華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

センチメンタルジャーニー

2012年06月04日 20時58分58秒 | Weblog
Dママの応援によりだいぶ進んだ荷造り。今日もゴソゴソと片づけ。しかし気が付いたらだいぶ終わりに近かった。タンスも棚もほぼ空。残っているのはキッチンとバスルーム。しかしこれらは明日も、そして帰国した後も使うので箱に詰めてしまうわけにはいかないものばかり。使用後すぐに詰められる状態にして、あとは簡単に掃除をしたらなんとかなりそうなところまできた。

というわけでそれなりに用事もあったので、現実逃避も兼ねて、Dと街へ出かけた。
昨日までの悪天候とは打って変わって快晴のBrisbane。少し風があったけど、歩き回るにはよい気候。「これでBrisbaneの繁華街も見納めかもねぇ」なんてセンチメンタルな会話を交わしながらテクテク。「最後やしやっちゃう?」ということでおのぼりさん。

一応街一番の繁華街・クイーンズストリートモールを背景に一枚。私、よく韓国人に間違われるけど、この写真を見て何となく納得。

ちょうどお昼時だったのでフードコートで軽く腹ごしらえをしてから用事へ。そのうちのひとつがDママに会って、空気ベッドを受け取ること。
荷物は宅配で送ることになっている。だいたい搬送に2~3日かかり、引っ越したところでベッドがなく、しばらくの間このベッドで寝る予定。布団は車に積んでいく。今の部屋は家具つきで貸し出すため、Dとは家具は引っ越してから中古品でも買おうと話しており、ベッドも置いていくつもりだった。ところが家具屋勤務経験ありのDママから「タンスとベッドはいいモノやから持って行きなさい!」と鶴の一声。運搬の方が安くつくこともわかって、貧乏な私たちは多少の不便を経験してもDママの意見に従ったほうが良いと判断。空気ベッドで寝る生活を選んだ。Dママ宅に初めて泊まったときにこのベッドで寝たけど、正直なところ寝心地あまりよくない。仕事に影響を出さないためにもしっかり眠りたいところやけど背に腹は変えられぬ。

その後もちょっとした用事をササッと片付けてコーヒーを飲みに行くことに。このときもまたBrisbane最後のコーヒーかも!?とセンチメンタルモードに強引にスイッチを入れ、初めて2人で会った時に行った喫茶店へ。
今でもたまに笑い話として話すんだけど、当日私はかかとにひどい“マメ”があった。その“マメ”はこの数日前にあったバイトの面接に行くため履き慣れないヒールを履いたせいでできたもの。この日は一応デートだったので、絆創膏をしっかり貼って同じヒールを履いていた。が、歩いている間に絆創膏がはがれてしまい、カフェにたどり着く頃に靴から絆創膏がはみ出ているというきわめてブサイクな状態に。なので会ったばかりのDに正直に事情を話し、絆創膏を取り除いた。席を立つときに私はその絆創膏をお店の人に捨ててもらうつもりで、Dから見えないようにサッとお皿の下に隠した。足に貼ってあった絆創膏を机に置くことに抵抗はあったんだけど、このときは“恥のかき捨て”。しかし私の一連の行動はしっかりとDに見られており、Dも「ゲッ」と思ったそうだ。後日、再会したときにこの話になって「実はボク、引いてた」と告白され、以降私たちの間では笑い話となっている。今日もまた同じ話になって「アレはアカンかったね~」と笑いあっていた。いやいや、懐かしい。
ちなみに私のDの第一印象は「好みの顔ではない」。その顔の持ち主と結婚して、その結果自分の好みがどんなだったかもわからんようになってるんやから人の縁とは面白い。お茶を飲んでいる間、上記の話しをした後は携帯電話で二次元の世界に行ったDと疲れて無口なままボーっと座っている私。まだ新婚のはずなのに、会話をし尽くした老夫婦みたいな感じ。初めて出会った日自体もそう遠い昔ではないのに、私たちの“チャーミーグリーン時代”はもう終わっているらしい。


さて。明日は予行演習で車に荷物を積んでみる。全部載りきるといいなぁ。
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