今日は映画サービスデイなので頑張って朝から4本見てきました。株主優待で見れない映画館、優待日がない映画館はこの日を利用しないと。(最近は曜日を限って全員割引もあるけど、「女性割引」のみあるところがある。一部に「マンデイ」=「マン・デイ」のシャレだと思うけど、月曜日は男性割引というところもあります。)
で、まずは新宿・ケイズシネマで記録映画「田中さんはラジオ体操をしない」。これはオーストラリアの女性記録映画監督マリー・デロフスキーが撮った、日本の少数派の物語です。
田中哲郎さんは、まあそれなりに有名人ですけど、沖電気を1981年に解雇されてから工場の門前で抗議活動を続けているという人です。会社が毎朝ラジオ体操をするようになり、田中さんはそれに参加しないでいたので、映画の表題になっています。しかし、それだけの理由で解雇になるわけではなく、会社側の指名解雇強行、それに対して戦えない労組執行部に対抗して組合選挙に立候補などを経て、会社が地方営業への異動発令を拒否して解雇ということになったわけです。70年代から強まる企業内の「合理化」(と当時は言っていた。今は「リストラ」というけど、要するに労働者をクビにすること)と、企業への忠誠心の強制に対して抗議を続けてきたわけです。
で、その後毎日会社前で抗議の情宣というか、映像で見るとギター・コンサートみたいな感じもあるけど、ずっと続けてきたということは知られてはいる。けど、東京西部の八王子は結構遠くて、一度も見たことはないし、どういう人なんだろうと思ってました。見たらギター教室をやるほど音楽的才能があり、会社時代もマンドリンクラブの部長だったという人で、子供たちも音楽をしてる。帽子をかぶってギターかついだ「ギターを抱いた渡り鳥」(ちょっと古いけど小林旭の日活アクションシリーズ)みたいな感じ。確かに間違いなく「運動家」タイプではあるんだけど、同時にそれにとどまらない芸術家肌でもあるし、本質的に自由人であるような人だと感じました。自分を殺して生きていない人ということです。また、撮影者の母語であるということもあり英語で表現しているところが多く、英語うまいなと思ったね。
君が代強制に反対している根津公子さん(ちなみに、彼女は「ハイスクールティーチャー」ではない」)なども出てきます。田中さんは2005年に多田遥子反権力人権賞を受賞しています。
朝10時半から1回上映、というのが行きにくいけど。(12日まで。)田中さん割引あり。田中さんは証明書を見せれば1000円だそうです。
で、まずは新宿・ケイズシネマで記録映画「田中さんはラジオ体操をしない」。これはオーストラリアの女性記録映画監督マリー・デロフスキーが撮った、日本の少数派の物語です。
田中哲郎さんは、まあそれなりに有名人ですけど、沖電気を1981年に解雇されてから工場の門前で抗議活動を続けているという人です。会社が毎朝ラジオ体操をするようになり、田中さんはそれに参加しないでいたので、映画の表題になっています。しかし、それだけの理由で解雇になるわけではなく、会社側の指名解雇強行、それに対して戦えない労組執行部に対抗して組合選挙に立候補などを経て、会社が地方営業への異動発令を拒否して解雇ということになったわけです。70年代から強まる企業内の「合理化」(と当時は言っていた。今は「リストラ」というけど、要するに労働者をクビにすること)と、企業への忠誠心の強制に対して抗議を続けてきたわけです。
で、その後毎日会社前で抗議の情宣というか、映像で見るとギター・コンサートみたいな感じもあるけど、ずっと続けてきたということは知られてはいる。けど、東京西部の八王子は結構遠くて、一度も見たことはないし、どういう人なんだろうと思ってました。見たらギター教室をやるほど音楽的才能があり、会社時代もマンドリンクラブの部長だったという人で、子供たちも音楽をしてる。帽子をかぶってギターかついだ「ギターを抱いた渡り鳥」(ちょっと古いけど小林旭の日活アクションシリーズ)みたいな感じ。確かに間違いなく「運動家」タイプではあるんだけど、同時にそれにとどまらない芸術家肌でもあるし、本質的に自由人であるような人だと感じました。自分を殺して生きていない人ということです。また、撮影者の母語であるということもあり英語で表現しているところが多く、英語うまいなと思ったね。
君が代強制に反対している根津公子さん(ちなみに、彼女は「ハイスクールティーチャー」ではない」)なども出てきます。田中さんは2005年に多田遥子反権力人権賞を受賞しています。
朝10時半から1回上映、というのが行きにくいけど。(12日まで。)田中さん割引あり。田中さんは証明書を見せれば1000円だそうです。
なんと田中さん映画について言及してらしたので、思わずコメントしてしまいました。