医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

届けなく2カ月“休診” 千葉県内3歯科医院 相談80件超、保健所指導

2018-02-28 21:22:36 | 医療界
 千葉県内で3歯科医院を運営する「医療法人社団和洸会」(古谷充朗理事長)が、保健所に届けず3医院を休診していることが27日、千葉日報社の取材で分かった。約2カ月間ほぼ診察しておらず、治療中の患者から保健所や消費生活センター、県歯科医師会に「連絡が取れない」「治療してもらえない」など少なくとも80件の相談が寄せられている。患者の中には高額な矯正治療費を前払いしたケースもあり、事実上の診療拒否に船橋市保健所は「きちんと治療するよう指導している」と強調。県歯科医師会は「前例のない事態」と対応に苦慮している。

 無届けでの休診が続いているのは、いずれも古谷理事長が院長を務める歯科医院で、「習志野台歯科」(船橋市習志野台)、「園生歯科クリニック」(千葉市稲毛区園生町)、「レイクサイド歯科」(東金市日吉台)の3医院。同法人のホームページによると、ほかに沖縄県内で1医院を運営している。

 県歯科医師会によると、今年1月12日に、習志野台歯科を訪れた複数患者から「予約したのに歯科医もスタッフも医院に来ていない」と相談電話があり発覚。

 船橋市保健所や同市消費生活センターにも同月以降、「治療途中だが予約が取れない」「矯正治療で前払いしたのに治療を受けられない」などの相談が相次いだ。

 園生歯科クリニックとレイクサイド歯科でも同様の事態が発生したとみられ、県消費生活センターや千葉市保健所、県山武保健所にも次々と問い合わせが寄せられ、相談件数は27日までに少なくとも80件を超えた。

 船橋市保健所によると、習志野台歯科では1月19日に、医院のドアに「インフルエンザによる感染防止対策のため休診する。治療再開は1月30日」と古谷院長の携帯電話番号とともに患者らに告知。同日と2月9日の開院は確認されたものの、9日以降の診療は確認されていないという。

 同保健所は1月30日と2月9日、古谷院長に「診察を行っているか」「診療日はいつか」など報告を求める通知を直接手渡し。報告がなかったため、16日に簡易書留で報告を求める「命令」を郵送した。同保健所は「想定外の事態。患者の治療が完了していないのは問題」と非難。県歯科医師会も同日「出向依頼通知」を送り、事情を聴く方針。

2018年2月28日 09:22 千葉日報

千葉県警元警部を逮捕 譲渡目的で口座詐取疑い

2018-02-27 20:59:11 | 法曹界
 譲渡目的で金融機関の口座を開設して通帳などをだまし取ったとして、千葉県警が詐欺の疑いで、県警捜査4課に所属していた元警部の男を逮捕していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は21日付。

 捜査関係者によると、元警部は40代ぐらいで、多額の借金があり、口座を売却した可能性があるという。

 逮捕容疑は昨年夏ごろ、他人に譲渡する目的で金融機関の口座を開設し、通帳やキャッシュカードをだまし取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 元警部は暴力団対策をする捜査4課に所属していたが、数年前に退職したという。金融機関が「口座が犯罪に使われた可能性がある」と県警に情報提供していた。

2018年2月27日 05:00 千葉日報

京都地検宮津支部の副検事逮捕 同僚女性宅に侵入容疑

2018-02-25 21:00:28 | 法曹界
 同僚の自宅に侵入したとして、京都地検は24日、同地検宮津支部副検事の平綱浩貴容疑者(44)=京都府宮津市=を住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 逮捕容疑は23日に計2回、同府内の地検職員の自宅の鍵を開け、室内に侵入したというもの。当日は勤務日で、昼休み中と退庁後に訪れていた。捜査関係者らによると、侵入先は面識のある女性宅という。

 同地検の恒川由理子次席検事は「誠に遺憾。深くおわび申し上げる」とコメントした。

2018年2月24日 19:15配信 朝日新聞

元弁護士、実刑確定へ 千葉県男性の財産管理人 遺産2千万円着服

2018-02-23 20:19:47 | 傍聴記
 最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は、預かっていた遺産約2千万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた元弁護士、永野貫太郎被告(75)の上告を棄却する決定をした。20日付。懲役2年6月の一、二審判決が確定する。

 一、二審判決によると、死亡した千葉県の男性の相続管理人だった被告は、2011年2月~15年11月、管理していた口座から計2166万円を着服した。

 一審千葉地裁判決は「裁判所の信頼を得て管理人に就任しており、責任は重い」と指摘し、実刑とした。二審東京高裁も支持した。今年1月、所属していた第二東京弁護士会から除名された。

2018年2月23日 千葉日報

法務局職員、弁護士への恐喝未遂容疑 東京地検が逮捕

2018-02-20 21:10:18 | 法曹界
 裁判で争う相手の代理人弁護士が資料を誤送信したことにつけ込み、弁護士から200万円を脅し取ろうとしたとして、東京地検特捜部は20日、東京法務局訟務部の上席訟務官、大輪好二(おおわこうじ)容疑者(55)=東京都小金井市=を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 発表によると、大輪容疑者は2017年12月20、21日、個人的に裁判で争っていた相手の代理人弁護士から誤って別の裁判の資料が送られてきたため、自身の知人がネットで問題化させる考えだとして、「金を払わないと止められない」「情報漏洩(ろうえい)が(世に)出る」と伝え、この弁護士から200万円を脅し取ろうとした疑いがある。

 東京法務局によると、大輪容疑者は17年秋ごろから健康上の理由で休みがちだった。秋山仁美・同局長は「事実関係を確認の上、厳正に対処する」とするコメントを出した。

2018年2月20日20時13分 朝日新聞