「絶版文庫」のお知らせ
先に関口存男さんの訳注書の1部を「sky drive」で公開しました。しかし、「形式的には著作権の切れていないもの」、つまり関口さんの弟子が書いて関口さんが校閲したものなどは、その弟子に著作権が残っているとも考えられますので、公開を躊躇していました。
しかし、今回、公開に踏み切りました。その理由は以下の通りです。
1、長らく絶版になっていて、どう見ても再販の可能性があるとは思えない。
2、公開が、著作権者の利益(物質的利益、精神的利益)を侵害するとは考えられない。
3、学問的には公開のメリットがかなりある。つまり、原著者が絶版のままにしておくことの方が非社会的である。
万一、著作権者の方から接触があった場合には、誠意を持って対応するつもりです。
同様の趣旨で、関口派のドイツ語参考書だけでなく、許萬元さんの雑誌論文なども、ヘーゲル研究にとって公開が必要なものを公開します。まとめて「絶版文庫」という名を付けました。
2010年06月19日、牧野 紀之
先に関口存男さんの訳注書の1部を「sky drive」で公開しました。しかし、「形式的には著作権の切れていないもの」、つまり関口さんの弟子が書いて関口さんが校閲したものなどは、その弟子に著作権が残っているとも考えられますので、公開を躊躇していました。
しかし、今回、公開に踏み切りました。その理由は以下の通りです。
1、長らく絶版になっていて、どう見ても再販の可能性があるとは思えない。
2、公開が、著作権者の利益(物質的利益、精神的利益)を侵害するとは考えられない。
3、学問的には公開のメリットがかなりある。つまり、原著者が絶版のままにしておくことの方が非社会的である。
万一、著作権者の方から接触があった場合には、誠意を持って対応するつもりです。
同様の趣旨で、関口派のドイツ語参考書だけでなく、許萬元さんの雑誌論文なども、ヘーゲル研究にとって公開が必要なものを公開します。まとめて「絶版文庫」という名を付けました。
2010年06月19日、牧野 紀之
まったく同感です。
これまでPDF資料は印刷・製本して閲覧してきました。
先日よりiPadを利用するようになって、その便利さ、快適さに驚いております。今後の活用に大きな可能性を見出している所です。
僭越ながら「絶版文庫」へのリクエストを2点。
1.「関口ドイツ語学の研究」
2.「新ドイツ語文法教程」
1は近刊の研究書によって置きかえられることになるかと存じますが、いま是非とも読んでみたい文献です。(pdf鶏鳴双書の形でも構いません)
2は第4版の版権切れまでまだだいぶ時間があるものの、復刊リクエストの声が出版社になかなか届かず、手もとに置く機会を逸している文献です。
ご検討いただければ幸いです。