痛みが弱まるw)
痛みについてネットへ具体的に書いてないので、素人な私には分からないが、痛み以外の膵炎らしい症状があれば医師へ見せたい。

途切れなく次々と病気になるのに私も妻もウンザリ。
寿命まで少なくとも残り二十年はある筈だが、若い頃は毎晩遊び歩いて医者から四十まで生きれないと言われた事も。それだと今はオマケの人生だが、欲を言えば娘が社会人になった姿くらいは見たいものだ。(^人^)オネガイ
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タイの高校入試(パパの失敗編)

2021年05月08日 21時00分00秒 | タイで子育て
タイの高校入試について前後編の2回で説明するつもりだったが終わらず、今回は受験勉強について書いてみる。
娘は私の計画に沿って受験勉強し、第一志望と第二志望の一次試験を超えられず、第三志望も補欠から繰上げ合格だったので、題して「パパの失敗編」だ。

先ずは本文で使う塾の略称について、箇条書きで簡単に説明しておく。一般に使われておらず、私の勝手な造語なので…w 。
・先生の塾
通学する学校の教科担任の先生が副業で開く塾。学校の定期試験の問題が漏洩されたり、通知表の評価が良くなったりは時々聞く話w。
・リアル塾
教室で講師がリアルに教える塾。
・オンライン塾
教室で講師が教えるのを、自宅からネットを利用してリアルタイムに学ぶ塾。
・ビデオ塾
録画した授業を教室で個別に再生して学ぶ塾。バンコクの大手塾がこの方法で地方へ展開している。
・ネット塾
録画した授業を自宅からネット経由で再生して学ぶ塾。
以前は授業の漏洩を防ぐ為か、ネット配信へ消極的な塾もあったが、新型コロナ肺炎の感染拡大で教室を開けられなかったりで、ネット配信をする塾が増えた。
・パパ塾
自宅で参考書を使って私が教えた。

さて本文。先ずは娘が通った中学の上位グループの皆さんの勉強法。マヒドン高の一次試験へ14人中11人が合格した人達だ。
全員が全く同じ学習法では無く、人によって違いもあるが、中心的な人達のを書いてみると…

☆数学
・教科書レベルのリアル塾でM5(高2)レベルくらいまで学習。
・難関校対策リアル塾
・バンコクから元マヒドン高講師を呼んでのリアル塾(娘も参加したが、トラブルが起き1年弱で閉鎖)
・M2の12月頃からバンコクのリアル塾→コロナ肺炎でネット受講へ切り替え

☆理科
・先生の塾M1(中1)のみ○○票対策でw
・難関校対策リアル塾
・別の難関校対策リアル塾
・大手ビデオ塾(物化生の3コース、一部途中放棄有り)
・物理リアル塾(高校レベル)
・化学リアル塾(高校レベル)
・生物リアル塾(高校レベル)
・M2の12月頃からバンコクのリアル塾

