医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

逮捕4回…美容医師「女性患者へ性的暴行を繰り返した」呆れた動機

2022-10-17 20:43:22 | 医療界
診療時間は終わっていた。クリニックの処置室にいるのは、男性医師と20代の女性患者のみ。全身麻酔を打たれた影響で、女性に意識はない。男性は動けない女性の衣服を脱がし、性的な行為を繰り返したーー。

警視庁捜査1課は、10月13日に準強制性交と準強制わいせつの疑いで元美容外科医の竹沢章一容疑者(43)を逮捕した。自身が院長を勤めていた東京都江戸川区内の美容クリニックで、眠っていた女性患者Aさんへ性的暴行を加えたとされる。

「Aさんは昨年11月から、皮膚科の施術を受けるため竹沢容疑者のクリニックに通っていました。被害にあったのは、12月3日と11日の2回とみられています。犯行現場はともに処置室。特に11日は診療時間の終わった夜の犯行で、クリニックにはほとんど人がいなかったとか。全身麻酔を受けていたAさんは目を覚ますとフラフラの状態で帰宅したそうですが、被害にあった自覚はなかったそうです」(全国紙社会部記者)

◆意識朦朧の女性部下を自身のマンションで……

竹沢容疑者の犯行が明らかになったのは、今回が初めてではない、逮捕されたのは実に4回目。患者だけでなく、クリニックの女性スタッフも被害にあっている。

「最初に発覚した事件は、今年3月に起きました。20代の女性部下と葛飾区内のカラオケ店に行った竹沢容疑者は、彼女の飲食物に睡眠薬を混入。意識が朦朧としたところを、中央区内の自宅マンションに連れ込みわいせつな行為に及んだとされます。

さらに4月には、別の20代女性スタッフが事件に巻き込まれました。竹沢容疑者は彼女を食事に誘い、レストランで食事をします。しかし女性は離席した直後、急に記憶が途絶え意識が混濁。竹沢容疑者は前後不覚な彼女をタクシーに乗せ、自身のマンションに連れ込みます。睡眠薬を飲ませ、自宅でわいせつな行為を繰り返したんです」(同前)

竹沢容疑者は、女性に性的暴行を加えている様子をスマートフォンなどの動画に収めていた。わいせつな行為を受けた女性は10人以上。冒頭で紹介した患者Aさんへの犯行は、クリニックに残されたカルテと動画の撮影日時を照らし合わせ発覚した。

竹沢容疑者は、相当羽振りの良い生活を送っていたようだ。

「04年3月に岡山県にある川崎医科大を卒業し、クリニックを開院したのは昨年10月です。住んでいたマンションは、地上58階建て地下2階の『億ション』。ベンツやマセラティなどの高級外国車を乗りまわし、いつも香水の匂いをプンプンさせていた。身長は180cmほどで体格が良く、金髪でサイドを刈り上げていました。

SNSの名義は『竹沢アラン章一』。日本とイランの国旗を掲載し中東系のハーフを自称していましたが、真偽はわかりません。クリニックへは、アロハシャツに短パンというラフな姿で登院することもありました」(竹沢容疑者の知人)

医師としての知識を悪用し、患者や女性スタッフを陵辱し続けた竹沢容疑者。警察の調べに対し、犯行動機について次のような呆れた供述をしているという。

「当時はつき合っていた彼女と別れ、精神状態がおかしかったため犯行に及んでしまいました。女性たちに性的暴行を加えたことは間違いありません」

竹沢容疑者には、またまだ余罪があるとみられる。

2022年10月17日 FRIDAYデジタル
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