(日経10/02:マーケット商品面)
ばら積み船運賃の値動きを示すバルチック海運指数(BDI、1985年=1000)は4~9月期の平均が809となり、前年同期に比べて16%低下した。上半期平均では86年の650に次いで過去2番目に低い。9月末には中堅海運会社、第一中央汽船が資金繰りの悪化で経営破綻しており、市況低迷が海運業界に影を落としている。
中国経済の減速で鉄鉱石や石炭といった主要貨物の . . . 本文を読む
(日経7/25:企業総合面) (※三井造船は「輸送用機器」ですが当ブログでは船舶関係は海運に分類します)
三井造船は5年間で150億円を投じ、造船所の設備を更新する。産業用ロボットなどを導入し、生産効率の3割向上を目指す。2008年のリーマン・ショック後は主に老朽化対策の設備投資にとどめてきたが、円安でコスト競争力が強まり船舶建造量は今年、5年ぶりに増加する見込み。溶接などの作業員の不足感が . . . 本文を読む
(7/8日経企業総合面)
大手商社が航空会社に航空機を貸し出すリース市場に照準を定めている。三菱商事はグループで航空機の保有資産を50億ドル(約6000億円)と2.2倍に引き上げるほか、三井物産もリース用エンジンの保有額を倍増する。丸紅は100席強の最新小型機を新規に最大50機調達する。2020年には世界を飛ぶ民間旅客機のうち約半分がリース機になる見通しで、各社は旺盛な需要を取り込む。
三 . . . 本文を読む
(7/8日経:マーケット商品面)
大型原油タンカーのスポット(随時契約)運賃が高止まりしている。運賃の値動きを示すワールドスケール(WS、基準運賃=100)は中東―極東間で62~63と、前年の同じ時期に比べて3割高い。中東の産油国で原油の増産が続いているほか、船舶の不足感が出て相場を下支えしている。
WSは国際的な海運業界団体のワールドスケール協会が算出する基準運賃に対し、実際の運賃がどの水 . . . 本文を読む
(マーケット商品面)
ギリシャ国民投票で欧州連合(EU)が求める財政緊縮策への反対票が過半数を占めた。世界有数の海運国で財政破綻リスクが高まったことに対し、国内の海運業界は「ギリシャ船主と直接の取引はなく、影響はほとんどない」(海運大手)と冷静な見方が多い。
国連貿易開発会議(UNCTAD)の2014年集計によると、ギリシャの実質的な船舶保有量はおよそ2億8300万トン(積載量ベース)で世界 . . . 本文を読む
〔15.3.30.日経新聞:総合・経済面〕
代表的な海運指数が2月に過去最低に落ち込むなど海運市況は低迷している。海上輸送から世界の景気動向をどう読むか、商船三井の武藤光一社長に聞いた。
過剰解消に時間
――ばら積み船の貸借料金などで算出するバルチック海運指数は、リーマン・ショック時の水準も下回りました。
「荷動きは悪くない。バルチック指数が下落した主因は、ばら積み船の供給過剰だ。201 . . . 本文を読む
〔15.3.10.日経新聞:企業2面〕
オリックスは約600億円を投じて、石炭や鉄鉱石などを運ぶばら積み船を21隻建造する。2018~20年の完成予定で、自社で保有して海運会社に貸し出す。オリックスの新造船発注としては過去最大となる。ばら積み船の用船料は足元では低迷しているが、今後は新興国の経済成長で回復するとみて先行投資する。
建造する船の積載量はいずれも3万8000トンで、国内の造船会社 . . . 本文を読む
〔15.3.4.日経新聞:企業3面〕
日本郵船は3日、米客船子会社を約650億円で香港大手に売却すると発表した。客船2隻を米国を中心に運航していた。同業大手に売却することで設備投資を液化天然ガス(LNG)輸送船などに集中する。2015年4~6月期決算で約260億円の特別利益を計上する。
1988年に設立した全額出資子会社、クリスタル・クルーズ(カリフォルニア州)を、香港とシンガポールの証券取 . . . 本文を読む
〔15.3.3.日経新聞:企業1面〕
川崎汽船は2日、2020年3月期までの5年間の中期経営計画を発表した。設備投資を15年3月期までの5年間に比べて8割増の3300億円にする。鉄鉱石などの輸送に使うばら積み船など強みのある分野に重点投資する。
財務の安定性を示す自己資本比率は12年3月期に23%まで低下した後、15年3月期には36%に回復する見込み。有利子負債の削減を続け、18年3月期には . . . 本文を読む
〔15.3.2.日経新聞:1面〕
商船三井は世界最大のコンテナ船を2017年に就航させる。アジアと欧州を結ぶ航路に一気に6隻を投入する。コンテナを2万個積載でき、小規模船と入れ替えることで年間300億円のコスト削減をめざす。一度に大量の貨物を運べるようにする大型化は運航効率向上のカギを握る。商船三井はコンテナ船の大型化(総合・経済面きょうのことば)で先行する。
国内造船最大手の今治造船と韓国 . . . 本文を読む
〔15.2.18.日経新聞:マーケット商品面〕
鉄鉱石・石炭や穀物を運ぶばら積み船のスポット(随時契約)運賃が一段安となっている。総合的な値動きを示すバルチック海運指数(BDI、1985年=1000)は16日時点で522となり、4営業日連続で過去最低値を更新した。
直近高値を付けた2014年11月上旬に比べて6割以上低い。特に鉄鉱石や石炭などの荷動きが鈍い。中国の旧正月を控えて輸送需要が . . . 本文を読む
〔15.2.13.日経新聞:マーケット商品面〕
ばら積み船の市況は海運会社の予想を下回る
資源や穀物を運ぶばら積み船に過剰感が強まっている。世界経済の減速懸念や資源価格の下落で荷動きが鈍化する一方、新造船の供給量は大型船を中心に前年を上回る見通しだ。総合的な値動きを示す海運指数は28年7カ月ぶりに過去最低を更新した。日本の海運業界にとっても、市況低迷の逆風は少しずつ強くなっている。
海 . . . 本文を読む
〔15.2.13.日経新聞:企業1面〕
商船三井は、最大で500億円を投じ、液化天然ガス(LNG)輸送船=写真は既存船=2隻を建造する。このほど独エネルギー大手エーオンと長期輸送契約を結び、北米産シェールガスを原料とするLNGを欧州などに輸送する。LNG輸送は日本やアジア向けが多いが、欧州向けも増えるとみて有力企業と組む。
独エーオンの子会社とLNG船の長期用船契約を結んだ。商船三井は2 . . . 本文を読む
〔15.2.7.日経新聞:企業1面〕
東南アジアでは港湾の拡張計画が相次ぐ(マレーシアのクラン港)
三井造船はコンテナ取扱量がマレーシア最大のクラン港向けに港湾クレーン29基を受注した。受注額は約150億円とみられ、同社のクレーン事業の単一案件では過去最大の受注となる。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では2015年末の経済統合による物流増をにらんだ港湾拡張計画が相次ぎ、今後も大型案件の受 . . . 本文を読む
〔15.2.5.日経新聞:企業2面〕
三菱重工業は4日、長崎造船所(長崎市)の造船事業を10月1日付で分社すると発表した。液化天然ガス(LNG)運搬船などの建造会社と、船の部材となる船体ブロック製造の2社に分け、コストを1~2割削減する。円安で競争力が増した今治造船など大手は建造能力引き上げに動いている。分社化で大手との提携などに動きやすい体制にする。
全額出資子会社のMHI船海エンジニアリ . . . 本文を読む