ゴールデンウイーク前半の4月29日に、日本三景の松島”ホテル一の坊”で孫の初節句の食事会が行われた。
会場に着く前に、東日本大震災で大津波被害をうけた東松島の被害地を訪れた。
大震災以降は東京に避難した以外は県外はもちろん、県内も車で出かけたことがなく、津波の被害を実際に目にしたことがなかったので、一度目に留めておきたく、婿に連れて行ってもらった。
海岸沿いを車で走ると、ほとんどの家が流されたそうで、一面がさら地のままになっている。
多くの住人が被害に合い、いまだに花が手向けられていた。ところどころ残っている家屋も、破損されたまま放置されている状態だ。
松島に戻り、婿の両親ともども日本三景の松島湾が眺められる“西行戻しの松公園”に案内された。
ちょうど昨日は好天に恵まれ、満開の桜と大震災の大津波にも耐えた松島湾を見ることができて、最高のタイミングで訪れることができた。二度とこのようなチャンスはやって来ないだろう。観光船も観光客を乗せて再開させていた。
その日は、私たち夫婦だけこのホテルに宿泊させてもらい、目の前に松島湾を眺められる露天風呂に入り、ゆっくりとくつろがせてもらった。