kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ロシア旅行の思い出

2021年01月31日 | 日記

                               

此のところロシア各地で、勾留中の野党指導者の釈放を求めるデモが行われているとのニュース。

数万人が警察の厳重な警備を無視して集結し、公然とプーチン大統領に抗議して

モスクワやサンクトペテルブルクなどで2500人以上が拘束されたとか‥

2015年の夏にロシアを旅行しましたが、想像と違って多くの人々が

日本からの観光客を警戒することなく、率直に接してくれることに驚きました。

平気でプーチン体制を批判し、様々な社会格差や弊害への不満を口にする様子に

外国人観光客に、そんなことまで話していいのぉ‥と。

その少し前にモスクワで起きた、反体制派活動家が暗殺された事件についても

隠すことなく話していましたし、またプーチン大統領の動静については

外国からのニュースで知ることが多いと言っていました。

旅行前には、もう少し「言論統制」的な雰囲気があるのかと思っていたので意外な感じでした。

小さな骨董品店の主人が、日露戦争当時の古い雑誌切り抜きを見せてくれたり‥

運河で魚釣りをしていた男性が、日本製のリールを自慢げに話したり‥

楽しい思い出がいっぱいのロシア旅行でした。

現代の若者たちが自由や権利を求めるのは当然ですし

彼等の声を押さえ付けるばかりでは国の未来は危ういでしょう。

かつて繰り返されてきた流血の悲劇を再び起こすことなく

平和的な解決がなされるよう願っています。

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TVで楽しむトレッキング (^_-)-☆

2021年01月30日 | 日記

                     

間違っても自分でやってみたいとは思わないけれど、TVで観るトレッキング番組は大好き

今日はイタリア側のモンブラン山麓を歩く、NHKの『ビューティフル・モンブラン』を楽しみました。

フランス・イタリアの国境に位置する西ヨーロッパの最高峰モンブラン4810.9m。

以前にモンブラン山麓を一周する『モンブラン・トレイルランニング』を観て

169kmを疾走する多くの人々の情熱に感嘆しました。

今回のトレッキング番組では、イタリア側から見た険しいモンブラン山容が良く分かり

かつて観たフランス側との違いように、モンブランの大きさを改めて認識したところです。

            

フランスのシャモニーからゴンドラに乗って、モンブランのエギーユ・デュ・ミディ北峰駅に着いたのは

2011年9月5日のことでした。あいにくの吹雪模様で、ガイドが「あれが4810mの山頂です」と指さしても

さすがモン(山)ブラン(白)、暴風雪で何も見えませんでした。

台湾から来ていたツアー客は、帰りはイタリア側へ向かうと話していたけれど

我らJTBご一行はシャモニーに降りてレストランへ。

冷え切った体に優しいタルティフレット(ベーコンとポテトのグラタン)が美味でしたぁ~

   

トレッキング経験は、札幌近郊の暑寒別岳湿原地帯を歩いただけですが

幾ら誘われても2度目はNoThanksというお粗末ぶり‥。

以来、山岳方面は避けて街中ウォーキングに徹しておりま~す

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『麒麟が来る』最終回 近し

2021年01月29日 | 日記

                    

 NHK大河ドラマ第59作『麒麟が来る』も、残すところ2回となりました。

思えば最初からトラブル続きで、放送スタートが遅れた上に途中でコロナのため撮影が中断し

偶然にも、悲劇の武将と呼ばれる明智光秀に似つかわしい歴史ドラマになったかも‥

これまでも大河ドラマに明智光秀が取り上げられたことはあったけれど

いつも型どおりの描かれ方で、些か物足りなく感じていました。

主従関係にあった織田信長を奇襲して自刃させたり、その僅か10日後に敗死したりと

いくら戦国の世とはいえ、かなりドラマチックな生涯を送った光秀ですが

今回のドラマでは、その曲折した人物像を丁寧に描いていたので

現代にも通じる趣き深い人間ドラマになっていたと思います。

難を言えば、鮮やかすぎる色彩や架空人物の活躍ぶり、またイメージと違う配役などに‥でしたが

長谷川博己が演じた明智十兵衛光秀は適役でしたね。

最終回は2月7日、どのようなエンディングになるのか、楽しみです

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あれから1年, もう1年❓ まだ1年❓

2021年01月28日 | 日記

 

北海道で初めて新型コロナウイルスによる感染者が確認されてから、今日で1年を迎えました。

中国・武漢市から観光客として来道していた女性が、その第1号でした。 

2月中旬には札幌市内で感染者が見つかり、その後は式or算式に増え続けて

今日までに全道で延べ17.000人超が感染し、585人の方が亡くなりました。

感染者は日本全体で約37万人、世界では1億人を突破しているとか‥

まさか1年前にはこんな大層なことになるとは、想像もしていませんでしたよね。

新たに変異株も幾つか見つかり、収束には程遠いというのが現実でしょうか‥

ワクチン接種も何時のことやら、甚だ心許ない話ですが

まぁ焦らず&油断せず&悲観せず、粛々と守るべきことを守って日々を過ごすとしましょう。

だって今のところ、それっきゃ無いっしょ‥

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安野光雅の絵本『風景と出会い』

2021年01月27日 | 日記

                          

優しく抒情的な水彩画で多くの人々を魅了した、安野光雅さんの絵本『風景と出会い』

ヨーロッパを中心に、カナダや中国などを描いた40枚のスケッチが楽しい絵本です。

かつて旅したイタリアやポルトガル、スペイン、クロアチア、ロシアなどの風景画もあり

その当時の懐かしい思い出が鮮やかに甦りました。

                                       

