Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

ふらり九州 食べ歩きの旅~1日目午前

2006年02月03日 | つれづれ旅行記
私の父は航空関係の仕事をしていて、その福利厚生として、年間2枚、父から数えて3親等まで無料でJALの航空券を請求できます。ただ私は86年の日航機事故以来、どうも飛行機がイメージ的に嫌いで、無料でも乗りたくないというのが私の考え方でした。
でも大学3年に大学の調査でタダ航空券を使い、広島に日帰り調査へ行った際にタダ味を占め、以来飛行機は往復の交通手段で我慢、そして現地で楽しむということで、そのタダ航空券で出掛ける旅へ出掛けています。
今年もその請求期限が迫り、ちょうど有休消化もしなきゃいけなかったので、天気予報を見て、ふらり九州へ食べ歩きの旅に行ってきました。

せっかくの旅行なので気合いを入れ、家を出たのは5:00過ぎ、港南台駅5:20発の始発のリムジンバスで羽田空港へ、そして羽田6:30発のJAL1703便で福岡へ向かいました。
飛行機は始発便ゆえなのかガラガラ。空きすぎて「バランス規制で中央のお席は座れません」なんてアナウンスも。だから機内に乗ると、前のクラスJのVIPのお客さんと、仲が悪いみたいに離れて座る私たち。なんか見た目に変な感じです。
たまたま当たった席は非常口席。「緊急の際には非常脱出のお手伝いをして頂きます」…ってできないって。真っ先に逃げるか、逃げる前に死んでるって。
そして離着陸には目の前に向かい合わせでスチュワーデスのお姉さんが座ります。たまたま窓が首を90°以上曲げないと見られない位置にしかなかったので、離着陸時は首が痛いので前を向くとスチュワーデス。また不機嫌そうな感じで、目のやり場に困ります。福岡に着くと、嫌いゆえと、不機嫌そうなスチュワーデスの表情に気疲れしたせいかなんか疲れた感じです。福岡8:25着。

福岡はくもり空。でも今日は福岡に留まらず、特急で長崎へ向かいます。
福岡空港から地下鉄で5分、博多へ。まずは長崎行の特急を予約しに、みどりの窓口へ向かいます。「長崎までの2枚きっぷ(特急券込の往復割引乗車券)を大人1枚、指定はかもめ11号窓側指定で」。MARS端末を窓口の人が叩き出てきた回答はANS=02(予約マン)。でも通路側に座り窓側の人がカーテンを閉めてしまっては、せっかくの移動が台無しなので、差額を支払いグリーン席を取ってもらいます。
そこで出てきたチケットが、特企券2枚(往復)・かもめ11号グリーン指定料金券…。会社でテストする際、なかなかテストデータがなく消化できない指定料金券がこんな形で出てきました。それならJTBで予約すればよかった(ログを見てみたいので)。

博多駅で朝食兼、軽い昼食を兼ね、駅コンコースにいい匂いを漂わせているミニクロワッサン屋で、ミニクロを勢いで400gも購入。一人で食べるのに400gは量が多すぎです。
ホームに上がると鹿児島寄から私の乗るかもめ11号が入線してきます。この電車は白い車体に黄色のラインが入った「白いかもめ」で運転の列車ですが、入線してきたのは同じ白い車体でも、ブルーのラインの入った「白いソニック」。見た目には色とロゴ以外同じなので、何ら困ることはありません。
私の予約したグリーン車は一番前の1号車。車内に入るとフローリングの床に、革張りの椅子。電車とは思えないインテリアです。そしてグリーン車は1人ずつ独立したシートに、スリッパ、個人用のテーブルが付き、グリーン車の中ではスリッパでいいとのこと。これは素晴らしい。

博多10:02発。発車するとグリーン車のみアテンダントが一人一人ご挨拶に来ます。ご挨拶が終わるとドリンクのサービス。無料にも関わらずビールからコーヒーまで選べます。本当ならビール…と行きたいところだけど、今日は大量のミニクロがあるのでコーヒーを注文。長崎までの約2時間、あっという間に時が過ぎていきます。長崎12:04着(所定11:54着のところ、交換上り電車の遅れの影響を食い10分遅れ。予定では諫早から長与回りで行こうと思っていたのですが、接続列車が待たずに逃げてしまったので、そのまま長崎まで来てしまいました)。

長崎へ来た第一目的は、路面電車の乗り残しを全て潰すこと。
一人旅の時は、観光地をあまり回っても、一人の寂しさをかみ締めるだけなので、大概は電車に乗るばかり。今回も乗り潰して時間がまだ余っているなら…くらいの感じです。たぶんそれを決めるのは、絶対乗ろうと心に決めた、超低床電車3000型にどれだけ早く乗れるかかと。2本しかないゆえ、乗り逃して変な周期で動いていたら、相当乗るのに苦労するだろうなという予想です。
長崎駅電停に着き、赤迫方面行のホームに立つと、団子状で何台かの電車が連なって入線してきました。その一番後ろが気になる…そいつが乗るのに苦労するだろうと思っていた3000型でした。あっけなく乗れちゃいました。
狙った3000型は、アルナ工機が国内向け超低床路面電車として開発した”リトルダンサー”の3タイプあるうちの中型のタイプ。今では松山や鹿児島や高知など、全国いろんなところで走るこの”リトルダンサー”、でも乗るのは今が始めて。同じタイプでは、広島でドイツ製の超低床路面電車は乗ったけど、それに比べると、室内はそれを中途半端にマネをした印象で、外観は国産らしい野暮ったさが目立ち、評価としては努力賞。国産では難しいと言われていた超低床台車を実現した点での努力賞です。
終点・赤迫まで約20分。あっという間です。
私ともう一人を下ろすと、あっという間に折り返し準備をして、写真もロクに撮れないままに浦上車庫へ引き上げていってしまいました。でも車庫へ引き上げたということは当分は外へ出てこない訳で、こんなベストなタイミングで乗れたのはラッキーだったかな…と。

時計を見るともうすぐ13時。でもかもめ号車内で食べたミニクロ400gがお腹にいいパンチをくれたおかげで、まだまだ食事なしでもいけそうな感じ。なので気合いを入れて観光を続けます。

~続きは1日目午後編へ


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