名古屋大学や国立がん研究センターの研究チームが、ヒトの尿からガンを見つける技術を新たに発見したと発表した。
発表したのは、名古屋大学大学院工学研究科の馬場教授らの研究チーム。
馬場教授らは、様々な病気の兆候を示す「マイクロRNA」と呼ばれる物質に着目。今までヒトの尿に含まれる「マイクロRNA」は、約300種類を検出するのが限界だったが、ナノワイヤと呼ばれる非常に小さい物質を用いた器具を使い、1ミリリットルの尿から1000種類以上の「マイクロRNA」を検出。
この技術を使ってガン患者の尿を調べたところ、特定のマイクロRNAの増減が確認されたということだ。
研究チームは今後、尿を使ったガン診断が期待できると話している。
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