☆国語 リアル塾
☆英語 リアル塾
☆社会 バンコクのリアル塾で直前対策

驚くのは、これらの塾をステップアップしながら順に学ぶのではなく、一部を除いて3年間並行して学んでいたこと。
平日に塾を2つ、休日に6つ入れると、週に22コース学べるが、よくもまあこれだけの塾へ通ったものだ。
私なんて良い塾を厳選しようと騒動するが、成績上位なこの人達は良い塾の評判を耳にすれば子供を入れ、実際に勉強して駄目だったら途中でも止めてしまう。払込み済の学費は無駄になるが、子供の人生を無駄にするより良いだろう。
リアル塾の多くは、数多く受講する為に周りの生徒へ声を掛けてグループを作り、塾と時間調整をして専用のクラスで受講したそうだ。
中2の終わり頃から週末や夏休みにバンコクでの受講も加わり、かなりハードな毎日だった筈。
一年弱で崩壊した数学のコースと生物の高校レベルの直前対策は娘も参加したが、生徒の数を調整し教室を借りて講師を手配し、お弁当まで準備された世話役のお父さんのバイタリティには驚いた。
これだけ勉強すれば学校の宿題をやる時間が無いので、時には親がやったり同じ学年の生徒のアルバイトになったり。宿題1つで百〜三百バーツが相場とか。
またネット塾へ手を出せるのは塾から帰った深夜になるので朝が起きられず、毎朝9時頃に登校していた生徒も。朝の朝礼がずっと欠席となるので、中3が終わった夏休みに毎日登校させられたそうだ。
今年度はコロナでやらなかったと思うが、昨年度は入試が近付くと学校を長期に休み、バンコクのホテルで昼間は受験勉強をやり、夕方からバンコクの塾の直前対策コースへ行く生徒も居た。
2017年の記事「タイで上位の高校を目指すには」にも書いた通りで、普通に勉強していては合格しないのかも?
ウドンタニで通う塾は限られるので、上位グループは小学生の頃から知っている生徒が多く、グループ内の相対的な順位は中学3年間であまり変わらなかったが、伸びたのは兄や姉が難関校へ通う2人。何をどう学ばなければならないかを知っており、勉強に無駄が無かったのだろう。

さてここからは中学3年間で成績が落ちてしまった娘の話。
娘の受験勉強の失敗原因を簡単に言うと、数学は「無駄の多さ」で、理科は「インプットな勉強の多さ」だろう。
役立たないが娘の受験勉強を列記すると…

☆数学(中学の教科書レベルは小6で終了)
◎中学入試直後からM2(中2)始業前まで
・リアル塾でM4(高1)〜M5(高2)の範囲(三角関数まで)
◎中学入試が終わって8月頃まで
・日本の参考書「塾技数学」(例題のみ)
・日本の参考書「大学への数学 入試数学の基礎研究」(三角関数まで)
・タイのギフテッド問題集1冊(他にレベルが合わず途中放棄数冊)
・日本のWEBで高1の計算問題
◎M1の9月〜M2の5月頃
・サマーコムカニッタサー過去問題集(3冊900問)
◎M1の1月〜M2の9月
・元マヒドン高講師のリアル塾(崩壊)
◎M2の5月頃〜M3の3月
・ビデオ塾でマヒドン対策2コース(コロナで塾が閉鎖し中断)
◎M2の9月
アカデミックオリンピックキャンプ1
◎M2の12月〜M3の5月
・日本の「大学への数学シリーズ」の高校入試対策2冊(図形中心で)
◎M3の5月〜入試
・マヒドン対策問題集(5百問)
・オンライン塾でウォモウォ2次対策

タイの問題集は、解答を省略して簡単に書いたのが多く、娘一人でやらせると心が折れてしまうので、娘が解けなかった問題は私が調べながら解答を作ったが、元々勉強が嫌いな私が書いた解答の質は決して高いとは言えない。w
教科書レベル−ギフテッド−マヒドン対策と3段階で教えるビデオ塾の難解問題が並んだマヒドン対策コースから始めさせようと私が問題集を使って教えたが、教科書レベル−マヒドン対策と2段階でステップアップしながら教える塾のマヒドン対策コースを受講させて、修了後にもう少しレベルの高い塾のマヒドン対策コースへと進むべきだった。
また、一度解いた問題は覚えている素晴らしい頭脳を持った生徒も居るが、娘の場合は親に似て、しばらくすると忘れてしまうタイプ。普通に解いて繰り返すと恐ろしく時間が掛かり、最後を覚えた頃は最初を忘れている。マヒドン入試の数週間前に解法暗記の方法を知って慌てて取り組んだが、時間が足りなかった。
日本の参考書は至れり尽くせりで使いたくなるが、タイの高校入試では二次関数のグラフや図形の証明等の細かい設問は少ない。私は図形問題くらい同じだろうと日本の高校入試参考書で娘へ教えたが、出題傾向が違って全く役に立たなかった。
マヒドン入試が終わってから買って気付いたのだが、タイの中学生がやる数学のギフテッド問題の基本を丁寧に解説していた日本の参考書は、数学IAの白チャートだった。

