自称弁護士がひき逃げ容疑「弁護士と話せるまでは黙秘」

　２９日午前２時８分ごろ、横浜市金沢区寺前２丁目の市道交差点で、右折した乗用車が自転車で横断歩道を渡っていた大学生の男性（２８）をはねて逃げた。神奈川県警は約２０分後に約３キロ南の路上で乗用車を発見。運転していた横須賀市湘南鷹取１丁目、自称弁護士小柳茂秀容疑者（５５）を過失運転致傷と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで逮捕し、発表した。男性は右ひざを打撲する軽傷。

　金沢署によると、小柳容疑者は事故現場で男性に「大丈夫か」などと声をかけたが、男性が「警察を呼ぶ」と言うと走り去ったという。調べに対し、「弁護士と話ができるまで話さない」と黙秘しているという。

2020年3月29日10:08配信 　朝日新聞

信大に４７００万賠償命令 千葉地裁、妊婦死亡事故で

　信州大病院（長野県松本市）を受診していた妊娠中の女性＝当時（３９）＝２０１５年に肺血栓塞栓（そくせん）症で死亡したのは病院が適切な治療を受けさせなかったためとして、千葉県内に住む遺族らが信州大に約７７００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、千葉地裁は２７日、大学に約４７５７万円の支払いを命じた。

　内田博久裁判長は判決理由で、医師は死亡する５日前の診察で肺血栓塞栓症を疑っていたと指摘。その上で「検査をするか循環器内科などに検査や治療を委ねるなどの措置を怠った」と判断した。死因については別の病気も否定できないとしたが、検査をしていれば治療により死亡は回避できたと認定した。

　判決によると、女性は１５年４月１２日から呼吸困難を訴え、１６日に病院を受診。医師は検査結果から原因が断定できず、耳鼻科受診を勧めた。女性は同２１日に自宅で倒れ、死亡した。

　大学側は「受診時に肺血栓塞栓症は発症していなかった」などと主張していた。病院は「判決文を確認できていないのでコメントできない」としている。

2020年3月28日　千葉日報

信州大学医学部付属病院 （長野県松本市） 勝訴判決

　信州大学医学部付属病院（長野県松本市）で２０１５年、急性死の恐れがある肺血栓塞栓症を疑ったにも関わらず、不十分な検査で診断して他の耳鼻科を紹介したため、同疾患により妊婦だった女性＝当時（３９）、長野県＝が死亡したとして、女性の夫らが６日までに、同病院を運営する国立大学法人信州大学を相手取り、計約７７００万円の損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こした。

2017年1月7日千葉日報

本日、午後１時１０分に原告ら３人に対し損害賠償金として約計４７５７万円支払えとの判決が言い渡されました。

女子トイレにカメラ…スカート内はペン型で 盗撮繰り返した"公立病院の元診療部長"執行猶予付き有罪判決

　北海道東部の公立病院で、盗撮を繰り返した59歳の元診療部長の医師に釧路地裁帯広支部は3月27日、執行猶予がついた有罪判決を言い渡しました。

　公立芽室病院の元診療部長、野坂哲也被告（59）は2017年5月、病院の事務室で女性のスカート内をペン型カメラで撮影したほか、2019年9月に女子トイレにカメラを設置したとして道迷惑行為防止条例違反などの罪に問われています。

　3月27日の判決で、釧路地裁帯広支部の小西慶一裁判官は「犯行は巧妙で悪質。女性の心情を顧みない身勝手な動機に酌量の余地はない」と指摘。

　一方、自ら病院に申し出ているとして懲役6か月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

2020年3月27日12:00配信 　北海道文化放送UHB

実在する裁判官の名刺渡し犯行か…37歳女性への“結婚詐欺”で逮捕の裁判所事務官 余罪ある可能性も

　いわゆる「結婚詐欺」の疑いで逮捕された、名古屋簡易裁判所の事務官。実在する裁判官の名刺を渡して犯行に及んでいたとみられることが分かりました。

　名古屋簡易裁判所の事務官・星野佳彦容疑者(26)は2018年、公務員限定の婚活パーティーで知り合った女性(37)に「結婚前提に付き合おう。職場で結婚積立てがある」とウソを言うなどして現金20万円を騙し取った疑いで26日朝、送検されました。

　調べに対し、星野容疑者は「結婚積立てなど自分から言った言葉ではない」などと、容疑を一部否認しています。

　その後の捜査関係者などへの取材で、星野容疑者が実在する裁判官の名刺を女性に渡し、信用させた上で犯行に及んでいたとみられることが新たに分かりました。

　警察は、裁判所の事務官をしていた星野容疑者が裁判官をかたり、ほかの女性にも同様の犯行を繰り返していた可能性もあるとみて調べています。

2020年3月26日16:06配信 　東海テレビ