マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

真の防潮林、浜松で3回目

2014年02月27日 | ハ行
 01、静岡新聞、2014年02月27日

 環境保全活動を行うNPO法人縄文楽校(浜松市北区)は26日、同市南区の市立砂丘小南側の防砂林で植樹祭を行った。児童や地元住民ら約200人が参加した。同校の3〜6年の児童約130人がシイやカシなど広葉樹の苗木約300本の植樹に取り組んだ。

 子どもたちは長さ33メートル、幅3メートルに盛った堆肥と土を踏み固めて土台を作り、その上に苗を植えた。根元には松葉や麦わらを敷いた。植樹に参加した男児は「植えた木が大きく育って町を守ってほしい」と話した。

 この日は防潮堤の建設現場の見学も行い、「海岸浸食災害より住民を守る会」の会員が防潮堤の役目や大きさを解説した。

 02、説明と感想(牧野 紀之)

 静岡県の浜松地区では一条工務店が「防潮堤のために300億円の寄付」を申し出て以来、県が主体となって、その事業が進められています。「まだ何も決まっていない」という煙幕を張りながら、高さが十数メートル(場所によって異なる)の堤防とその側面に植えるクロマツ林から成る「防潮堤」の工事が着々と進んでいます。現在はまだ「試験段階」だそうですが、昨日、私も妻と一緒にこの縄文楽校の行動を「見学」し、ついでにその「試験工区」も見てきました。物凄く大きな工事です。

 それに比べると、縄文楽校の行動ははるかに小さなものですが、実際に「防潮」の役割を果たす点で、どちらが上なのか、いずれ歴史が証明するでしょう。

 縄文楽校はいつ始まったのか、知りませんが(多分、3・11の後でしょう)、行政の「防潮堤」へのアンチ・テーゼを行動で示すのは昨年の6月からです。先ず、ホース・ランドという乗馬の何かをしている民間の土地に植えました。これは昨秋、見てきました。

 2回目は南の星小学校の近くに植えたようです。これには時間の都合で参加出来ませんでした。今回、初めて、「参加」ではなく(かえって邪魔になりそうなので)、「見学」してきました。やはり実地に見ると好く分かります。昨日は天気も好くて、楽しかったです。

 今後、出来たら、毎年、植樹した木の生長を確かめに行くつもりです。

関連項目

1回目の植樹の報道
コメント
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