☆理科
M1(中1)入学前からM2(中2)始業まで
・ビデオ塾で教科書レベル(物化生の3コース)
◎M1後期
・○○票対策で先生の塾w
◎M2前期から2月
・ビデオ塾でマヒドンレベル(物化生の3コース)1月からコロナによりネットで自宅受講へ切替
◎M2後の3月〜5月
・タイのギフテッド問題集(物化生3冊)
・パパ塾で旺文社の参考書「とってもやさしい○○基礎」を使って高校基礎レベルの物理と化学
◎M3の6月から9月
・ネット塾でマヒドン疑似問題(物化生)
◎M3の10月から入試
ネット塾で直前対策
・ノートを使って解けなかった問題の解法暗記
・日本の参考書を使って天文のパパ塾
・オンライン塾でウォモウォ2次対策(物化生天)

中学入試が終わってM3(中3)が始まるまでビデオ塾を使って教科書レベルからマヒドン対策まで学んだが、市販のギフテッド問題集を解かせて見ると半分も解けないのに愕然とした。恐らく動画の授業を漫然と観ただけだったのだろう。
ビデオ塾の教材は公式等がまとめてあり、問題も良いのがあるのに、授業で講師が触れた部分しか見てなかったらしい。
そこから慌てて日本の高校生向けの基礎的な参考書を使って教え直し、公式等は暗記カードを作って覚えさせてから、塾の教材にある問題やギフテッド問題集を全部解かせて、ネット塾の入試レベルの問題を解くコースへ入れた。ビデオを見ただけでは頭へ入らず、問題を説いて初めて理解出来た様子だった。
塾のマヒドン対策コースもギフテッド問題集も中学の範囲を超えた設問が多く、気体の状態方程式等を使った高校レベルの計算問題も多く学んだが、今年のマヒドンの入試へ計算問題は皆無で、中学の範囲で書かれた複数の文章から正しい文を選んだり間違い探しをしたりの択一問題が多かった。
娘曰く、今回の受験へ一番役立ったのは、試験間近に読んだタイの参考書「SUPER SCIENCE」だったそうだ。教科書レベルの解説だ。

☆英語
◎M1後期まで
・文法重視のリアル塾
◎M2前期からM2の11月まで
・会話重視のリアル塾
週末しか開講されなくなり中断
◎ウォモウォ二次試験前
オンライン塾で直前対策

ボキャ貧ながらも英語は得意な筈だったが、塾を止めて成績が落ちた。
ウォモウォの二次試験では英語の最低点が設定され、ビビりながらの受験だった。

だらだらと羅列したが、私の備忘録なのでお許しを。m(_ _)m

最後に上の本文と重複しているが、私の失敗をまとめると…
「教科書レベルの学習に受け身な方法で時間を掛け過ぎ、解答の質が低いタイの問題集や出題傾向が異なる日本の参考書を使って、元々勉強嫌いでノウハウの無い私が教えてしまった。」 orz
有能な講師の塾で、効率的に学ばせれば良かった。


最近はコロナの感染対策に今までは教室へ行かなければならなかった塾も授業のネット配信を始める傾向で、自宅から受講可能になった所が増えた。
今までは塾の充実度による地域間格差が大きく、イサーンだとナコンラチャシマ、コンケン、ウボンラチャタニ、ロイエット、ウドンタニが強くて、またそこからバンコクへ通う生徒が更に強かったが、この傾向が続けば解消されていくかも?
これからが楽しみだ。

