全米オープン途中経過

前回全米オープンの注目選手などについて書きましたが、3回戦が半分終わり大部分の結果が出てきました。

それでも錦織がいるからいろいろ興味を持って観戦できるのですが、今回は第6シードですので、順調にいけば4回戦までは上位選手とは当たりませんので、何とかこのベスト8まで残ってほしいものです。

ほかの日本人選手としては男子では西岡が出場しましたが、初戦が23シードのビッグサーバーと当りました。西岡は１７０ｃｍしかなく、相手は２０３ｃｍの長身ですので、いわば高さにやられた感じでした。それでも2セット目は5-7と頑張ったのですが、結局は0-3のストレート負けになってしまいました。

女子では初めてのシードが付いた土居に期待していたのですが、ランキング102位の選手にあまり良いところなくストレート負けを喫しました。初出場の日比野はさすがにこの舞台では実力が発揮できず初戦敗退でした。

この中で頑張ったのがやはり初出場の大阪なおみでした。まだ18歳とこれからなのですが、初戦で28シードの選手と対戦しましたが、まだ粗削りなところはあるものの、雰囲気にのまれることもなくフルセットの末勝利を納めました。大阪は180ｃｍの長身で、200キロを超えるサーブも持っています。こういったところをうまく伸ばせば将来が期待できる若手といえます。

2回戦は同じくらいのランキングでしたので、期待して見ていましたが、2セット目がタイブレークまで行きましたがこれを見ごとに取りストレート勝を納めました。3回戦はアメリカのキーズという第8シードの選手で、彼女は女王セレナウイリアムスの後継者と目され、現在売り出し中で良い成績を収めています。

さすがの大阪もこの相手には通じそうもないと思っていましたが、最初のセットは5-7で取られたものの、つぎは6-4で取り返し、ファイナルセットも非常に接戦でタイブレークまでもつれこみました。さすがにこれを取ることはできませんでしたが、あと一歩のところまで追い込んだわけです。現在大阪はランキング81位ですが、これで少し上がり大会にも本戦出場という位置まで上がれば、これからの活躍が楽しみな選手です。

さて錦織ですが、1，2回戦共にかなり格下の選手でしたが、セットを落としたりして共に3-1で勝ち上がっています。そしてつい先ほど3回戦が終わりましたが、最初のセットを4-6で取られたもののそれ以後は安定したテニスを展開し、3-1で無事勝利しベスト16入りを果たしました。今大会注目選手のデルポトルは、シード選手を破りやはりベスト16に入っています。