大相撲の野球賭博問題をめぐり、ＮＨＫは名古屋場所の生中継を
取りやめると発表した。一連の騒動を考えると止むを得ない決断と思う。
ＮＨＫに寄せられた視聴者の意見は68％が中継に反対、賛成は13％とか。
相撲ファンの私も名古屋場所の生放送中止は、致し方ないと思っている。
ある意味、相撲界の浄化のためには「お咎めなし」では、いけないだろう。
ただ私が憂うのは、毎場所の中継を楽しみにしている高齢者たちのこと。
娯楽が少ない老人ホームでは、大相撲星取り大会を楽しむ高齢者が多い。
今場所の優勝力士を予想し、明日の取り組みの勝敗を予想する星取り大会。
放送時間は、夕食のため食堂へ移動する時間だったが「メシを食ってる場合か
」、予想用紙の半券を握ってテレビの前を離れず、真剣そのもの。
予想が当たれば笑顔で
、外れたら不機嫌に
、少し遅れて食事に来られた。予想した力士が優勝した時など、この上ない上機嫌な表情
で、ワーカーたちに駄菓子を大盤振る舞いしてくれたものだった。
今回は取り組み終了後の午後６時過ぎに、ダイジェスト番組を放送するようだが、
それでは矢張り、迫力不足は否めないでしょうよねぇ。
