(日経9/30:投資情報面)
キッコーマンの2015年4~9月期の連結営業利益は、160億円前後と前年同期に比べ3割ほど増えそうだ。従来予想を約20億円上回り、4~9月期として過去最高を更新する。利益率が高い米国のしょうゆ事業が堅調で、想定以上の円安も増益に貢献する。国内は消費増税の影響が一巡し、しょうゆ販売が回復している。通期の連結業績も従来予想を上回る可能性が高い。
密封ボトルの「 . . . 本文を読む
(日経9/25:企業・消費面)
コーヒー各社がアジア展開を加速する。UCCホールディングスは2018年までにフィリピンなどでカフェの店舗数を5倍にする。キーコーヒーは本格的な味を売りにした家庭向け商品をインドネシアで売り出す。経済成長によりアジアでコーヒー需要が高まるなか、日本で培った高い加工技術などを生かして市場を開拓する。
アジアのコーヒー消費は増えている(インドネシアのコーヒー売 . . . 本文を読む
(日経9/5:投資情報面)
ヤクルト本社や味の素など食品大手が海外で稼ぐ構図が一段と鮮明になっている。大手5社の海外事業の営業利益は2016年3月期に計1100億円と前期比1割増え、連結営業利益全体の5割を占める見通し。中国の景気減速や資源国通貨の下落など懸念材料はあるが、各社の主力ブランドは生活必需品として先進国や新興国の市場に浸透し始めている。
海外の売上高は5社合計で1兆786億円と2 . . . 本文を読む
(日経8/29:企業・消費面)
ダイドードリンコは28日、マレーシアの食品大手マミー・ダブルデッカー社の飲料事業部門に資本参加すると発表した。ダイドーが自動販売機の運営や製品開発のノウハウを提供し、飲料事業を年15%以上のペースで成長させることを目指す。日本市場の販売競争が激しさを増すなか、東南アジア市場の開拓を進める。
ダイドーは10月をメドに、マミー社傘下の飲料事業の製造会社と販売会社の . . . 本文を読む
(日経7/18:アジアBiz面)
【無錫〈江蘇省〉=土居倫之】ヤクルト本社は17日、中国東部の江蘇省無錫で新工場を稼働させた。中国では広州、上海、天津に次ぐ4カ所目の生産拠点で、現地生産能力は2割高まる。中国は所得増で健康に対する意識が高まっており、主力の乳酸菌飲料「ヤクルト」の需要増に対応する。
2014年の中国でのヤクルトの販売本数は前年に比べて27%増え、1日平均で483万本と同社の . . . 本文を読む
(日経7/11:企業・消費面)
サッポロホールディングスの2015年1~6月期の営業損益は10億円前後の赤字(前年同期は10億円の黒字)になったようだ。第三のビール「麦とホップ」が他社の機能性商品に押されて苦戦した。不動産事業も、主力のオフィスビルで大口テナントが退去した影響が出て減益だった。
売上高は2%増の2450億円程度だったもよう。国内清涼飲料の販売数量が伸びた。カナダのビール子会社 . . . 本文を読む
(13面)
ダイドードリンコは事務所や工場など事業所内に設置する自販機を増やす。新たに立ち上げる営業担当者向けのSNS(交流サイト)などで、情報を手軽に共有できるようにして営業力を高める。事業所内の自販機は競合が少なく採算性が良いとされる。2019年1月期末には事業所内への設置比率を全体の50%と15ポイント高める方針だ。
自販機設置を売り込む社員が活用する社内向けSNSを今秋までに導入する . . . 本文を読む
〔15.5.09.日経新聞:投資情報1面〕
味の素が8日発表した2015年3月期の連結決算は、経常利益が前の期比20%増の828億円だった。2期ぶりに最高益を更新した。東南アジアやブラジルで調味料の販売が好調だった。競争激化で苦戦していた飼料用アミノ酸の販売価格も回復した。米冷凍食品メーカーの買収に伴うのれん償却など費用増を吸収した。
売上高は6%増の1兆66億円だった。けん引したのは海外 . . . 本文を読む
〔15.5.09.日経新聞:経済面〕
2016年度以降の東日本大震災の復興事業の財源案として政府内で日本たばこ産業(JT)の株式の追加売却が浮上してきた。売却できれば1兆~2兆円の収入を見込める。ただ売却はJTが国産の葉タバコを全量買い取る義務の見直しにつながる可能性があり、自民党の支持母体である農家の反発は確実。調整は曲折が予想される。
財務省は月内にも財政制度等審議会(財務相の諮問機関) . . . 本文を読む
〔15.4.8.日経新聞:企業1面〕
カルビーは韓国にスナック菓子工場を新設する。昨秋からポテトチップスの売り上げが急増し、生産能力が限界に達したため。新工場は2016年春に稼働予定で、既存工場と合わせた生産能力(売上高ベース)は年間100億円と倍増する。投資額は40億円。米韓自由貿易協定(FTA)で原料のジャガイモを割安で調達できるようになったことも追い風に、韓国では小規模にとどまるポテト . . . 本文を読む
〔15.4.3.日経新聞:投資情報面〕
キユーピーが2日発表した2014年12月~15年2月期の連結決算は、純利益が50億円と前年同期の2.5倍になった。同期としては過去最高。卵を加工するタマゴ事業の採算が、製品の値上げ浸透と鶏卵相場の下落で大きく改善した。中国でのマヨネーズの販売増も貢献した。昨年12月にアヲハタを連結子会社にしたのに伴う持ち分変動利益を計上し、純利益の増加幅が大きくなった . . . 本文を読む
〔15.4.2.日経新聞:投資情報面〕
東洋水産の2015年3月期の連結営業利益は260億円前後と、前の期より約15%減ったもようだ。昨年10月時点での予想(8%減の280億円)から減益幅がさらに拡大する。生麺風袋入り即席麺「マルちゃん正麺」の販売が振るわなかった。円安で原材料費がかさんだことも収益を圧迫した。
円安で海外分が伸びたこともあり、売上高は3%増の3830億円と従来予想を確保 . . . 本文を読む
〔15.3.28.日経新聞:投資情報面〕
キッコーマンの2015年3月期は連結営業利益が前期比約4%増の247億円前後と従来予想の水準を確保する見通しだ。08年3月期以来7年ぶりに過去最高を更新する。国内は消費増税の影響で苦戦したが、海外のしょうゆ販売の伸びと円安効果で営業増益となる。売上高は8%増の3700億円前後と、従来予想を約70億円上回る見込みだ。
海外は主力の米国でしょうゆの販売数 . . . 本文を読む
〔15.3.21.日経新聞:企業2面〕
日本たばこ産業(JT)が新興国への進出と需要開拓に力を入れている。小泉光臣社長は20日の株主総会で、売り上げの約6割を占める海外たばこ事業の拡大戦略を改めて表明した。着実に利益を伸ばしてきたJTも、ここにきて踊り場に入っている。国内需要が減るなか、頼みは海外事業だが、先進国は規制強化、新興国では先行する欧米勢との激しい競争が待ち受ける。道は平たんでは . . . 本文を読む
〔15.3.19.日経新聞:企業1面〕
キッコーマンは生鮮トマトの生産量を大幅に増やす。大型ガラス温室を3カ所新設し、2018年度の年間生産量を2千トン超にする。費用は総額40億円程度になるもようだ。昨秋に同事業に参入し、14年度の生産見込みは5トン程度。百貨店や高級スーパーで「デルモンテ」ブランドで販売している自社開発品種の引き合いが強く、増産体制を整えて需要に対応する。
同社が生産するト . . . 本文を読む