おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「地域別高齢者の世帯構造」をみましたが、今日は「高齢者の経済状況」をみます。
下図は内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」(平成23年)において60歳以上の高齢者の暮らし向きについてみると、『心配ない』(「まったく心配ない」と「それほど心配ない」の計)と感じている人の割合は全体で71.0%であり、年齢階級別にみると、「80歳以上」は約8割と高い割合となっていることが分かります。
続いて、この根拠を厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成22年)から具体的な数値でみると、高齢者世帯の年間所得(平成21(2009)年の平均所得)は307.9万円となっており、全世帯平均(549.6 万円)の半分強であるが、世帯人員一人当たりでみると、高齢者世帯の平均世帯人員が少ないことから、197.9 万円となり、全世帯平均(207.3万円)との間に大きな差はみられなくなる。
また、高齢者世帯の所得を種類別にみると、「公的年金・恩給」が216.2万円(総所得の70.2%)で最も多く、次いで「稼働所得」53.2万円(同17.3%)となっています。
このように数字からは暮らし向きにまったく心配がいらない高齢者の生活が感じ取れ、裕福な高齢者はアクティブシニアとしてマーケティングの対象となりますが、その反面、日々の生活に困っている高齢者も多くそのような方は社会から置き去りにされる可能性があることも知っておいても良いと思います。
昨日は「地域別高齢者の世帯構造」をみましたが、今日は「高齢者の経済状況」をみます。
下図は内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」(平成23年)において60歳以上の高齢者の暮らし向きについてみると、『心配ない』(「まったく心配ない」と「それほど心配ない」の計)と感じている人の割合は全体で71.0%であり、年齢階級別にみると、「80歳以上」は約8割と高い割合となっていることが分かります。
続いて、この根拠を厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成22年)から具体的な数値でみると、高齢者世帯の年間所得(平成21(2009)年の平均所得)は307.9万円となっており、全世帯平均(549.6 万円)の半分強であるが、世帯人員一人当たりでみると、高齢者世帯の平均世帯人員が少ないことから、197.9 万円となり、全世帯平均(207.3万円)との間に大きな差はみられなくなる。
また、高齢者世帯の所得を種類別にみると、「公的年金・恩給」が216.2万円(総所得の70.2%)で最も多く、次いで「稼働所得」53.2万円(同17.3%)となっています。
このように数字からは暮らし向きにまったく心配がいらない高齢者の生活が感じ取れ、裕福な高齢者はアクティブシニアとしてマーケティングの対象となりますが、その反面、日々の生活に困っている高齢者も多くそのような方は社会から置き去りにされる可能性があることも知っておいても良いと思います。