“kouchan ”の Web Diary 

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「四大浮世絵師展」を見て・・・

2006-05-10 19:50:55 | 出来事
今日、「くわの」のお世話で、郡山市民文化センター展示室で開かれている「四大浮世絵師展」を見る機会があった。江戸時代の浮世絵師の中で、四大浮世絵師として知られる東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重の作品などだ。貴重で今なお豊かな表現力と色鮮やかな色彩で多くの人々を魅了してやまない浮世絵、それは江戸のすべてを題材として、当時流行した風俗、人気の役者・評判の美人、名高い名所風景などが描写されたもので、江戸時代には、版画という大量制作が可能な技法によって身近な芸術となり、江戸時代の庶民の間に親しまれただけでなく、その芸術性の高さは早くから国際的にも評価され、斬新な構図や色彩そして的確で簡潔な描写はゴッホなど印象派の画家たちに影響を与えたほどだ。作品は東洲斎写楽が役者や力士など20点、喜多川歌麿は「大首絵」など22点、葛飾北斎は「富岳三十六景」「北斎漫画」など62点、そして歌川広重は「東海道五拾三次」など48点、その他肉筆浮世絵10点と参考出品10点の総数172点だった。
これらの作品を見て、この四大浮世絵師の作品が、いかに多くの日本の記念切手になっているかを調べてみた。すると東洲斎写楽が2種発行 (市川えび蔵1956年発行・都伝内1969)、喜多川歌麿が4種(ビードロを吹く娘1955・文よむ女1969・台所美人1983・大谷鬼次1984)、葛飾北斎が8種(赤富士1960・神奈川沖浪裏1963・保ヶ谷1964・三坂水面1965・関谷の里1966・甲州かじか沢196・7不二見原1968・甲州三島越1969)、歌川(安藤)広重11種(月に雁1949・京都1958・桑名1959・蒲原1960・箱根1961・日本橋1962・駅逓寮1970・程ヶ谷1970・永代橋の真景1972・鉄道開業の図1972・横浜波止場と異人館1972)の25種発行といった具合だった。
私は、この4人の中で、名所風景などの「東海道五拾三次」を描写した安藤広重が最も好きだ。(写真の切手は葛飾北斎の有名な1963年発行の神奈川沖浪裏)
今日は、「くわの」のお蔭で、目の保養をさせていただいた。

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