梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

目から鱗が!?

2018年02月10日 09時47分21秒 | Weblog
大阪の江坂は、新大阪から地下鉄の御堂筋線で北に(千里中央方面)向かって二つ目の駅です。去年の11月下旬から、私はここへほぼ週一回訪れることとなりました。足の治療の為にですが、年が明けてからもこの江坂にある療法院に通っています。

去年の最後のブログに、「私は40年前に大腿骨頚部を骨折し、それによって歩き方がぎこちなく、股関節が曲がらない状態で今日に至っています。しかし幸い他には持病も無く、一切薬も飲まずに生活ができていることに感謝しています。その私の足に突然転機が訪れました」と書いて、この話はまたあらためてお伝えしますとしました。

去年初めて訪れたその療法院で、私の怪我の経緯と症状を聞いていた院長は、「関節が曲がらないのは、梶さんがずっと動かしてこなかったからです!」と、衝撃的な言葉を耳にします。

40年前に手術をしてもらった担当医から、「梶さんはギプス固定して1年近く経過して骨が付かず、それから切開手術をしました。その1年の間股関節(骨盤と大腿骨頚部との関節)が癒着してしまって、骨は完全に付いたけれど、これ以上の曲がりは期待できないでしょう」と言われたことを、私はすっかり信じてしまったのです。

その結果、無意識に悪い左足を右足がカバーする生活習慣が、長年身に付いてしまったことになります。初めて耳にする「曲がらないのは、私が動かしてこなかったから」、それは果して本当なのでしょうか。

実はその疑いを消し去る、その療法院を私に紹介して下さった方の存在があります。とても尊敬できる方で、ご自身も肩の腱の断裂で通院されるようになった療法院を、ここの施術が私には必要ではないかと、勧めて下さいました。

“馬には乗ってみよ 人には添うてみよ”との、ことわざがあります。馬は乗ってみなければ善し悪しが分からない、人も付き合ってみなければ性質は分からないとの意味で、何事も経験することによって初めて分かるのだから、始める前から軽々しく判断するのはよくないとの戒めです。

院長から言われた「曲がらないのは、私が動かしてこなかったから」。目から鱗が落ちるという言葉は知っていましたが、その後、正にこれを実感することになります。

初診でそのようなやり取りがあり、院長からは今後週一回通院を勧められました。勿論その療法院は大阪にあります。一瞬のためらいもありましたが、私は素直に「分かりました」と答えていました。信頼できる方からの勧であり、もしかして間違った事を信じてしまった、自分への挑戦だとも受け止めました。

施術は、40年間動かしていない筋肉や腱を動かすのですから痛みは伴います。私の歩き方を院長は診て、「長年右足ばかりに頼り、左足が楽をしたものだから、左足は力なく外側に完全に開いてしまっている」と。実際、楽をした左足に比べ、過酷に使ってきた右足底は、肥大して1.5センチも長くなっているのがその証拠です。

そのような成り行きで、大阪の療法院に通うことになりました。幸い私は以前から月一回京都で、週末一泊二日の勉強会に参加していましたので、その前後は利用しています。
~次回に続く~
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