天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

ころころと大関こける春疾風

2024-03-12 06:26:31 | 大相撲
「荒れる春場所」とはよく言ったもので今年もそれから免れないようである。おととい、きのうと2日消化し、大関・横綱で2連勝した力士がいない。
  照ノ富士1勝1敗
  霧島  0勝2敗
  貴景勝 1勝1敗
  豊昇龍 1勝1敗
  琴ノ若 1勝1敗
横綱・大関合わせて10戦して4勝6敗である。2敗の霧島にもはや優勝はないだろう。



●霧島(寄り切り)熱海富士〇
前日、阿炎に引き落としで負けたのが効いているのか霧島に前へ出る意欲が乏しかった。赤のまわし(熱海富士)より黒のまわし(霧島)の方が低く、前へ出るべきだったのに、投げで崩そうとして熱海富士に残す機会を与えた。相手が重いので投げで降って横から攻めようとして逆に食いつかれた。熱海富士は四つ相撲が巧い。1歩2歩寄ってからの投げなら効いていただろうが、寄ることを怠って相手にいい態勢をつくられて負けた。なさけない。





●貴景勝(上手投げ)阿炎〇
立ち会い、阿炎に突っ張りで攻め込まれたのが敗因のすべて。押されてから逆襲したが阿炎との間にできた空間を阿炎が利用した。懐の深い阿炎にとって貴景勝は「飛んで火に入る夏の虫」という感じで出足を利用されてこけた。
相撲はとにかく前へ出ることであると大関の敗戦は教えてくれる。

さあ、どうなるのか。照ノ富士がきのう勝ったので調子を取り戻せば優勝の一番手だとは思う。けれどわからない。おもしろい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする