マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

「文法」のサポート、詳細索引、直接法

2015年03月26日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

747──damitの副文の中
1025──従属疑問文の中

1038──間接話法における直接法
1061──副詞・評辞・間投詞+dass文の中

1066──「一つ間違えば〜に成るかもしれない」の未来文は直接法
1068──親しい間柄での忠告と直接法

1077──wir hätten’sとwir haben’s
1085──後から言う否定的な但し書きの中

1095──仮構的延長文の中
1096──ohne dassの中

1257──反発的反問文の中
1286──dassを使った間投文の中

1310──und+定形倒置文で「挑みの認容」を表す場合

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大津市の中2生徒のいじめ自殺事件の和解

2015年03月24日 | ア行


 01、朝日の記事、2015年03月18日

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを受けて自殺した事件をめぐる訴訟で、生徒の両親と市の和解が03月17日、大津地裁(山本善彦裁判長)で成立した。

 越直美・大津市長は和解後、いじめ自殺を防ぐ字校側の責務を広くとらえた今回の和解条項を、全国で共有するように国などに働きかける考えを明らかにした。

 和解条項では、教職員が生徒へのいじめを認識し、自殺を予見することが可能だったのに防げなかったことなどについて、市が両親に謝罪するなどとした。賠償額は4100万円相当とし、すでに支払われた災害共済給付金を除く1300万円を和解金として市が支払うとした。

 地裁は、事件前から文部科学省がいじめに関する通知を繰り返し出していたことなどを踏まえ、2月に行った和解勧告の中で「教職員は一般的に、いじめを要因として自殺が生じうることを予見できる状況にあった」と踏み込んでいた。

 越氏は生徒の父親らとともに記者会見。越氏は「今回の和解条項で特に重要なのは、教職員がいじめに気付き、止める責任があると書かれた点」と評価し、「『いじめに気付かなかった』との言い訳は通じない」と述べた。父親は「(いじめで)苦しむ全国の人たちにこの画期的な和解内容を伝え、役立てたい。全国の教育関係者は、二度と悲劇を繰り返さないための手がかりにして」と求めた。

 ★ 信頼が土台に(大津市の第三者調査委員を務めた教育評論家の尾木直樹さんの話

 第三者委は疑問が出れば必ず解明する姿勢を徹底し、事実を緻密に積み上げていじめ行為を認定した。委員には遺族の推薦人を入れた。公平だと信頼され、調査結果が和解の土台になったと思う。事件をきっかけに「いじめ防止対策推進法」はできたが、依然いじめ対応が後回しの学校はある。命にかかわる事態との認識を強めてほしい。いじめに気づくため、教室で生徒同士が指摘し合える雰囲気作りも大切だ。

 ★ 和解条項の要旨

・市は男子生徒の自死を予見できたのに適切に対応せず、予防できなかったことを謝罪する

・市は自死後に適切に対応しなかったことを謝罪する

・市はいじめ防止のための取り組みを継続する

・市はすでに支払った2800万円とは別に、和解金1300万円を支払う

・市は和解条項をホームページに掲載する

 ★ 生徒の自殺をめぐる主な経緯

2011年10月、生徒が自殺
   11月、大津市教委が「いじめはあったが、自殺との因果関係は不明」と発表

2012年02月、生徒の両親が市や同級生らに損害賠償を求め提訴
   07月、「自殺の練習をさせられていた」とするアンケートの回答が明らかに。

      越直美市長が第三者委設置を表明

   07月、滋賀県警が元同級生による暴行容疑で中学校と市教委を捜索

   12月、県警が暴行容疑などで元同級生2人を大津地検に書類送検。当時13歳の1人を児童相談所に送致

2013年01月、第三者委が「いじめが自殺の直接的要因」とする報告書を提出

   09月、いじめ防止対策推進法施行

2014年03月、大津家裁が元同級生3人の処分決定

2015年02月、大津地裁が和解を勧告

 02、牧野の感想

 この程度の成果でも「画期的な和解」(生徒の父)と評価されるのは、この問題についての理解がいかに低いかを証明していると思います。

 どこに不十分さがあるかと言いますと、第1に、「学校に責任」という捉え方です。私見では、「校長と教育長に8割の責任」としなければなりません。従って、いじめが起きたら、ましていじめ自殺が起きたらなおさら、校長と教育長とは給与の一部を返し、場合によっては退職金なしで辞職するべきです。それくらいの覚悟がないならこどもを預かったりするな、と言いたいです。

 学校教育というものは個々の教師が行うものではなくして、「校長を中心とする教師集団が行う」ものです。これまでにも何度も言ってきましたが、少しもこの理解が広まっていません。尾木直樹さんですら、こういう点を主張していません。

 第2に、これくらいの成果でも達成出来たのには越市長のやる気が大きいと思います。アンケートの結果の公表を渋る教育長を何時間も説得して公開させた点にそのやる気がよく出ています。聞くところによると、越市長は自分自身かつていじめを受けたことがあるそうです。

 我が浜松市でも同じ問題で「市や教委側に誠意がない」として、裁判が起こされ、裁判所から和解勧告が出ていますが、この程度の和解にさえ達するか、あやしいものです。浜松市では市長にやる気がないからです。

 第3に、自分の人権を守る方法を具体的にきちんと教えるべきです。人権尊重こそ道徳教育の第1の課題です。この事が確認されておらず、実行されていません。特に裁判所に(簡易裁判所でいいから)訴える方法を教えるべきです。裁判の見学を教育課程に入れるべきです。

 この事は、いじめに遇ったこどもが先生にも校長にも親にも言いにくいという現状を考えると特に重要です。私自身、裁判の傍聴を通じて自分で裁判を起こす方法を知った事はとても大きな自信と勇気になりました。

 第4に、又校長の問題に戻りますが、校長のだらしなさは本当に度しがたいものがあります。先日、川崎市の中学生がいじめで殺されました。その後再開された当該の学校の校長が、その時何と言ったか。ラジオで聞いただけですから、間違っている点もあるかもしれませんが、根本は間違っていないと思います。私の記憶では、校長は、「皆さんがしっかり生きて行くことがU君の死を無駄にしない方法だ」とか言ったはずです。

 この発言のどこが問題でしょうか。校長の反省がない点です。「U君が自分に相談してくれなかったことは、自分が生徒に信頼されていないことだ。申し訳ない。今後はいじめを受けたら、又はいじめを見聞きしたら、直ぐにまず校長の私に知らせてください。命がけで、いじめを無くし、皆さんの命を守ります」とどうして言えないのでしょうか。

関連項目

いじめ自殺問題















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『辞書で読むドイツ語』第3版、発売

2015年03月20日 | 読者へ

『辞書で読むドイツ語』第3版、未知谷

四六判、上製、274頁。

鶏鳴出版を通して購入する場合の価格は2800円(税送共)です。


 全体としては第2版と同じですが、誤植と間違いを是正したのは当然として、そのほか、空白部分に以下のものを加えました。

1、ドイツ文字のアルファベットを載せました。

2、ヴィンクラーさんの「友の死」(関口存男追悼文)を訳して載せました。

3、ヘーゲルのベルリン大学での「開講の挨拶」(1818年10月22日)の最後の部分を訳して載せました。

4、「関口文法」への案内を載せました。

2015年3月20日、鶏鳴出版、牧野紀之

     関連項目

鶏鳴出版

定価改定のお知らせ


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「文法」のサポート、詳細索引・移轍

2015年03月19日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

118──会話文の後に入れるsagte sieは移轍である

221-3──移轍とは何か。移轍と錯構と倒錯語法

232──移轍の起きる心理的根拠

232──「途中乗り換え」

937-8──「誰々に〜された」をvonやdurchで表現するのも移轍

1122──Er war so freundlich und half mir bei der Arbeit

1153──移轍の起きる根拠。思想(意味)は言語より強し

1233──Wie ist Ihr Naame?

1358──so günstig wie nur je

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「文法」のサポート、詳細索引・合言葉

2015年03月18日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

318──掲称的語局だから無冠詞

376──Sturm und Drang

385──同じ句の中での同語の対立、Stunde um Stundeなど

619──遍在通念の合言葉化における英と独

621──合言葉と通り言葉の違い

663──合言葉の消滅過程

666──物質名詞が合言葉に成った根拠

684──不定冠詞を冠すると合言葉とは感ぜられなくなる

691──判定と合言葉

1130──語が無冠詞になって前置詞化するのは合言葉として用いられたから

1413──「下された判断」と「挙げられた合言葉」

1485──「も」が掲称的語局を占める場合


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「文法」のサポート、詳細索引・ラテン語(ラテン系諸語)

2015年03月16日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

150──属詞文とラテン語

156──es handelt sich um etwasとラテン語

208──絶対対格とラテン語の絶対属格

222──ラテン語と倒錯語法

240──「言うより早く」のラテン語

262──ラテン語由来の名詞

305──ラテン語の呼格

333──掲称の2格はラテン語由来か

421──非人称動詞とラテン語

458──文頭に関係代名詞を用いるのはラテン語由来

531──nach gelesenem diesem Blattとラテン語のepistula perlecta

554──ラテン系諸語にはmilliardはない

628──ラテン系諸語における故意の冗長

752──ラテン系諸語には「過去の或る瞬間に為した動作」と「過去の或る瞬間に為しつつあった動作」とに対して別の時制がある

820──副文内の再帰代名詞が主文の主語を受ける場合

843──未来受動分詞とラテン語の動形容詞

845──未来分詞という名称の不適切さとラテン文法

847──ラテン語の第2目的分詞

857──ラテン語における欠如動詞

881──ラテン語のperfectum

902──「話法」とラテン語のmodus

1045──ラテン系諸語における条件法

1064──es fehlt nicht vielはラテン語由来

1105──独立2格名詞の副詞句とラテン語

1161──「何々と」のalsやfürに当たるラテン語はない

1290──間投文のum .. zuは仏の影響かラテン語の影響か

1328──自動詞の受動文はラテン語の影響による

1426──Dass ich nicht wuessteの元としての仏とラテン語

1509──ラテン語人名のドイツ式読み方
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「文法」の詳細索引・doch

2015年03月13日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

107──dochの先置

124──先置文又は正置文+dochで理由の表現

898──命令文に逆接する表現

987──Dich soll doch!

1068──Ich dächte doch

1169──逆接的な前提を後から言う場合

1217──kein .. dochという二重否定の変態

1247──先置文+dochの間投文

1248──付加疑問文を作るdoch

1272-3──否定疑問文への応答。nicht dochとdoch

1311──「なにくそ!」のdoch

1390──B, doch nicht A


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「文法」のサポート、詳細索引・複数形

2015年03月09日 | 「関口ドイツ文法」のサポート

 
282──複数形の準則、方言

292──人名の複数形

303──凍結形の複数形

379──前置詞句で-en語尾を付ける場合

381──連語に複数名詞がある場合の数

386──A auf A では同一語が使われる事多し

610──素朴通念の定冠詞を冠した単数名詞と複数名詞

629──単位として使われた単数と複数

652──外的形容と無冠詞複数形

654──質の含みの単数形と数または量の含みの複数形との違い

665──有数名詞の単数形は有量名詞の単数形と同じ扱いを受ける

667──合言葉として使われる場合の複数名詞

715──無冠詞複数形が先行詞の場合

1181──keine+複数名詞

1185──無冠詞複数名詞の意味形態

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定価改定のお知らせ

2015年03月08日 | 読者へ

諸般の事情を考慮して、鶏鳴出版で出しているものの一部と鶏鳴出版で取り次いだ場合の牧野本との定価(税送込み)を以下のように改定します。

pdf鶏鳴双書

pdf鶏鳴双書4「自然哲学(序論)」ヘーゲル著、牧野紀之訳注、800円

pdf鶏鳴双書 6「ヘーゲルの始原論」、定価1000円


CD

 「関口ラジオ講座1956年度1年分」
  CD7枚。一括で2万円。


牧野本

 1、西洋哲学史要(増補版)、波多野精一著、牧野紀之再話、未知谷刊
  四六判上製 329頁、定価3000円

 2、精神現象学、ヘーゲル著、牧野紀之訳、未知谷刊、2001年09月初版発行
四六判上製箱入り、1047頁、定価 1万円

 3、哲学の授業、牧野紀之著、未知谷、2002年6月初版
四六判上製 250頁、定価2200円

 4、哲学の演習、牧野紀之著、未知谷、2003年05月初版
四六判上製、 320頁、定価2500円

 5、辞書で読むドイツ語、牧野紀之著、未知谷、2015年03月第三版
   四六判上製、 274頁、定価2800円

 6、関口ドイツ文法、牧野紀之編著、未知谷刊、2013年6月初版
A5判上製箱入り、1548頁、定価15,000円

7、マルクスの空想的社会主義、牧野紀之著、発行・論創社
四六判上製 380頁、定価2800円

8、理論と実践の統一、牧野紀之編著、発行・論創社
四六判上製 432頁、定価4500円

★ 購入方法

 お申込み方法は2つあります。

  、振り込み
  口座番号、00130 - 7 - 49648
  加入者名、鶏鳴出版
  ★ 通信欄に購入希望の商品名を書く事を忘れないようにして下さい。

 ◆,罎Δ舛膓箙垳座を持っている方は振り替えも出来ます。
  記号 00130、番号 049648
  名義、鶏鳴出版
  ★ 送金後に「購入商品名、注文者の氏名・住所・電話番号」を、マキペディアのコメント欄を使ってお知らせ下さい。

  関連項目

鶏鳴出版
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活動報告、2015年03月06日

2015年03月06日 | 読者へ

 未知谷版「小論理学」のための「第1」原稿が出来ました。つまり、鶏鳴版の見直しが「小論理学」の最後の頁まで行き着きました。

 しかし、これを「第1」原稿と言いますのは、まだ直さなければならない事があるからです。

 前の方の部分について言いますと、第1に、この作業は2013年の4月から始めました。「関口ドイツ文法」(以下、「文法」と略称)の刊行が同年の6月ですから、それまでは「『文法』の何頁を参照」という訳注を書けませんでした。これが書けるように成ったのは第19節以降です。従って、第18節までを、特に語学的に、読み直さなければなりません。

 第2に、これの方が重要ですが、見直し作業の最後の方で、ヘーゲルの「小論理学」の書き方について新発見をしたのです。それは、ヘーゲルはたいていの所で、その論述を「そこのテーマについての総論」を書き、それから「各論」を書くというやり方をしているということです。
 ご存
じのように、まず『エンチクロペディ』全体については第1節から第18節までの「序論」Einleitungがあります。次いで、その第1部である「論理学」に対しては第19節から第83節までの「予備知識」Vorbegriffがあります。この語はこれまでの翻訳では私の鶏鳴版を含めて「予備概念」と訳されてきましたが、今回私は「予備知識」としました。訳の詮索はともかく、ヘーゲル自身がEinleitungと別の語を使ったのはもちろん『エンチクロペディ』全体とその第1部を区別するためでしょう。ですから『エンチクロペディ』全体へのEinleitungがなければここにEinleitungという語を使ったでしょう。

 この「予備知識」のかなり大きな内容がどういう構成に成っているかは大きな問題ですが、これまで論じた人はいないようです。今回私案を出しましたが、それは現物が出た時に見てください。

 「総論」と「各論」という構成の仕方はここで終わっていないことに今回初めて気づきました。それは、個々の章節でも項でもたいてい行われているのです。例えば本質論の第2章の「現象論」の最初の節(第131節)「現象論の総論」です。これなどは第132節が「第1項・現象の世界」となっていますので、分かり易いでしょう。

 しかし、ヘーゲルが何も書いてない所でもこれは実行されています。そこで、これを明確に出すことにしました。「形式を読む」という読み方を徹底したわけです。例えば、最後の「絶対理念」の「項」(第236から244節まで)には次のような「内容小見出し」を付けました(縦組みの本なので漢数字にしてあります)。

       第三項 絶対理念

第二三六節〔総論一・理念の概念〕
  付録〔理念論の結論としての絶対理念〕

第二三七節〔総論二・絶対理念の内容と形式〕
  付録〔絶対理念とは何か〕

第二三八節〔A・方法の第一契機は始原〕
 注釈〔思弁的思考は始原の性格をどう理解するか〕
  付録〔哲学の方法は分析的かつ総合的、受動的かつ能動的である〕

第二三九節〔B・第二契機は進展〕
 注釈〔進展の分析的かつ総合的性格〕
  付録〔進展の意味〕

第二四〇節〔存在論、本質論、概念論の内部での進展〕

第二四一節〔存在論から本質論への進展と本質論から概念論への進展〕

第二四二節〔C・第三契機は終局]

第二四三節〔理念論の結語・理念は体系的統体である]

第二四四節〔論理学の結語・論理学から自然哲学へ〕
  付録〔存在する理念が自然である〕

 以上の仕事はまあそれ程大変でもないのですが、最大の問題は、今度の未知谷版「小論理学」を「ヘーゲル哲学概論」から更に進んで「哲学概論」的性格を持たせようと考えるようになったことです。出版社の方でどこまで認めてくれるかは問題ですが、ともかく私案を具体的に提示することが先決です。

 鶏鳴版は最初1978〜1985年にかけて5分冊で出し、その後1989年に二巻本として同じ物を出しました。最初から数えると37年、最後から数えても26年経っているわけです。今回見直してみて、やはり語学的にはもちろんの事、哲学的にも成長したな、と気づきました。鶏鳴版では「上巻」に比して「下巻」の訳注が断然少なくなっています。しかし、今回はそういう事には成りませんでした。

 そういう訳で、もうしばらく、と言ってもいつまで掛かるか分かりませんが、「小論理学」を仕事の「中心」に据えてやって行こうと思います。「文法」の改訂版のための準備は常に、今まで通り「従たる仕事」として続けて行きます。

 よろしくお願いします。

2015年3月6日、牧野紀之
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