高校では親元を離れて入寮するが、「宿題が多くて時間が無いので、ネット塾を多く申し込んで持ち込むな。全部捨てる事になる。」と説明会で言われている。
噂では主要科目は高校3年分の勉強を一年半で済ませ、英語検定も義務。後は研究や受験勉強が主とか(?)
今年は30人中24人が医学部や歯学部へ合格したそうで、ハードな勉強が待ってそうと娘はビビっている。
「医師になる」という3歳からの夢に向かって頑張って欲しい。





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タイの高校入試(後編)

2021年05月01日 01時44分00秒 | タイで子育て
先週の前編では各県のトップ校への入試について、ウドンピット校を例にして紹介した。
今週は後編でバンコクやその周辺にある有名校や各地の大学付属校について紹介したい。

最初は、バンコクの公立高校。
タイで人気も実力もナンバーワンと言われるトリアムウドムスックサー高等学校について。

入試はバンコク郊外の試験会場に於いて国数理社英の5科目で行われ、理系コースでも文系科目の高得点で合格する生徒が多いらしく、受験勉強で理系科目のみへ力を入れると厳しいかも。大手の塾へはトリアムウドム対策コースがある。
理数ギフテッドコースは、理数コースの合格後に実施される選抜試験で決まる。
バンコクの中心地でチュラ大へ隣接しており近くへ塾も集まっているが、学校へ寮が無く近くのアパート等の家賃は月1万バーツ前後。食費等の生活費も月1万バーツ弱で、学校や塾の学費も月平均で少なくともそのくらい。
平均して月3万バーツ以上必要となると、地方の会社員や公務員が子供を行かせるのは厳しいかも?
娘は入試へ行きたがったが、我が家は零細農家だし、女子高生へ一人暮らしをさせられないので受験させなかった。
バンコクで人気の高校は、他にもシーナカリン大学付属パトムワン校やボディンデチャー校等がある。
日本と違って、タイは住所による校区の縛りが厳しく無いので、受験は可能らしい。

次はカムノェトビダヤー高。(私へはカムヌゥヴィッと聞こえる)
英語名は、Kamnoetvidya Science Academy(略称 KVIS)
タイの石油関連大手国有企業PTTによって設立された財団が運営する全寮制の私立高校。定員が70人前後(確か?)と少なく難関。科学技術の振興を目的に設置され理系重視。
校舎はラヨーン県へあり、授業は英語で行われるそうだ。学費等は奨学金が支給される。
娘が小学生の時に通った塾の先生の息子さんがここから京大へ進学されたが、タイ国内の大学へ進学する生徒も居る。
塾のKVIS対策は、後に紹介するマヒドン高と同じコースへなっている事が多いが、一次試験を受けて落ちた娘へ言わせると、「難しくて手が出なかった(T_T)」そうだ。二次試験は実験の実技があり、対策コースを準備する塾もある。
一次試験は地方でも行われ、ウドンタニでも受験出来た。

ナコンパトム県のマヒドン大学サラヤキャンパスへある全寮制の高校。科学技術の振興が目的だそうで、学費や生活費へ奨学金が支給される。
毎年全国から1万人以上が受験するが、定員は240名の狭き門。娘も受験したが、一次試験の600人へ入れなかった。(T_T)
二次では知能を測る設問もあり、今年は紙とハサミを渡されて切り紙を作らされたそうだ。理科では実験に関する設問もあり(実技?)対策する塾もある。
一次試験は、ウォモウォや高専と一緒で、第4志望まで申し込める。
受験願書はネットで提出だが、毎年願書の提出に失敗する人が居るので注意!操作に時間が掛かり過ぎるとサーバーから切断され、それを繰り返すと接続規制されるらしく、ログイン出来なくなる。高校へ電話を入れ対応を頼んだ人も居たが、締切に間に合わないと判断されたのか、何も対応されなかったと聞いた。
郵送での願書提出も可能だが、事前にネットからログインして、願書郵送欄へのチェックが必要であり、ログイン出来なければ郵送も出来ない。こうなると上位の学校を目指して勉強して来たのに、選択肢の大半を諦める事になる。
事前に写真や必要書類を準備してファイル化しておき、願書の受付が始まると早めに手続きすべき。性能が低い古いパソコンやスマホからの願書提出は、リスクが高いので要注意。
地方へも受験会場が設置され、ウドンタニでも受験可能だった。

