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退役軍人団体 原爆被害の強調懸念 「米捕虜犠牲への配慮を」

2016年04月27日 | 外国

オバマ米大統領が広島を訪問する見通しになっていることについて、太平洋戦争中のフィリピンで起きた「バターン死の行進」の米兵捕虜らでつくる退役軍人団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」のジャン・トンプソン会長は「米兵や捕虜のことを忘れてはならない」と述べ、米側の犠牲に配慮したバランスが必要だとの見解を示した。

4月25日までに共同通信の取材に応じた。

原爆被害の悲惨さが広島訪問で強調され、日本の軍国主義や捕虜への不当な対応が軽視されると懸念。

ケリー国務長官が今月の広島訪問で捕虜らに一言及しなかったことには「落胆した」と語った。

米国では主要紙がオバマ氏訪問を促す一方、原爆投下が戦争終結を早めたとする正当化論が主流だ。

1995年に首都ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館で予定された原爆展が退役軍人団体の反対で中止に追い込まれたこともある。

会長は「オバマ氏が『核なき世界』という未来を目指すのは分かるが、過去なくして未来はない」と述べ、旧日本軍の捕虜になった米兵らが船で運ばれた北九州・門司訪問なども求めた。

トルーマン大統領による原爆投下の決断は「正当化できる」とし、オバマ氏は広島で「謝罪すべきでない」と語った。゛

バターン死の行進では投降した米兵が収容所まで連行される際、日本側の虐待などで多数が死亡したとされる。

1942年4月に起き、ケリー氏も同じ月に広島を訪問した。

「従軍経験のある長官が記念すべき時期に訪問し、何もしなかった」と批判した。

会長は2012年に92歳で死去した米兵ロバート・トンプソン氏の娘。


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