完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「酒が飲めなくなった」ということ。      ~時代小説の巨匠のセリフ~

2022年12月12日 | Weblog

 

 

私は中老男である。

 

 

少し遠出をした。

 

 

地域で一番大きな市。

 

 

夕方ちょっと一杯飲りに居酒屋に入った。

 

 

実はコロナ騒ぎが始まってこのかた、ほとんど外で酒を飲んでいない。

 

 

 

ほぼ2年半ぶりの居酒屋である。

 

 

 

一番驚いたのが・・・。

 

 

お客さんがしっかりいるのに。

 

 

「静か」なのである。

 

 

まず、店員さんも以前のような「にぎやかな対応」をしない。

 

 

註文もスマホで簡単にできる。

 

 

だから、いちいち店員さんを呼ばなくてよい。

 

 

 

でもやっぱり「にぎやかな酒場」がいいなぁ・・・。

 

 

 

出てくる肴は、とてもおいしいしひさしぶりに飲む日本酒も「五臓六腑」に染みた。

 

 

 

刺身の5点盛り・油揚げ焼き・海鮮サラダ・焼き鳥・だし巻き卵等々

 

 

 

生中ジョッキ1杯・燗酒1合・吟醸酒2グラス・再び生中ジョッキ1杯。

 

 

 

おととい「酒」を解禁したばかりなのに・・・。

 

 

もともと酒好きの血筋である。

 

 

解放感&よその土地。

 

 

 

すっかり酩酊して宿に帰る。

 

 

 

・・・困ったことに、こうした時は「寝酒」が欠かせない。

 

 

 

帰りにコンビニで買った「ミックスナッツ」「ポテトチップ」を持参のウィスキーをハイボールにして・・・。

 

 

 

2杯ほど飲ってしまった。

 

 

「バッタリ」という感じで寝てしまう。

 

 

問題はここからである。

 

 

 

話は変わるが・・・。

 

 

時代小説の巨匠「池波正太郎」のエッセイを私は愛読している。

 

 

 

私は彼の時代小説よりどっちかというと「エッセイ(食中心)」の方が好みなのだ。

 

 

 

名著「銀座日記(正・続)」は、度々再読している。

 

 

 

その本の終盤に・・・。

 

 

 

「酒が飲めなくなってしまった」という記述が出てくる。

 

 

 

何十年も1日とて酒の切れることなかった池波氏がである。

 

 

 

晩酌に日本酒平均2合ないしオンザロック3~4杯・ワイン4~5杯。

 

 

 

飲む気になれば一升の酒も平気で飲めた彼がである。

 

 

毎日晩酌をするが「なんと2勺だ」という。(2勺と言えば盃に3杯くらいだろうか・・・)

 

 

先回のUpと同じような展開であるが。。。

 

 

数年前間で「そんなわきゃない!」って思ってた。

 

 

夜中の2時半に目が覚めた。

 

 

動悸の激しさに目が覚めてしまったのだ。

 

 

普段でもイビキの大きな私であるが、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群」なのかもしれない。

 

 

ドキドキが止まらぬウーロン茶をゴクゴクと飲み干す。

 

 

いつの間にか寝入るが、また1時間ほどで同じ状態で目が覚める。

 

 

50代後半からこんな感じになり、最近はほぼ必ずこの状態になる。

 

 

 

たぶん、池波氏もこうだったのではないだろうか・・・。

 

 

物理的に酒の量が飲めなくなったのではなく、飲んだ後に体調が悪くなるのだ。

 

 

飲んでいる時は「いい気分」なのだが・・・。

 

 

反動が怖い。その体調の悪さと引き換えにするほどの価値が「酒にあるのか?」と疑問を抱くと・・・。

 

 

つまり「飲めなくなった」のだ。

 

 

結局、体の不調はようやく今緩和されたくらいで、ほぼ1日ダメだった。

 

 

まあ、60歳を過ぎると「酒」がそんなに「絶対必要なモノ」でなくなるということなのだろう。

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、若いときに悔いのないようにお酒を飲んでおきますように。

 

 

 

         May

 

 

池波氏曰く「そんなにたくさん飲みたくもないが、外出先で酒が飲めないと『間』が持たない」

 

 

 

 

 

コメント
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