酒に酔った状態の２０代女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査１課は不同意性交の疑いで、弁護士の笹川大智容疑者（３３）＝東京都港区六本木＝と、東京都中央区役所職員の山崎俊範容疑者（３３）＝渋谷区広尾＝を逮捕した。調べに対し、笹川容疑者は黙秘し、山崎容疑者は「同意の上だった」と容疑を一部否認している。
捜査１課によると、容疑者２人と女性は初対面。犯行前日の昨年１１月１９日夕から山崎容疑者の自宅があるマンション内の共有スペースで男女計８人で「合コン」を行い、酔いつぶれた女性だけが残されて被害に遭ったとみられる。
容疑者２人は事件前、アルコール度数の高い酒を用意。ゲームに負けた参加者は酒を飲み干すなどしていたという。被害を受けた記憶のあった女性が警察署へ相談して発覚した。
逮捕容疑は昨年１１月２０日午前１時ごろから午後０時ごろにかけて、山崎容疑者の自宅マンションで、酒に酔った状態の２０代女性にわいせつな行為をしたとしている。
所属する「ＴＭＩ総合法律事務所」のホームページなどによると、笹川容疑者は慶大法学部、東大法科大学院を経て平成２８年に弁護士登録。ＴＭＩ総合法律事務所は「五大事務所」と呼ばれる大手法律事務所の一つ。
2024年4月1日 産経新聞