                   ポルトの町並み‥ポルトガル      ドブロブニクの港‥クロアチア

             

       コルチナダンペッツォの山‥イタリア    サラゴザへの道‥スペイン      ケベックの旧市街‥カナダ

                   

安野画伯の絵は、いわゆる観光名所ではない普通の暮らしが営まれている場所や風景が多く

添えられた解説文も、人柄が偲ばれる何気ないエッセイでした。

ロシア・サンクトペテルブルクでも、賑わう街を離れて晩秋の郊外を描いています。

田舎には世界中どこでも心の休まる風景があるものです‥と。

機会がありましたら是非一度、手に取って頂きたい珠玉の一冊です。

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『青 春 の 詩』サミュエル・ウルマン

2021年01月26日 | 日記

   青  春  の  詩ー    

 青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心

こういう様相を青春と言うのだ。

 

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚の皺を増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こういうものこそ

恰も長年月の如く人を老いさせ、

精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

 

年は70であろうと16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く驚異への愛慕心、空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽迎、

事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

 

人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。 

人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。

    希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。      

 

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、

そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば

その時にこそ人は全くに老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。

            ‥詩:サミュエル・ウルマン‥

       ‥訳:岡田 義夫‥

   

 

 

 

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介護百人一首に想う

2021年01月25日 | 日記

     

2016年から放送されてきたNHK『介護百人一首』が終了するとか‥

介護する人・される人が、その折り折りの心情を詠んだ短歌を

時に楽しく時に切なく共感しつつ読ませて頂きました。

老いることの悲しさ苦しさ情けなさ、また人の優しさ温かさを

5・7・5・7・7の言葉に紡ぐ人々に、心打たれます。

最終年の100編に選ばれた中からKimitsukuが好きなベスト3

          

遅番の 介護を終えて 空見れば 上弦の月 屋根にかたむく

「ひとつだけ 食べてみたい」という母に 医者に内緒の 梅干しひとつ

眼や耳歯 すべて衰え 役立たず 残る口先 鋭く冴えり

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T家の姉弟たち

2021年01月24日 | 日記


             

 Y県に住む義姉の訃報が知らされました。89年の生涯でした。

早くに母を亡くした弟3人妹1人の長姉として、子供のころから弟妹の面倒をみた

しっかり者だったと聞いていました。

明治時代の末に温暖な四国から道東の開拓地に入植したT家は

馴れない土地で苦労を重ねながら、親族・家族で力を合わせて次第に地域に馴染み

現在は長弟の息子が4代目として、立派に酪農業を経営していることを喜んでいました。

写真は、10年ほど前に行われた法要の際に写したもので、前列中央が義姉です。

ボンヤリ者の弟嫁を、いつも優しく励ましてくれる「人生の先輩」でした。

現在の状況では葬儀に参列することが叶わず

遥か札幌から遥拝にて失礼することとなりましたが、いつの日かY県を訪ねて

「お義姉さん 長い間 有難うございました。またお逢いしましょうね」と

感謝を伝えたく思っております。

‥合 掌‥

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倉本 聰 × 是枝裕和 “あのとき”から

2021年01月23日 | 日記

                 

           ≪HBC創立70周年記念 倉本聰×是枝裕和 特別対談 “あのとき”から~北の大地とドラマと≫

今年創立70周年を迎える北海道放送HBCが実現した、北海道在住の脚本家・倉本聰と

世界的にも高く評価される映画監督・是枝裕和の対談番組を興味深く視聴しました。

まだ少年だった是枝さんがTVで観た倉本ドラマに魅了されて

表現者の道を志したという逸話や、倉本脚本の微妙な言葉‣セリフについての確認

また父母への想いを語る中で共感する、お二人ならではの遣り取りが面白い

上質で静謐な対談番組でした。

ず~っと以前に倉本さんの講演でお聞きした、亡き母へ対する複雑な想いに再び触れて

息子が母親に持つ感情の深さ重さに、心を揺さぶられたりして‥。

人々の感情の機微を表現する映画やドラマは、このような繊細な表現者によって作られてきたことに

改めて気づかされたことでした。

道民に広く親しまれているHBC放送局、これからも素敵な番組を期待しております。

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仕事始め

2021年01月22日 | 日記

   2021年が明けて早や22日目、今日が介護認定審査会の仕事始めでした。

本来は8日に第1回目が予定されていましたが、審査件数が少ないため中止になっていたのです。

今日の件数は45件、矢張りコロナ禍で対面調査が進んでいないのでしょう。

介護認定は、認定調査員が申請者を訪問して心身状態などについて

本人や家族から聞き取ったチェックリストをコンピューターで一次判定し

更に主治医の意見書を参照して、医療・保健・福祉の専門職で構成する審査会で

討議して最終判定を出します。それにより利用できる介護サービスや

保険給付限度額、認定有効期間などが決定します。

機械的なチェックに終わらせず、血の通った人間の眼で確認し

一次判定を変更する事例は少なくありません。

今日の審査会でも、一次判定を重度に変更した例が1件ありました。

一次判定では「非該当」と出た居宅でガン闘病中の60代女性ですが

自宅に手摺り設置や段差解消などの住宅改修を希望しています。

現状では起居動作も心身状況も悪くないので「非該当」と出たのでしょうが

審査委員で討議し、少しでも長く自宅で暮らせるようにと「要支援1」に変更しました。

介護するご主人共々、強い心で病気に立ち向かってくれるよう願っています。

コメント (4)
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