ごっとさんのブログ

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パリバオープン 西岡大健闘

2017-03-17 11:02:01 | テニス
現在開催されているパリバオープンテニス(ATP1000)で日本人選手が3人も3回戦進出したことを書きました。

第4シードの錦織は当然ですが、21歳の西岡と女子では19歳の大坂が勝ってきました。大坂の3回戦は第9シードのアメリカのキーズとなりました。この選手はウイリアムズ姉妹に続く若手として、私も2年前ぐらいから注目している選手で、安定した成績を残しここまで上がってきました。

女子はテレビ中継がありませんので、PC動画で見ていましたが、大坂は女子最速となるサーブや強いフォアハンドを持っていますが、まだまだミスが多く安定したショットになっていません。やはりこのクラスの選手ですと、まだ打ち負けるというより自滅してしまい6-1,6-4で敗けてしまいました。しかし大阪はまだまだ伸び代の多い選手ですので、今後の活躍に期待しています。

さて期待の錦織ですが、第一試合に組まれることが多く、日本では午前3時となってしまいます。NHK-BSで中継していますので、録画して見るつもりでしたがかみさんがライブで見ると頑張っていましたので、私も起きだして観戦後また寝るという不規則な生活になってしまいました。

3回戦はイギリスの41位の選手でしたが、最初から順調な出足で危なげなく、6-3.6-4で勝ち上がりました。昨日の4回戦はアメリカのヤングという、錦織と同年でジュニアのころから一緒で、過去4戦全勝という相手でした。第1セットは6-2と簡単にとりましたが、どうも2セットになると若干気が緩むのか、もたつきましたが6-4でとり順当に準々決勝進出を決めました。

さて西岡の3回戦は13シードのベルディヒとの対戦となりました。この選手はビッグフォーと同年代という不運があり、4位まで浮上したこともあるもののあまり目立たない存在ですが、安定した試合をすることで有名です。

この試合は1-6で簡単に1セットを取られ、2セットも2-5とリードされここまでかとあきらめていました。ところがここから西岡の粘りが出て、3ゲームを連取し、タイブレークまでもつれたのです。これを何とか西岡が取りファイナルセットまで行きました。

ここでまさかの西岡がリードしたのです。彼のテニスは早いサーブや鋭いショットはほとんどなく、よく動いて拾うというイメージしかなかったのですが、この大会ではショットが非常深く、うまく相手のミスを誘っていました。この辺りは錦織よりも安定しているのかもしれません。このリードを最後まで保ち6-4と大逆転勝利を納めました。

昨日の4回戦は世界3位の強豪ワウリンカ戦でした。この相手でも確実に返すというテニスでミスを誘い、何と1セットを6-3で取ったのです。さすがに2セットはワウリンカも丁寧なテニスになり、3-6で取られてしまいました。

ところがファイナルセットは第1ゲームで西岡がブレークしリードしたのです。何度も追いつかれそうになったのですが、何とかこれをしのぎ終盤の5-4で西岡のサービスゲームとなり、これをキープできれば大金星です。

しかしワウリンカは慎重なテニスでこれを破り5-5となってしまいました。ところが次を西岡が取り2度目のサービスゲームとなりました。しかしここでも熟練の技がひかり6-6のタイブレークとなりました。ここで西岡の力がつき膝の痛みも出てきたようで、これを取りきる余力は残っていなかったようです。

大健闘の西岡を称え、次回に期待ができそうです。