八代市の夫婦に整理を依頼された相続財産から2300万円あまりを横領したとして27日、弁護士の男が警察に逮捕された。熊本県弁護士会は取材に応じ、「極めて遺憾」と非難した。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、熊本県弁護士会に所属する平田秀規容疑者(49)。警察によると平田容疑者は去年11月、八代市に住む60代の夫婦から依頼を受けて遺産整理などを担当した際、相続財産などを管理する預り金口座から自分の口座に送金するなどして、約2370万円を横領した疑いが持たれている。
平田容疑者は当初「遺産は5000万円くらいある。12月末には渡せる」と夫婦に話していたが、ことし2月中旬以降連絡が取れなくなったという。平田容疑者は容疑を認めていて、「競馬や私事に使った」と供述しているという。
平田容疑者をめぐっては成年後見制度や相続財産管理制度を悪用した私的流用で県弁護士会と熊本家庭裁判所が告発していて、県弁護士会は被害総額が2億4000万円を超えるとしている。県弁護士会の福岡聰一郎会長は28日にKKTの取材に応じ、平田容疑者を強く非難した。
■熊本県弁護士会・福岡聰一郎会長
「市民の権利を擁護する職責を有している弁護士としてあるまじき行為で、弁護士に対する信頼を著しく損なう重大問題で極めて遺憾だと考えております。懲役の判決が確定すれば自動的に資格を失うことになるので、その前に弁護士会としての処分というのはしたいと思っています」
警察には、県弁護士会と熊本家庭裁判所の告発のほかにも十数件の被害の相談が寄せられているということで、余罪も調べる方針。
2022年7月28日 くまもと県民テレビ
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、熊本県弁護士会に所属する平田秀規容疑者(49)。警察によると平田容疑者は去年11月、八代市に住む60代の夫婦から依頼を受けて遺産整理などを担当した際、相続財産などを管理する預り金口座から自分の口座に送金するなどして、約2370万円を横領した疑いが持たれている。
平田容疑者は当初「遺産は5000万円くらいある。12月末には渡せる」と夫婦に話していたが、ことし2月中旬以降連絡が取れなくなったという。平田容疑者は容疑を認めていて、「競馬や私事に使った」と供述しているという。
平田容疑者をめぐっては成年後見制度や相続財産管理制度を悪用した私的流用で県弁護士会と熊本家庭裁判所が告発していて、県弁護士会は被害総額が2億4000万円を超えるとしている。県弁護士会の福岡聰一郎会長は28日にKKTの取材に応じ、平田容疑者を強く非難した。
■熊本県弁護士会・福岡聰一郎会長
「市民の権利を擁護する職責を有している弁護士としてあるまじき行為で、弁護士に対する信頼を著しく損なう重大問題で極めて遺憾だと考えております。懲役の判決が確定すれば自動的に資格を失うことになるので、その前に弁護士会としての処分というのはしたいと思っています」
警察には、県弁護士会と熊本家庭裁判所の告発のほかにも十数件の被害の相談が寄せられているということで、余罪も調べる方針。
2022年7月28日 くまもと県民テレビ