原生林を縫って小川が流れ、そのせせらぎに沿うようにして遊歩道が続いている。手入れがされているのか砂利が道にひかれ、私のような足が不自由なものでも十分に歩くことができる。昨日の雨で濡れた落ち葉が黄色と赤茶のじゅうたんのように砂利の上を敷き詰められているようだ。駐車場から杖を片手に私の足で12~3分も歩くと、立派な社務所の奥に、高さ10m、幅20mの堂々とした「雄滝」が目に入った。黒々とした大岩の上を水が滑り落ちて、近づくにつれ、その大きさに感嘆する。水量はそれほど多くもなく、水の向こう側が透けて見える。黒い硬質の岩肌とシ白絹のような繊細な流れの対比がとてもきれいだ。大型カメラをもった写真愛好家数名が滝の写真を長い時間をかけて撮っていた。
そして、ここにはもう一つ 「雌滝」も隣にあり、一枚岩を静かに流れ落ちていた。家から車で一時間足らずにこんな素晴らしい滝があるとはまったく知らなかった。ここは猪苗代町 中ノ沢温泉「達沢の不動滝」だ。
そして、ここにはもう一つ 「雌滝」も隣にあり、一枚岩を静かに流れ落ちていた。家から車で一時間足らずにこんな素晴らしい滝があるとはまったく知らなかった。ここは猪苗代町 中ノ沢温泉「達沢の不動滝」だ。
堂々とした雄滝 | 静かに流れ落ちる雌滝 |