おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「平成24年度森林・林業白書」の130ページ「林家の施業は間伐と保育が中心」をみましたが、今日は131ページ「林業経営を次世代にわたって継続するための支援・対策」をみます。
平成22(2010)年に農林水産省が実施した 「林業経営に関する意向調査」 によると、林業経営を次世代にわたって継続するための支援・対策に関する質問に対しては、森林の所有規模にかかわらず、多くの林家が 「木材価格を安定させる施策」 と回答したものの、500ha以上の林家では、「相続税、贈与税の税負担の軽減」 と回答した林家が53%で最も多かったことが分かります。
白書はこれについて、比較的大規模な森林所有者は、全体的な傾向として、施業を実施する意欲が高いことから、今後、施業集約化の中心的な担い手となることが期待できる。
このため、これらの意欲ある林家が後継者に経営を円滑に承継できるような環境を整備することが重要となっている、としています。
次世代に継承させるには、「売上」と「税金」という課題や困難を乗り換えなくてはならないことは、林業も同じということですね。
昨日は「平成24年度森林・林業白書」の130ページ「林家の施業は間伐と保育が中心」をみましたが、今日は131ページ「林業経営を次世代にわたって継続するための支援・対策」をみます。
平成22(2010)年に農林水産省が実施した 「林業経営に関する意向調査」 によると、林業経営を次世代にわたって継続するための支援・対策に関する質問に対しては、森林の所有規模にかかわらず、多くの林家が 「木材価格を安定させる施策」 と回答したものの、500ha以上の林家では、「相続税、贈与税の税負担の軽減」 と回答した林家が53%で最も多かったことが分かります。
白書はこれについて、比較的大規模な森林所有者は、全体的な傾向として、施業を実施する意欲が高いことから、今後、施業集約化の中心的な担い手となることが期待できる。
このため、これらの意欲ある林家が後継者に経営を円滑に承継できるような環境を整備することが重要となっている、としています。
次世代に継承させるには、「売上」と「税金」という課題や困難を乗り換えなくてはならないことは、林業も同じということですね。