天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

ふんどしを締めろ朝乃山

2024-03-13 07:26:16 | 大相撲



〇輝ノ富士(寄り切り)朝乃山●
大相撲春場所3日目、輝ノ富士は対戦前からホッとしていたのではないか。朝乃山は大関時代から輝ノ富士には全く歯が立たず勝ったことがない。双方が右四つ、寄りという同じタイプで組み合うことが多くそうなれば横綱の方が勝る。朝乃山に諸差しの技術があるなら有利に組み合えるがそれもない。ということで6戦全敗なのである。
きのうも組み合った。双方上手が取れなかったが最後、横綱が上手を引いて寄り切った。このとき朝乃山のまわしが解けて見苦しく、よもや「不浄負け(ふじょうまけ)」が出来するのでは、と危惧した。横綱はまわしが解けないように気づかうように静かに決めた。

以下Wikipediaより*****************************************
不浄負け(ふじょうまけ)とは、相撲の取組中に廻しの前袋が外れて陰部が露出することであり、露出した側の力士が即座に反則負けとなる。
相撲の勝敗を決定する要素の一つではあるが、「不浄負け」は通称であり、現在大相撲で82手が定められている決まり手には含まれず、また勇み足や腰砕けのような5種の勝負結果(非技)の中にもない。

不浄負けとなった朝ノ霧
2000年5月場所7日目、千代白鵬との対戦で組み合いの最中に朝ノ霧の廻し(前褌の部分)が急にゆるみ、行司の待ったも間に合わずに陰部が露わになった。このことにより鳴戸審判長(元横綱隆の里)から物言いがついた後「東方力士の前袋が落ちたので西方力士の勝ちとします」と場内に説明。朝ノ霧は勝負規定第16条に基づき反則負け(不浄負け)となった。
これは、1917年5月場所3日目の十両男嶌と幕下友ノ山との対戦で男嶌が喫して以来、83年ぶりの珍事であった。


「諸差し」に引っかけた「モロ出し」なる見出しが光る。

この取組は翌日の日刊スポーツにおいて一面トップに掲載され、ロイター通信によって世界にも打電された。また、『相撲で最もまれな負け方』としてギネスブックにも掲載された。
当事者である朝ノ霧は原因について「一時的に身体が痩せた際に廻しが余り過ぎたため短く切ったが、身体が元に戻って今度は足りなくなってしまった」と述べていた。尚、この取組の後、新しい廻し(7メートル5600円)を購入し、古い廻しは後年、好角家の漫画家・やくみつるに譲渡された。
*****************************************
不浄負けはめったに起こらない。それを見たくもない。見せたくないものが露出されるという点でプロレスにおいてマスクマンがそれを剝がされるということがあり、大相撲のまわしが外れるのに似た屈辱となっている。
このときマスクを剥がされたレスラーは付き人の差し出すタオルに顔を包んで控室へ逃げ帰る。朝ノ霧の露出の後の顛末を小生は知らない。残念である。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする