天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

3月25日KBJ句会

2024-03-02 19:18:21 | 俳句



3月というと「いきいきと三月生まる雲の奥 飯田龍太」をすぐ思いますが龍太のいたむかしの甲斐は空気のよいところでこの清新さを納得します。しかし現在の東京3月は黄沙が降る、杉花粉が飛ぶでかなり埃っぽい印象で「花時のいつも得体の知れぬ雲 桂信子」にむしろ親近感を覚えます。桜が群れ咲くことを「花の雲」と呼ぶように雲のイメージは前の月より濃いといえるでしょう。茫洋とした霞、雲のカオスを身近に感じる季節です。さあ、カオスから言葉を導きだしましょう。俳句をしましょう。興味ある方はふるってご参加を。初心者も歓迎します。


【日時】3月25日(月)13:30~16:00

【会場】多喜窪公会堂
           西国分寺南口を出て450m

      

【参加費】1000円

【出句数】1~8句(以下の兼題を含む当季雑詠)
         あらかじめ短冊に書いてくることを期待します

【兼題】人名を読む
  例句
  能衣裳暗きに掛かる虚子忌かな 小川軽舟
  口笛ひゆうとゴツホ死にたるは夏か 藤田湘子
  キリストの鬚生やしたり毛蟹売り 寺田京子
  家康公逃げ廻りたる冬田打つ 富安風生
  このあたり太閤びいき畦を焼く 山本洋子
  向日葵や信長の首斬り落とす 角川春樹
  モナリザに仮死いつまでも黄金虫 西東三鬼
  ブラームス好きかと問はる涼み台 大木あまり
  匂いなくケネディという白き薔薇 広瀬敦子
  今日もまた負けてうの花若乃花 坪内稔典
  花づかれ美空ひばりをかけてゐる 渡部伸一郎
  露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す 西東三鬼

【指導】天地わたる(鷹同人)
   全句講評いたします。

【参加を希望する方】
句会へ参加したい方は、ブログへ書き込みをするか、youyouhiker@jcom.home.ne.jpへ一報を。もう一人参加できる余裕があります。
余裕のある方は句会後「ポポラマーマ」で喫茶しましょう。

コメント
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