Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

プリウスドライブ~プリウスでecoドライブ

2008年06月08日 | つれづれ日記
愛車プリウス君は最近話題のエコカーの一種。
大量リチウム電池を搭載したハイブリッドカーです。
公式のパンフレットでは、たった1ℓのガソリンで、35.5kmも走ると言われています(トヨタ発行の公式パンフレットより)。
実際はどうなのか…。

愛車プリウス君を購入したのが2007/11/16。
この頃は既に秋というより冬という時期で、外に出るにはジャケットでは足りず、コートが必要な季節でした。そうなると、車に乗ればエアコンが必要で、また暖気運転が自動でされるので、購入して最初の給油までの間の燃費は19.9km/ℓと、パンフレットの数値とは程遠い数値を示していました。

しかし世界の有名な映画俳優が高級車を捨ててでもこぞって乗り換える程の人気車・愛車プリウスの燃費がそんな低い値なのだろうか。
それから半年、プリウスの燃費をどうにか上げられないか研究を重ねました。
その結果分かったことがこれ↓

<愛車プリウスの燃費を上げる秘訣>
①高加速をしない!…発進時に勢いよくアクセルを踏むと、いきなりエンジンが回転してしまうのでNG。ゆっくり発信すると、およそ20km/hまで電気で加速できるので、その分燃費を向上できます。
②極力ブレーキを踏まない!…プリウスにはシフトモードに強回生モード(一般車で言うエンジンブレーキ)があり、それがかなり強力な制動となり、その制動力は全てリチウム電池へと蓄えられていくので、その分燃費が向上できます。
③アクセルを踏む時間は極力短く!…リチウム電池に電気が充電されるのはブレーキを踏んだ時だけでなく、惰性走行時にも充電が可能。緩い下り坂でアクセルを踏むと、せっかく惰性で走れば充電できるのに、逆に電気を食ってしまいもったいないことに。
④エアコンは極力使わない…エアコンは主に電池から電気を供給して回すので、せっかく加速に使える電気をここで使ってしまうのはもったいない。めっちゃ寒い日や暑い日は仕方ないとして、春秋については極力自然風で温度を調整するのがベスト。
⑤停車中は必ずシフトをニュートラルに…坂道発進機構として、ドライブモードで停車時ブレーキを離すと前に動くようになっているため、ドライブの状態で停車していると無駄に電気を消費することに。停車したらすばやくニュートラルに。

さてこれを全て守ってドライブすると、どれだけ燃費を向上できるか。
いざ実践してみることにしました。

今日は外の気温は27℃もあり、外でちょっぴり作業をしただけで汗ばむ陽気。でもだからと言って、すぐ車のエアコンをかけてはいけません。代わりにばっくり薄着をして、窓を全開にして、自然風で涼みます。
家を出発して、環状3号線に入るとすぐ見通しのよい直線です。
でもよく見ると遠くに見える次の信号は赤に変わったばかり。
そこで景気良くアクセルを踏んではいけません。
後続の車が来ていないのを確認し、あとは惰性で信号までちんたらちんたら…。
回生が効かなくなったところでようやくブレーキを踏み、信号で止まります。

榎戸の交差点を右折し舞岡上郷線へ。ここからは緩やかな下り坂。惰性にまかせればするすると加速するので、その加速と回生ブレーキを駆使して、エンジンを一切回さず坂を下りきります。
神奈中車庫前を左折し、環状4号線へ。緩やかな上り坂が続くので、ここはアクセルを極力踏まず、前との車間をかなり広めにとり、走行曲線を極力緩やかにして走ります。

相武隧道を抜けると朝比奈峠へ。ここからの急な上り坂は、エコ運転を諦め一気に加速して短時間に山を登りきります。そのまま逗子へと下る坂は、先程同様にブレーキは極力踏まずに回生ブレーキをフル活用。

逗子駅を出て、国道134号線へ入ったら、右手に海を延々と見ながら、街道を淡々と走っていきます。前をさっさか消えていく車はどうせ次の信号で捕まって追いついてしまいます。アクセルもゆっくり踏めば、バッテリーの電気だけで加速できるのでよりエコな運転に。海沿いの道は信号が少ないので、加減速があまりないので、運転席と助手席の間にオフセットされたエネルギーモニタもいい値を示しています。

ここから三崎港、剣埼、観音埼、野比海岸と経由し、国道16号線から再び環状4号線を走り我が家まで3時間ちょっと、走行距離86kmの試験走行を終え我が家へ。
果たしてエコを追及したそのドライブでの燃費は…

なんと30.3km/ℓ!!!

やはり国道16号線など車が多いと、周囲の迷惑を考えるとエコエコ言っておられず高加減速はやむを得ず。それでも目標の25.0km/ℓを大幅に超え、夢の30.0km/ℓ台に突入。愛車プリウス君もやればできるんです!
愛車プリウスはガソリンが45ℓ入るので、この値で走り続ければ、満タンにした後なんと1,363kmも走る計算になります。この距離、東京からひたすら西に向かうと、九州に上陸し、鹿児島県との県境にある熊本県水俣市まで行けることになります。

恐るべし愛車プリウス!
この車なら、今の燃油価格高騰にも負けず、闘っていけそうです。