今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

イチオシ本 2018年

2019-02-19 | 本の紹介
「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 2018」の結果発表がありました。
このイベントは、2017年11月~2018年10月に出版された本の中から、
高校生にすすめたい本を埼玉県の高校司書がピックアップ、投票してベスト10を決めるものです。
今年のベスト10はこちら!

何冊かはすでにこのブログで紹介しましたし本校図書館にも入っている作品もありますが、
今、私が特に注目しているのはこの2冊!

第1位『リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』
   土屋健/著 群馬県立自然史博物館/監修 技術評論社
第3位『みえるとか みえないとか』ヨシタケシンスケ/さく、伊藤亜紗/そうだん アリス館
 

『リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』は古生物の図鑑ですが、今までにない発想で、
様々な時代の様々な古生物を現代の風景に配置!
絶滅した生き物だけあって、数字だけではスケール感がピンとこないのですが、
身近なものとの比較で大きさが具体的にわかるようになっています。
約5億4100万年から約2億5200万年前の「古生代」に実在した動植物。
そのサイズ感を直感的にリアルサイズで味わうことができる本、
現代のさまざまなシーンにさりげなく登場する古生物たちに笑えます♪
脳内で思い描いていたサイズ感と、実物のスケール感のギャップが楽しいです。
作者の土屋健さんは埼玉県出身、監修の群馬県立自然史博物館には行ったこともあります。
9月には第2弾で中生代恐竜編が出るらしいので、ますます楽しみですね!

私の好きな絵本作家ヨシタケシンスケさんの『みえるとか みえないとか』も読みました。
第11回「MOE絵本屋さん大賞」第2位を受賞されています。
(ちなみに1位もヨシタケさんの絵本『おしっこちょっぴりもれたろう』)
この絵本は、伊藤亜紗さんの新書『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)
をもとに生まれた絵本です。
作者談
「テーマがとても難しくて、色々と紆余曲折している間に編集者の依頼から
3年も経ってしまったんですけど、何とか形にすることができました。
文字で障がいを表現することと絵で障がいを表現することというのは、
こんなにも違うのかとやってみて改めて思った部分もあります。
この本が、自分と 他人の違うところと同じところを認識する難しさ、大切さ、面白さ
を考える きっかけになってくれたら、とても嬉しいです。」
みんなが、障がいを個性の一つとして受け取れるようになる、
そんな風に少しずつ社会が変わるといいです。