4番目はKOSEN(高専)
日本の国立高等専門学校機構の支援で、令和元年にキングモンクット工科大学ラートクラバン校へ出来た。
SNSのタイの教育関連のグループでやたらと名前が出て人気があり、一次試験は、マヒドン高と一緒に行われる。
学歴社会のタイで、高専の卒業生がどう評価されるか興味がある。最初の卒業生は数年先だ。

最後にウォモウォ。
マヒドン高が上手くいったので、タイ各地の大学付属校へ同じ仕組みを導入して出来たコース。タイ全国へ20校前後あるのでは?
科学技術の振興を目的に設置され、全寮制で学費や生活費は奨学金で賄われる。
イサーンでは…
スラナリー大学附属
 ラチャシーマー校
 スラウィワッ校
コンケン大学附属
 モーディンデン校
 スクサーサー校
マハーサラカーム大学附属校
…の5校へウォモウォコースがある。
娘は某校へ補欠からの繰上げ合格。危なかった。(^_^;)
レベルは学校によって違いがあり、一般に高い所でマヒドン未満かつ地方の主要都市のトップ校1組前後くらい。低い所は…3組くらいまでか?
上の5校の中でも、某A校は30人中医学部歯学部へ24人合格。別の某B校は30人中4人合格。同じカリキュラムで学んでも、このくらい違いがある。
入寮が必須で塾へ通い難いので、都市部へ住む生徒は避ける傾向があり、繰上げ合格は補欠の下位まで進行中する事が多い。
大手の塾も無い小さな県の生徒や、娘の様に通学に時間が掛かる(往復で毎日2時間弱)生徒が選ぶ傾向があるのでは?
ウォモウォの入試は、一次試験がマヒドン高と一緒に行われ、1つの大学へ附属校が2つあっても、その大学附属でまとめて1つ選択。第4志望まで可能なので、高専や他のウォモウォも併願可能。合格ラインを超えれば複数の合格判定が出るが、ウォモウォの二次試験日は統一されているので、受験できるのは1つのみ。但し附属校が2つある大学は、二次試験で2校をまとめて併願可能。
この時気を付けなければならないのは、2つの学校のレベルが大きく違う時。カリキュラムが同じでも成績が良い生徒が人気のある方へ集中する事もあるそうで、当然授業のレベルに違いが出るだろうし、大学受験にも影響が出て来る筈。
同じ大学の附属校で医学部歯学部へ24人合格したA校と4人だったB校を志願したWちゃんの話をしよう。
1つの大学へ附属校が2つある場合は、二次試験の願書へ志望校の欄があり…
A校
B校
AB併願A校優先
AB併願B校優先
…と4つの選択肢。
A校志望だけど、落ちるのも嫌だからと、「B併願A校優先」を選んだWちゃんだったが、入試結果はB校合格のみ。
そしてWちゃんとライバルだったXちゃんは、A校だけを志願して補欠からの繰上げ合格。
Wちゃんは、AB両方へ合格すればA校が優先されたが、試験結果がA校補欠でB校合格だったため、合格が優先されてB校合格のみとなってしまった。
同じ成績なのに、WちゃんはB校でXちゃんはA校へ合格となると、進学実績が大きく違うだけに不満な筈。B校では、地方の主要都市のトップ校1組の進学実績にも劣ってしまう。
進学実績の劣るB校でも良いので、どうしてもそこのウォモウォへ行きたいので無ければ、実績が良いA校のみを選ぶべきだろう。

高校の紹介はここまでだが、長くなってもう疲れてしまった。受験の話題だけに私より読まれる方がそうだろう。w
受験勉強については、来週に続きの「パパの失敗編」で…。
m(_ _)m


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