医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

「意見割れ、ぎりぎりの結果」 裁判長が会見 岡口判事弾劾

2024-04-04 19:35:53 | 表現の自由

 「意見が分かれ、罷免の結果はぎりぎりだった」。

 岡口基一判事(58)に対する3日の弾劾裁判判決の言い渡し後、裁判長を務めた船田元衆院議員は記者会見し、罷免判決に至った経緯を振り返った。

 船田議員は「SNSという新しい手段で裁判官が発信し、遺族にダメージを与えた特殊なケースだ」とした上で、「厳しい裁判だったが、結論についてはどこに出しても問題がない」と力を込めた。

 一方、評議では一部投稿について訴追時効が過ぎているという指摘や、著しい非行には当たらないとする見解など、「問題が百出した」と明かした。意見がまとまらず、評決に委ねたという。

 主任裁判員の階猛衆院議員は「裁判官は憲法の番人で、権力の暴走を止めるための表現の自由は守らねばならない」としつつ、「SNSの中傷では自殺する人もいる。被害者を傷つけ、悪質性が高いと認定した」と述べた。 

2024年2月3日 時事通信

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