zおはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の82ページ「第1-3-12図 従業員規模別高校卒業者の充足率の推移」をみましたが、今日は84ページ「第1-3-14図 前職の従業者規模別に見た、現職の企業規模別転職者数の推移」をみます。
下図から転職者の動向について見ると、2011 年から2015 年にかけての従業者規模間の転職の動向としては、転職数全体が増加する中で、中小企業間での転職が横ばいで推移したのに対して、大企業間での転職が大幅に増加したこと、大企業から中小企業への転職に比べて中小企業から大企業への転職が大きく増加したことが分かります。
次に、転職者が転職先として大企業を選択する理由を確認すると、前職を離職した理由について、前職の従業者規模別に最も多いものを確認すると、従業者規模が1 人から 29 人の企業では、「収入が少ない」(20.5%)、30~99 人の企業では「労働条5 件が悪い」(17.7%)、100~299 人の企業及び 300 人以上の企業では「定年・契約期間の満了」(19.4%、42.5%)となっていることが分かります。
この結果について白書は、特に従業者規模間で割合に差があるものを確認すると、「収入が少ない」、「会社の将来が不安」、「会社の都合」、「職場の人間関係」については、従業者規模が大きくなるにつれて理由として挙がる割合が低下している一方で、「定年・契約期間の満了」 の割合は従業者規模が大きくなるにつれて上昇している。
中小企業からの離職の理由は、収入面によるものが最も多く、将来性を不安視しての退職や、会社の都合による退職も大企業に比して多いと考えられる。
他方で、大企業からの離職理由は、定年・契約期間の満了が最も多く、定年まで勤め上げるケースや、有期雇用の期間が満了した場合が多いと考えられる。
また、「結婚・出産・育児、介護・看護」などの個人的理由や、「仕事の内容が不満」、「能力・個性・資格を生かせない」といった、仕事の内容に関する理由が挙がる割合は、いずれの従業者規模においても 5%程度と、あまり大きくなく、従業者規模間でも大きな差は見られなかった、とあります。
「収入が少ない」、「会社の将来が不安」は経営者自身も感じていることなので、それが従業員に伝播するのかもしれませんね(涙)。
100%満足できる会社を追い求めるのも良いですが、スピンアウトできる可能性を求めると仕事も面白くなる!っていう考えを持つのが起業家なんですよね。。。
昨日は2017年版「中小企業白書」の82ページ「第1-3-12図 従業員規模別高校卒業者の充足率の推移」をみましたが、今日は84ページ「第1-3-14図 前職の従業者規模別に見た、現職の企業規模別転職者数の推移」をみます。
下図から転職者の動向について見ると、2011 年から2015 年にかけての従業者規模間の転職の動向としては、転職数全体が増加する中で、中小企業間での転職が横ばいで推移したのに対して、大企業間での転職が大幅に増加したこと、大企業から中小企業への転職に比べて中小企業から大企業への転職が大きく増加したことが分かります。
次に、転職者が転職先として大企業を選択する理由を確認すると、前職を離職した理由について、前職の従業者規模別に最も多いものを確認すると、従業者規模が1 人から 29 人の企業では、「収入が少ない」(20.5%)、30~99 人の企業では「労働条5 件が悪い」(17.7%)、100~299 人の企業及び 300 人以上の企業では「定年・契約期間の満了」(19.4%、42.5%)となっていることが分かります。
この結果について白書は、特に従業者規模間で割合に差があるものを確認すると、「収入が少ない」、「会社の将来が不安」、「会社の都合」、「職場の人間関係」については、従業者規模が大きくなるにつれて理由として挙がる割合が低下している一方で、「定年・契約期間の満了」 の割合は従業者規模が大きくなるにつれて上昇している。
中小企業からの離職の理由は、収入面によるものが最も多く、将来性を不安視しての退職や、会社の都合による退職も大企業に比して多いと考えられる。
他方で、大企業からの離職理由は、定年・契約期間の満了が最も多く、定年まで勤め上げるケースや、有期雇用の期間が満了した場合が多いと考えられる。
また、「結婚・出産・育児、介護・看護」などの個人的理由や、「仕事の内容が不満」、「能力・個性・資格を生かせない」といった、仕事の内容に関する理由が挙がる割合は、いずれの従業者規模においても 5%程度と、あまり大きくなく、従業者規模間でも大きな差は見られなかった、とあります。
「収入が少ない」、「会社の将来が不安」は経営者自身も感じていることなので、それが従業員に伝播するのかもしれませんね(涙)。
100%満足できる会社を追い求めるのも良いですが、スピンアウトできる可能性を求めると仕事も面白くなる!っていう考えを持つのが起業家なんですよね。。。