私は中老男である。
午前中にアイスホッケー話をUpしたが・・・。
今テレビを点けると「甲子園ボウル」をやっている。
分からない人にはまったくわからないだろうけれど、アメリカンフットボールの大学選手権のことをこのように呼ぶ。
アメリカンフットボールのシーズンは秋から冬なので、この年末から年初めに大きな大会が続く。
以前は関東リーグvs関西リーグの勝者の対決だったのだが、今回から地域リーグの勝者によるトーナメントになったという。
しかし、残念ながらこの両リーグの力は群を抜いているので、結局昨年までと同じ構図になった。
早稲田大学ビッグベアーズvs関西学院大学ファイターズというある意味「おなじみ」の対決。
第3クオーターからの観戦だが、ロースコアのゲーム。
互いの硬いディフェンス力で勝ち上がってきた。
「似たようなチーム」らしい。
前半のリザルトも獲得ヤード・オフェンス時間もほぼ同じだった。
アメリカンフットボールのルールもむずかしいと思っているのではないですか?
そんなにむずかしくないですよ。
QB(クオーターバック)という選手が野球でいうピッチャーとバッターを兼ねているような感じ?(なおわからなくなりましたか?)
とにかく攻撃はこのQBがすべてを握っている。
選手は15人ずつ。
完全専門制で攻撃権があるときは「オフェンスチーム15人」が、攻撃権のない側は「ディフェンス15人」のゲームになる。
そして、キック専門の「キッキングチーム」が数名いる。
ボールは「前に1度」しか投げられない。(後ろへは何度パスしても可)
1度のオフェンスで10ヤード進まないと攻撃権を失う。
もっと細かいことはいっぱいあるのだけれど、とにかくボールが相手ゴールへ運ばれれば得点になる。
そして、アメリカンフットボールの最大の特徴は敵が「相手チーム」と「残り時間」の二つあるということ。
バスケットも同じなのであるが、アメリカンフットボールの場合得点が「7点・3点・2点・1点」なので、オフェンスの選択が多岐にわたる。
ゆえにその「攻撃の面白さ」が倍増するのだ。
もうすぐ試合が終わるが、似たようなチームだったので最後の第4クオーターの中盤まで面白いゲームだった。
今、ファイターズが5年連続33回目の優勝を決めた。
スコアは34-17。
ダブルスコアではあるが、第3クオーターから第4クオーターの途中までは、どちらに転ぶか分からない展開だった。
早稲田が勝てなかった理由は、ワールドカップの優勝国が8カ国でなかなかほかの国が優勝できないのと同じように「ちょっとした自信」とか「精神的な余裕」みたいなもののような気がする。
複雑なルールのスポーツというのは、わかってくるとその複雑さゆえに「コクのある面白さ」がある。
野球などもアメリカンフットボールと似て「ハマる」でしょ?
正月3日には社会人の全日本選手権「ライスボウル」がある。
こちらは甲子園ボウルよりさらに迫力がUpする。
楽しみだ!
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、冬シーズンのボールゲームを楽しみますように。
May
「〇〇ボウル」というのは、行われる地域性(特産品など)を表すのがアメリカ流なのだが(オレンジボール等々)日本の場合「なんとなく命名される」感じがあるなぁ。