検索すれば何でも見つかるYouTube。
試しにセスナの操縦訓練を探したらいっぱい出てきました。
訓練機として多く使われているのが、セスナで一番小さい2人乗り「セスナ152」。
訓練生は左側の機長席(=キャプテンシート)に座り、右側の副操縦士に座るインストラクターから操縦を学びます。
Cessna 152 cockpit flight training (start-up, pre-flight, takeoff, climb)
飛行機と自動車で意味が大きく違うのが「速度」。
自動車は、アクセルを踏むと水平方向にスピードが上がる。
でも、飛行機は加速しながら上昇する。
それにプラスして、向かい風だとスピードが落ち、追い風だと上がる。
次に違うのが「進行方向」
自動車はハンドルを右に回せば右に向きます。
しかし、飛行機では飛んでる場所の風の強さと向きで進行方向が変わります。
計器が真東を示しても、強い南風の中なら機体は南東へ流されます。
飛行機が実際に飛んでる速度と方角は、飛びながらフライトコンピュータ(デカイ専用電卓)で計算します。
風の向き、風の強さ、計器が示してる進行方向、速度を入力すれば画面に実際の数値が表れ、それを参考に調整しながら操縦し目的地へ向います。
訓練生は、インストラクターに指示された通りに、どんな環境下でも、同一高度、同一スピード、同一コースを飛び続けられるように毎日訓練を繰り返す。
それが出来るようになれば、次にリカバリー訓練。
計器しか見えないヘルメットを被せられたままインストラクターが背面飛行。
その状態から、計器だけを頼りに水平飛行に戻す訓練です。
その次が失速からのリカバリー。
インストラクターが、飛行速度を限界まで遅くし飛行機を失速状態にする。
生徒は、墜落し始めた機首をあえてより下へ向け主翼により多くの風を当てる。
そうすることで、失った揚力を取り戻し失速からリカバリーする訓練。
最後がクロスカントリー。
一人で遠くまで飛び、帰ってくる訓練です。
全てのカリキュラムを学び終えたら、最後に待っているのが試験官を乗せての実技試験。
ちなみに、それと並行して航空法規を勉強し学科試験にも合格しておく必要があります。
実技試験と学科試験の両方をパスすればあなたはパイロット!
と言っても、有視界飛行で飛ぶ400馬力以下の小型機だけですけど・・・・
どうです、興味を持たれた方はいます?
パイロットスクール、行きたくなりました?
ちなみに、費用は新車1台分くらい。
期間は、バカでなければ実技、学科同時学習で60日間くらいかな?
Cessna 152 cockpit: PPL flying training: approach, landing, cockpit procedures
インストラクターが基礎的訓練を修得できたと判断してくれれば、その生徒に「ソロフライト(=1人飛行)」の許可が出ます。
普通だと7,8時間でソロデビュー。
First solo flight!
最近、ラブに表れるようになった31君。
私、彼くらいの歳にこんなことをしてました。
大昔で、みんな忘れてしまったな・・・・
ちなみに入学した理由を話すと、全員から
「お前、最高のバカ!入る学校間違えてるぞ」
と笑われバカにされました。
きっかけは知り合ったばかりの経営コンサルタントの先生の助言。
「飛行機の操縦では一瞬の判断ミスで命を落とす。
パイロット訓練は、素早く正確な判断を繰り返しトレーニング出来る最高の場。
パイロットスクールで、優れたジャッジメント(=判断力)を勉強してきなさい」
後で知った話では、この先生はパイロットスクールの顧問だったそうです。
僕は、ただのお客だったみたい
私の判断力が、普通、優れている、おバカかは周りの皆さんで評価してください
でも、結果を私には告げないで
ショックで立ち直れなくなります
若いころ、もっと別のことをしとけば良かったな・・・・・もっと普通のこと