かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

懐かしいアナログ時代

2014年06月16日 | Weblog
ふるさとを離れて電話をかける子に
            受話器の回りに家族が並ぶ


 


携帯電話が、その前はコードレス電話が普及する前は、固定電話でした。今は、携帯電話が便利なのですが、当時は電話がコミュニケーションツールとして主要なものでした。
 



たとえば、私自身が大学生でふるさとを離れたときに、家に電話をかけると、誰が出るかわかりません。



父、母、姉・・・しかし、そこでいろんな人が受話器に来て、入れ替わり立ち替わり話ができます。自然とそうなる流れがありました。




今日ある会話の中で、「昔は、根性あったで。」とある人の話。



「つきあっている人のところに、電話をするときに、昔は、勇気がいった。時間を決めていても誰が出るかわからないし、もし親やったら、何を話していいのやら。」



さらに違う人が。



「そうやなあ。自分が渋谷のハチ公のところで待ち合わせをしていたら、2時間待ったよ。もう帰ろうとしたら、彼女と出くわした。彼女は裏の方にいたそうで、やっぱり2時間待っていた。」
なるほど。携帯電話があれば・・・ということです。
 


その昔話に話が盛り上がりました。
 


確かに、子どもたちが学生時代、よく電話がかかってきました。もうその当時は、携帯電話が普及していたので、仕送りなどもあって回数的には母親にかかってくることが多くありました。



携帯電話が普及したら、電話に出る人がずばり決まっているので、「だれが電話に出るか。」とか気にする必要はほとんどありません。その分、黒電話時代のわくわく感、一つの電話で家族たちが受話器の交換をして話すなどの姿が消えました。



「最近、履歴に残ってないんだけどねえ。」


と時々帰省したきた子どもたちに、母親へのジェラシイーと皮肉を。聞いてはいませんが、子どもも父親母親のどちらの携帯に電話をしたらいいのか悩んだかも知れません。



気を使って時折、固定電話に電話をかけてきていました。その時は、父や母(子どもにとっては祖父や祖母)も喜んで電話を取っていました。
 



通信手段は、時代とともに大きく変化しています。その中で、人がだんだんと多くの人と話さずに済むようになってきています。実際にフェイスブックやラインなどの良さもたくさんあることは実感しています。



しかし基本的にメールよりも声で、声よりもフェイス トゥ フェイスでという気持ちは忘れないでいたいものです。人と人との結びつきを大切にすることは不易であると思います。