何か、「絶版の本の復刊希望の署名集め」みたいなことがネット上でなされているみたいです。そして、その中に私の訳した「小論理学」もリストアップされているみたいです。
先日、私自身にも「署名してくれないか」という誘いがありました。
「小論理学」は「まだ出ています」とも言えないくらいですが、下巻は少し残っています。上巻は「pdf鶏鳴双書」に入っています。
しかし、現状は満足できる状態ではないと思います。また、翻訳自身も再検討が必要でしょう。
「大論理学」の翻訳も視野に入れながら、そのために「もう少しドイツ語を勉強しよう」と思って、関口文法を勉強してきたのです。それがとんでもない大仕事になってしまって、予定をはるかに超える時間がかかってしまいました。
結論──「小論理学」は訳文を再検討して、上下2巻ではなく1冊にまとめて、また訳注も「問」と「答」といった形ではなく「普通の形」にして、また語学的な注釈も増やして、出しなおしたいと思っています。
「カード」(梅棹さんの「知的生産の方法」推薦のもの)にまとめていたものを「マキペディア」に移しているのもそのための準備です。この準備は、見れば分かる通り、「せ」の終わり近くまで進んでいます。
「鈍足のマラソンランナー」らしく、ゆっくりとではあるが生きている限り走り続けるつもりです。