地層処理

原子力発電所の放射性廃棄物の地層処分の
パンフレットが図書館に置いてありました。
中を一通り読んで見ました。地層処分すると
ころが見つからないようです。

原発を運転し続ければ、放射性廃棄物が必ず
出てくるものです。どこかで処分しないわけ
にはいかない。どこでもいいというわけでは
ないと思うが、どこも手を上げないでしょう。

長い目で見れば、原発なんてやめるしかない
が、ＣＯ２の問題もありすぐにやめるわけに
はいかない。原発の発電量は日本の全発電量
の３０％もある。これは、家庭用、ビル用の
冷房を全部やめるぐらいになる。

真夏の暑いときに、冷房ができないと死者が
でるでしょう。仕事もできないでしょう。
今すぐとはいわないまでも、そのうち原発停
止という事態になるかもしれない。

省エネ、太陽光発電、風力発電を駆使しても
とても無理。発電方式の急な変更は不可。
太陽光発電、風力発電はお日様まかせ、風ま
かせで、電気的には不安定です。

だからどうしても、安定した火力・原子力が
背後にいないと、停電が怖い。アメリカの大
停電が日本にも起こる可能性が十分にある。
電気は、発生と消費は同時でなければならな
い。消費が発生を上回れば、電力系統は不安
定となり、崩壊へと向かう。

原発は、将来廃止するという条件で、放射性
廃棄物を厳重管理することで、当面は継続的
に発電してゆくしか選択肢はない。

私は問題解決の方法としては、二つあると思
っている。当面の現実解、将来の理想解の２
つです。

結局、私が指摘する「バランス感覚」による
解決の方法です。原発を捨てて、太陽光とか
風力発電に切り替えるには、今しばらく時間
がかかるし、生活習慣も急には変えられない
でしょう。　　　　　　　　　真